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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ、☆は★半分の意)
ちょんまげぷりん
★★★★ 母子のところに、江戸時代から侍がやってきて住み込む。
この侍、実はケーキ作りの才能があった。
荒木源の小説(マンガ説あり)「ふしぎの国の安兵衛」の映画化
映画化にちなみ原題も映画と同じに変更。
脚本・監督は「ゴールデンスランバー」の中村義洋。
侍には映画初出演・初主演の錦戸亮。
彼が実に侍らしい。
母親には、ともさかりえ。
彼女巧いね〜。こんなに巧いとは思わなかった。
なんてノンビリした映画なんだ。
でもその感じがとてもいい。
なんか心がホッコリする。
そしてなぜか何度でも観たくなる不思議な魅力にあふれている。
なぜならアッと言う間に見終わってしまうから。
もう一度アソコを!となる。
これは意外にもオススメだよ。
こういう小さい映画でもイイものはイイんだな。
フローズン
予告編じゃ面白そうだったんだけどなあ。
製作は「ソウ」のピーター・ブロック。
脚本監督はこれがデビュー作のアダム・グリーン。
夜のスキー場のリフトに取り残された三人組のサバイバル・サスペンス。
地上15m、気温マイナス20度、携帯も食料も水も無い。そして吹雪。
次にリフトが動くのは一週間後。
さあどうする?って内容。
設定だけならハラハラドキドキだが、この映画は全くハラハラしない。
演出が甘いのと、演者三人に魅力も演技力も不足してる。
それじゃあ面白くなりようがない。
アイデアだけが良かった映画。そこに★ひとつ。
93分と短い映画だが、やたらと長く感じた。
96時間
★★★★ リーアム・ニーソン主演のアクション・サスペンス。
製作・脚本はリュック・ベッソン。
離婚はしたものの、ひとり娘には目が無いオヤジ。
その娘が旅行先のパリで誘拐された。
元秘密工作員だったオヤジは単独パリに乗り込み、娘を奪還すべく動き出す。
このオヤジ・アクションが無茶苦茶カッコイイ。
それどころか、作戦の立て方も実行の仕方も工夫があってカッコイイ。
娘を守るにはこのくらい強くないといけないのか。
監督は「パリより愛をこめて」のピエール・モレル。
実はこの監督、撮影マンあがり。
「トランスポーター」「ダニー・ザ・ドッグ」「TAXI4」の撮影をしてる。
そのせいだろう、カーチェイスはもちろんのこと、画面に無駄がない。
的確に迫力ある映像を紡ぎだしてる。
このアイデアに満ちたシナリオには頭が下がるね。
やはりリュック・ベッソンはただ者じゃあない。
見応えのある一作。オススメだよ。
フェーズ6
「フェーズ6」とは、WHOの定めた最高度の感染症警戒レベルで、パンデミック(感染爆発)警告状態のこと。でもそんなの知らなくてもいい。この映画の原題は「CARRIERS(感染者たち)」だから。
世界中がなんかのウィルスによって滅ぼされそうになってる。
人々は死に絶え、わずかに生き残った人間が、安楽の地を探している。
主人公は男兄弟ふたりと女性がふたり。
この四人が車でウィルスの無い土地を探しまわっている。
さてどうなるかって話。
大変な事態なんだろうけど、この映画まるで緊張感が無い。
サスペンスの欠片も無い。
85分という短い映画なのに、とてつもなく長く感じる。
おしゃべりばかり写してないで、もっと肝心な事があるんじゃないのか?
脚本監督はこれがデビュー作となる、スペイン人アレックス&デヴィッド・パストー兄弟。
この監督兄弟に未来はあるのかねえ。
激しく退屈な映画。
ホワイトアウト
★★★★★ これ織田裕二主演の同名ボンクラ映画じゃありません。
洋画です。お間違いなきようお願いします。
同名コミックの映画化。
第一級のサスペンス映画だった。
なにより主役の保安官を演じたケイト・ベッキンセールが素晴らしい。
一発でファンになってしまった。
(パッケージの写真とは全然違うのでご注意を)
舞台は南極。その基地周辺で連続殺人が起こる。
50年前のソ連輸送機で起きた事件が関係しているらしい。
保安官が調査に乗り出すが・・・。
ハラハラドキドキでノドカラッカラ。
南極の寒さも画面にキッチリ定着されてる。
見事な撮影。編集も見事。
監督は駄作「ソードフィッシュ」のドミニク・セラ。
なんだやればできるんじゃないか。
この映画は文句無しに、手放しでオススメ!!
必見!!あ〜面白かったッ!!
ケイト・ベッキンセールのファンは未公開シーンも観た方がいいよ。
SOUL RED 松田優作
★★★★ 徹底した「役者バカ」「映画バカ」の松田優作没後20周年記念企画。
最初で最後の公式ドキュメンタリー。
彼に関わった人たちのインタビューと、彼が関わった作品の一部映像で成り立っている。
ドラマ「太陽にほえろ!」で彼が出現したときの衝撃は今でもハッキリ覚えてる。
そして常に彼は怖かった。
それだけ仕事に対して、生きることに対して真剣であったのだろう。
そんな松田優作という男を見事に浮き彫りにしている。
当時どれほどのニセ松田優作が現れたか。
それは笑っちゃうほどだった。
しかし彼が出演した映画やドラマ、CMで、完成度の高いモノは少ないと思う。
ほとんどが空回りした駄作であった。
だけど、決して忘れてはいない人物だ。今も。
40才の死というのは、あまりに早すぎたと思う。
映画好きなら、このドキュメンタリーは観て損はない。
オススメ。
ベスト・キッド(リメイク)
★★★ 84年の大ヒット映画「ベスト・キッド」のリメイク。
だがその内容は大きく変わっている。
12才の黒人少年が、母の仕事の都合で中国北京に住むことになった。
そこでイジメられる。
助けてくれた管理人の初老の男が、少年にカンフーを教えるというモノ。
少年にはウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが、初老のカンフーマスターにはジャッキー・チェンが扮している。
少年は父と共演した「幸せのかたち」に次いで二本目の出演作。
ジャッキーは、いつもの明るいキャラじゃなく、寡黙な初老の男を演じている。
このジャッキーがすごくイイ。
だが少年はもう少しどうにかならなかったのか。
それとヒロイン。彼女がブサイクすぎる。タムリン・トミタには遠く及ばない。
練習方法は面白い。いかにもカンフー的。沖縄カラテとは違う。
はたして、この少年はイジメっ子を、カンフー大会でやっつけることができるでしょうか。
それにしても長いよ、2時間20分ってのは。
オール・ザット・ジャズ
★★★★★ 当初この映画の感想文は書かないつもりでいたが、そうはいかなかった。
1979年の作品だが、日本公開は翌年だと思う。
劇場で観て驚いた。あまりに「純粋映画」だったから。
素晴らしい「映画監督」だ、と思った。
まさか伝説の振り付け師だとは、少しも知らなかった。
それはこの後に撮った遺作「スター80」でもそうだったし、後から観た「レニー・ブルース」「キャバレー」「スイート・チャリティ」でも同じだった。
世界的な振り付け師だと知ったのは、だいぶ後のことた。
そのくらい素晴らしい映画監督なのだった。
もちろんこの映画の振り付けも彼の仕事だ。脚本も。
この映画が自伝的内容なのだということすら知らなかった。
ただただ映像の圧力に押されてるだけだった。口をアングリ開けて。
この作品、当初は主人公の役をリチャード・ドレイファスと制作者が言ったのを、監督が蹴ってロイ・シャイダーに決めたそうな。くしくもこの二人は映画「ジョーズ」で共演している。
そして、今回改めて観て、その感想が全く変わらないのに驚いた。
今観ても新鮮なのだ。「純粋映画」は曇ることを知らない。
フォッシーがこの映画に執念を燃やしたのは、自分の死期が近いと感じたからだという。
でも、もう一本「スター80」という残酷で美しい傑作を撮ることになるのだが。
1979年度アカデミー賞で、音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞を受賞。
1980年カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール(グランプリ)に輝いた。
これは映画の基礎教養として必見。観てないと恥をかく。
ウォーリー
★★★★ ピクサーアニメ。これだけ見逃してた。
監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。
人類がいなくなった未来。
ゴミ処理ロボットのウォーリーは、虫の友人と仕事をし続け、毎日を暮らしている。
このウォーリーが実に人間臭くてイイ。
ウォーリーが集めてるゴミもなかなか気が利いてる。
家に帰るとビデオテープで映画「ハロー・ドーリー」を再生してダンスしてる。
そんなこんなで人間がいなくなって700年も経っていた。
ある日、地球探査ロボットのイヴが現れ、ウォーリーは一目惚れ。
それをキッカケに事件は大きくなっていき・・・おっと、あとは自分の目でご覧なさい。
細かい仕草で、言葉なんて無くても気持ちは通じる。
恋が全ての始まり、というのもロマンチックじゃないの。
ウォーリー始め、機械の声を作ったのは、「スターウォーズ」のR2D2の声を作ったベン・バート。
それにテーマ曲は、ピーター・ガブリエルが歌っている。
贅沢な作り。
★が5つに届かなかったのは、宇宙での描写や、人物描写があまり面白くなかったから。
かといって面白くない映画じゃないので、未見の人はぜひ一度ご覧なさい。
最後の最後まで見逃しちゃダメだよ。最後のピクサーロゴの所まで手がこんでるから。
そのかわり、今回のコレにはオマケアニメが付いてなかった。ちょっと寂しい。
マチェーテ
★★★★ タランティーノとロバート・ロドリゲスが製作した「わざとB級映画」の「グラインドハウス」。
そこに偽の予告編が入っているのだが、その中の「マチェーテ」をロドリゲスがほんとに長編映画として作っちゃったのがコレ。もちろんバイオレンス映画だよ。
まあインチキ極まりないんだが、こういう発想は面白いし好き。
主役のマチェーテは、ナタ(これをマチェーテというらしい)使いの醜い男。
演じるのは映画史上最強に凄い顔と呼ばれるダニー・トレホ。初主演じゃない?
このマチューテが自分をハメ、悪事を働くヤツらに復讐してまわるのだ。
共演者が豪華。ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ、リンジー・ローハン、スティーブン・セガール、ミシェル・ロドリゲス、ドン・ジョンソン、トム・サビーニとまあ、よく揃えたもんだ。男はマチェーテ以外皆悪役w
ジェシカ・アルバがもう少し可愛いかったらなあ。横顔はキレイなんだけど。
シナリオもこなれてて、なかなかイイ。
演出や編集はもうお手の物のロドリゲス。やりたい放題w
なんせ自宅で編集してるんだから。オタクだからね。
バイオレンス映画好きなら、コレは観逃せないでしょう。
観て損は無いよ。楽しいよ。マジ、ホント。
ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う
★★★ 17年ぶりにあのなんでも代行屋・紅次郎(竹中直人)が帰ってきた!
さすがに事務所が変わってる。
現在の事務所は倉庫を借りてて、以前よりかなり広い。
93年の「ヌードの夜」の続編。
脚本監督はモチロン石井隆。石井流ハードボイルド。
音楽はやはりモチロン安川午朗。
今回もやっかいな事件に巻き込まれてしまう。
ついてない男だよねえ、紅次郎ってのは。
人がよすぎるんだな。女に弱いし甘いし。
そこは前作と全く変わってない。
って前作のクジラの模型、まだ持ってたんだ。
おいおい井上晴美が出てるよ。「フリーズ・ミー」以来じゃね?
主演の竹中直人もだけど、大竹しのぶも石井作品に出ると芝居が変わるんだよね。
おお東風万智子(旧芸名・真中瞳)も刑事役で出てるじゃないか。
宍戸錠まで出てるぞ。
でもヒロインは、佐藤寛子。
彼女が文字通り全裸の体当たり演技をしている。
ゾッとするよ。
石井隆監督のファンは当然必見。
そうじゃない人は前作を観てから観てね。
きっと前作の方がイイと言うと思うけど。
これ劇場公開より19分も長いんだって。
そのせいだな、ダレて感じるのは。
最後の佐藤寛子の全裸自虐シーンは長すぎる。
戦争のはらわた
★★★ 日本語吹き替えが無い!
久しぶりに字幕で映画を観た。
サム・ペキンパー監督の1976年作品。
これねえ、昔、壊れたテレビで観てさ、ハッキリとはわかんないんだけど、やたらカッコ良かった覚えがあんのよ。
ちゃんと観たいなあ、とずっと思ってた。
映画館じゃやってくんないし。
そしたら今回ツタヤに並んだというわけ。
主演はジェームズ・コバーン演じるスタイナー伍長。
もう彼のカッコ良さだけで魅せてる感がある。
もちろんペキンパー独特のスローモーションをはさんだ戦闘シーンのカッティングもイカスけど。
機関銃の弾倉をすぐ取り替えるのがリアル。
そうなんだよね、機関銃って実はアッと言う間に弾切れになるんだよ。
アメリカ映画なのに、主役はドイツ軍、それも負け戦のドイツ軍。
でも全員英語なの。まあこれは今でもそうだけど、変な感じ。
戦闘シーンの演出は見事だが、このシナリオは退屈。特に前半。
スピルバーグの「プライベートライアン」以前以降で戦争映画は変わったが、それにしても、だ。
ペキンパー版「独立愚連隊」なんだけど、それなら岡本喜八監督の勝ち。
古臭いのひと言で終わってしまう。
お喋りが多すぎるんだな。
後半が素晴らしいだけに、なんか残念。
エンディングはお見事。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
★★★★★ 1984年のセルジオ・レオーネ監督作品。これが遺作。
公開当時劇場で観て、あまりの感動に震えがきた。
で、これは大人になってもう一度観ようと心に決めた。
その当時の若さでは理解できない何かがわかるような気がして。
このDVDは二枚組で249分もある。4時間強。
劇場じゃそんな長くはなかった。
その後出た完全版というのでも229分だったのに。
(後で分かった。これは229分完全版に20分の特典映像が付いたものだった)
音楽はレオーネといえばこの人、エンニオ・モリコーネ。
この音楽がまた胸をえぐる。
劇中曲の「アマポーラ」がヒットした。歌詞がついて。
ジェニファー・コネリーは最初、ダリオ・アルジェントが発見した女優。
それを師匠のレオーネが先に使ったので本作がデビュー作。
あまりに可憐な少女だったので、一発で心を持って行かれた。
その大人になった役を、エリザベス・マクガヴァンが演じている。
最近見ないけど、この人もイイ女優なんだ。大好き。可愛いし。
もし気に入ったらぜひ映画「ラグタイム」も観てほしい。
ところで「ウエスタン」「夕陽のギャングたち」とコレとでアメリカ三部作だそうな。
この物語は1920年代〜1960年代のアメリカが舞台の中心となる。
若きギャング五人組の、少年時代から末路までが描かれている。
この時間経過の演出が素晴らしい。まさに映画ならでは。
脚本はレオーネをはじめ六人がかりで完成されたもの。
主演は、ロバート・デ・ニーロ。今観ると若いね〜。
いや皆若いんだけども。ジョー・ペシなんてわかんないほど。
どうやって撮ったかわかんないけど、ほんとに20年代のアメリカでロケしたみたい。
そして映像は全く古びていない。今観ても新鮮。
「純粋映画」は古びることを知らない。
未見なら必見。4時間は決して長くないよ。
あ、今観てわかったこと?
セルジオ・レオーネって監督はロマンチストだってことかな。
凶暴さを秘めた繊細なロマンチスト。
それがレオーネの古びない永遠性の秘密かもね。
ATOM
★★★ 「アトム」です。「鉄腕アトム」アメリカ版。
「エイトム」じゃないよ。
手塚治虫生誕80周年記念作品だそうで。
製作はイマージ。3DCGアニメ。
そのせいか若干絵に違和感があるけどね。
なに、すぐ慣れる。
トビオはトビーに変えられてるし、舞台も変えられている。
物語は完全オリジナルストーリー。まあ外人用ってことでしょう。
ヒゲオヤジ、天馬博士、お茶の水博士もちゃんと出てくる。
手塚治虫も登場してるし。
アトムの声は上戸彩、天馬博士の声は役所広司。
上戸彩の声が素晴らしい。まさにアトムの声だ。
英語版では天馬博士はニコラス・ケイジ。トホホ。
でも役所広司も役所広司の、声・喋り方なんだな。
物語は原作とはまるで違うけど、これはこれでアリかな。
無いとは思うけど、続編があってもそれは観ない。
そんな感じ。
でも改悪じゃなくてよかった。
アトムに作り手の愛情を感じる。
これなら手塚センセが生きてても喜んだかもね。
エクスペンダブルズ
脚本・監督・主演のシルベスター・スタローン作品。
共演がスゴイ。ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、さらにはブルース・ウィリスにアーノルド・シュワルツェネッガーが特別出演。
もう友達集めて戦争ゴッコやってる感じ。
自ら「エクスペンダブル(消耗品)」と名乗る傭兵たちの物語。
出演者が豪華なのは冒頭だけ。
すぐに製作費に見合った顔ぶれだけになる。
これシナリオからして壊れてる。
全然面白くない。なんだこりゃ。
スタローンもボケてきたんじゃないか?
続編を作るだって?冗談でしょ?
こんなの観るのは時間と金の無駄だよ。
カイジ
福本伸行原作の同名マンガの映画化。
主演は藤原竜也。彼が借金&貧乏苦でこのゲームに参加する。
仕掛けてきたのは、天海祐希。裏には香川照之がいる。さらに後ろにいるのは…。
監督は「ごくせん THE MOVIE」の佐藤東弥。
脚本は「デトロイト・メタル・シティ」の大森美香。
この物語の発案である原作マンガは、「ライアーゲーム」より先だろう。
だが映像化は「ライアーゲーム」の方が先。
つまりこの映画が「ライアーゲーム」と比べられるのは仕方のないこと。
となると、この映画はあまりにツマラナイ、ボンクラ映画に見える。
モタついた脚本、ダレた映像演出、大袈裟な演技、その全てが劣って見える。
あと「負け組」と呼ばれる者の中に女性がいないのも不自然。
残念だったねえ。早く映像化してれば勝てたかもしれないのに。
この映画そのものが「人生逆転ゲーム」であったわけだ。
そしてスタートラインですでに負けが決定してたというわけ。
「ライアーゲーム」を観てない人には面白いのかもしれない。
でもそこまでの命。「ライアーゲーム」を観たらその感想はひっくり返る。
松山ケンイチが特別出演してる。彼が主役だったら★の数も違ったろうに。
先んじた原作に★ひとつ。
悪人
こういう文学的な、カメラも編集も死んでる、典型的な日本映画って嫌いだ。
「純粋映画」から最も遠くに位置する作品。退屈。
原作は吉田修一の同名小説。脚本にも参加してる(監督と共同)。
監督は「フラガール」の李相日。
この人の作品とは相性良くないんだな、たぶん。
「フラガール」もダメだったもんな。
主演は妻夫木聡と深津絵里。今までと芝居が違う。
それは柄本明もそうで、彼は白眉。
樹木希林も巧い。目立たないけど、宮崎美子も巧い。
被害者になる満島ひかりが可愛い。
可愛いだけに、この役が印象的になってる。
そう、この映画は文学的な演技合戦でしかないのだ。

映画は俳優の演技合戦を映し込む道具ではない。
深津絵里が、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞している。
やっぱり俳優にしか賞が与えられてない。
★は深津絵里へのご祝儀。
夕陽のギャングたち
★★★ 実はこの映画は劇場でも観てるし、ビデオも持ってる。
ところが持ってるビデオがイタリア語吹き替え版。
日本語字幕は出るものの、イタリア語が口と合ってないし最悪の出来。
ようやく英語版が出たという噂は聞いた(英語版が正式な作品)。
そしてようやくレンタルされたので借りたという次第。
フタを開けてみれば、日本語吹き替えが入っていた。
監督はセルジオ・レオーネ。
アメリカ三部作の中間に位置する作品。
レオーネ最後のマカロニウエスタンと呼ぶ人も多いが、前作「ウエスタン」で、すでにマカロニウエスタンとは呼ばれたくなかったそうな。
なので監督の意向を無視せず、これはマカロニウエスタンではない、としよう。
音楽は当然エンニオ・モリコーネ。変わった曲を書いてる。
出演はロッド・スタイガーとジェームズ・コバーン。
う〜ん、前作「ウエスタン」と次作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と比べると、かなり見劣りする。
しかし、原案も脚本も、レオーネとその一党が作ったモノ。
作りたくて作った映画であることは確か。
保安官が持ってるオートマチックの拳銃はいったいなんだろう?日活コルトみたいなもんか?
そう、この映画では、列車が普通に走ってるし、バイクもある。車もあれば、先のオートマの拳銃すらある。
重機関銃もガトリングガンではない。
舞台がメキシコだが、開発の遅れていたであろう土地でそうなのだ。
もはや西部劇の舞台ではなくなっている。要素は現代劇に近い。
これは泥棒一家と、爆薬のプロによる、レオーネ流革命論なのだ。
文字も読めない泥棒のロッド・スタイガーに言わせてるセリフが、この映画の本質だろう。
そのために、コミカルなスタイガーと、カッコいいコバーンのコンビを成立させたに違いない。
レオーネのファンは必見だが、娯楽要素が少ないので一般的では無いかも。
十三人の刺客
★★★★★ 1963年に、池上金男(池宮彰一郎)オリジナルシナリオ、工藤栄一が監督した傑作時代劇を元に、天願大介脚本、三池崇史監督でリメイクした傑作!傑作映画のリメイクが傑作になるなんて珍しいこと。
元の映画が東映なのに、東宝でリメイクしたというのが面白い。
基本的な設定や物語はそのまま残っている。
暴君・明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)を討つために、役所広司をはじめ、わずか十三人の刺客が、200有余人の敵を斬って斬って斬りまくる!!
元の映画では敵は57名だったのに、この映画では200人を越える敵となっているのだ。どう戦うッ。
まさに男が観るための、男のための映画(女性が観たってシビれると思うけど)。
役者がひとり残らず素晴らしい!脇役の岸部一徳には爆笑させられた。
50分にも及ぶ戦闘シーンの迫力は凄まじいの一言。
久々に時代劇らしい時代劇、チャンバラ映画を観た感じ。
やっぱ時代劇はこうでなきゃ。
結婚してる女性は眉を剃り、お歯黒をしているのも、最近の映画じゃ珍しい。
侍が歩くときに手を振らないのも正しい描き方。
道場ではなく、実戦というのはこういうモノだ、という立ち回りも素晴らしい。
(松方弘樹がひとり東映時代劇だったけど)
この映画を見逃す手は無いでしょう。必見だよ、必見!
あ〜面白かった。満腹。
七瀬ふたたび
ご存じ筒井康隆の小説「家族八景」の続編。
「家族八景」無しにいきなり「ふたたび」と言われても。
テレビドラマでは過去4回も製作されてるそうだが、映画化は初。
そういう意味でDVDを借りたわけじゃない。
監督が小中和哉だからでもない(むしろ不安要素)。
主人公を芦名星が演じてるからでもない。
つーかこの女優の顔は好きじゃない。筒井康隆絶賛らしいが。
借りたのは脚本が伊藤和典だから、その一点のみである。
前田愛の変わり様には驚いた。最初誰だかわかんなかった。
それはともかく、不安材料が的中。
これ全然面白くない。
なにこのセリフ作り。どうした伊藤和典。
佐藤江梨子と吉田栄作が出てるよ。ダメだこりゃ。
ダンテ・カーヴァーなんてド素人じゃん。
また特撮もチャチで、情けなくなる。
そういうのがお好きな人はどうぞ、って感じ。
サベイランス
★★★★ 今時珍しく、日本語吹き替えが入ってない。
久々に字幕で観た。英語でよかった。
製作総指揮デビッド・リンチ、脚本監督は娘のジェニファー・リンチで送るスリラー。
ある残忍な連続殺人事件が起こり、FBIからエリザベスとサムがやってくる。
証人は三人。ダメ警官、麻薬中毒の女、小さい女の子。
小さい女の子の演技がバカウマ。天才的。
犯人と思われるのはブギーマンのマスクをつけた二人組。
さて、事の真相はいかに。
ほんとに後半驚いた。いいのかこれで、とも思った。
だって、だって・・・。
この犯人は完全に狂ってる。恐ろしいほど狂ってる。
それをこれでもかと見せてくる。
全ての人にオススメかといえば、そうじゃない。
かなり観客を選ぶ映画だと思う。
ものすごく楽しませてもらって、満足だが。
エスター
★★ ロバート・ゼメキスとジョエル・シルバーが設立したホラー専門の映画会社ダークキャッスル・エンターテインメント作品。
問題児の男の子と、聾唖者の娘を持つ夫婦。
妻が三人目の子供を死産してしまう。
その子に与えるハズだった愛情を、養子を迎えて解決しようとする。
その養子となるのが、エスターという9才の女の子。
この子を迎え入れたことによって起きる、惨事を描いた映画。
ホラーファンの間で評判になってたから借りた。
これって「オーメン」の亜種だね。
コケ脅しの演出が続く前半が退屈。
エスターに関しては、ヤなガキ、ってのが正直な感想。
なぜヤなガキかというと・・・それは映画を観てもらわないと。
んなバカな、という設定に呆れかえるから。
怖いっていうより、イライラさせられるシナリオだね。
このエスターを演じた子役がバカウマ。天才的。
★は全て彼女に。
ハチミツとクローバー
★★★ 漫画家・羽海野チカの作品。
マンガもアニメもヒットして、ちょっと「ハチクロ」ブームが起きた。
そして実写映画化された。
美大を舞台に繰り広げる、五人の片思いの物語。
監督はこれがデビューとなる高田雅博。
嵐の櫻井翔、加瀬亮、関めぐみ、伊勢谷友介、蒼井優、等々が主演。
この映画は2005年の作品だが、今だとこのメンツを揃えるのは大変だ。
伊勢谷友介は実際、芸大の油彩科出身なのでリアリティがある。
特筆すべきは蒼井優で、原作ファンからは酷評されたようだが、彼女は素晴らしい。
こんな彼女を見て、ホレない奴などいるのだろうか。無茶苦茶可愛い。
演出もシャープながら繊細に心のヒダを追いかけてて好感が持てる。
気持ちのいい青春映画になっている。
ただ後半のダレが残念。前半が素敵なだけに。
でも、そんなに美大って憧れの地なのかねえ。
そしてなぜ青春映画となると海が出てくるのかしらん。
あと土手ね。定番。
もう少しロケハンすべきだったと思う。
山形スクリーム
極悪 竹中直人の監督・出演作。ホラーコメディ。
彼の映画で面白いのに当たったためしがない。
これも数合わせで借りただけのもの。
脚本の継田淳ってのは知らないなあ。
あ、撮影が佐々木原保志だ!
そっか映画「GONIN」の時に知り合ったのか。
キャストは皆、竹中の友達&知り合いだね。
あ、桐谷美玲チャンが出てる。可愛いなあ。
でも主演は成海璃子なんだろうねえ。
しっかし面白くない映画だ。
面白くないにもホドってもんがあんだろ。
観るだけ時間の無駄。フィルム廃棄しちゃえ。
久しぶりに観たクソゴミ映画。
いやこんなもん映画とは呼びたくないな。
ハナミズキ
一青窈のヒット曲「ハナミズキ」を映画化したもの。
新垣結衣チャンと生田斗真、そして向井理の、10年にも及ぶ恋愛物語。
新垣結衣チャンの母親には、薬師丸ひろ子。今度テレビでも親子だ。
恋愛映画って苦手。何が面白いのかわからない。
なんか登場人物が喋ってるだけ。
映画的見どころは皆無。退屈。
なんかもっと見せる工夫してもいいんじゃない?
ってカメラは佐々木原保志じゃないか!!
新垣結衣チャンって、映画の中で芝居すると魅力が半減する。
やっぱテレビドラマが限界か。
THE LAST MESSAGE
海猿
★★★★ 2004年に劇場映画として誕生し、翌年続編がテレビドラマで11話あり、その翌年には劇場映画として完結した、人命救助のエキスパート・海上保安庁の潜水士たちの活躍を描いた長いシリーズ。しかし多くのファンが署名運動までして続編を望み、4年後にこうして劇場作品が作られることになった。この作品は劇場では立体映画だったそうな。それも2Dで撮影されたものを後から3D化したという珍しい方式で。
巨大天然ガスプラント「レガリア」が未曾有の事故。
そこに仙崎たちが救出に向かうが、超大型台風が直撃してくる。
この危機をどう切り抜けるのか、というのが物語。超大作。
サスペンス満載だが、残した家族の描写がジメッとしすぎていて、緊張感が続かないのが残念。
しかし今までこの「海猿」シリーズを観てきた人には必見。
突然これを観る人にはちょっと説明不足に感じるだろう。
なのでこれを観たいのならば、過去作品を全部観た上で挑んでほしい。
そういう映画なのだ。「海猿」ファンが作った映画だとも言える。
ファンによる、ファンのための映画なのだ。
その期待は裏切られることはない。
見どころ満載で、迫力充分。
「海猿」ファンは必見。
トロン:レガシー
★★ 1982年の映画「トロン」の続編。
あれから30年、デジタルワールドはどうなっていったのか。
そしてどう決着するのか、がこの物語の骨子。
だから当然前作の主人公ジェフ・ブリッジスが登場する。
30年後の姿と、成長しない姿の二役で。
1982年当時、「トロン」を劇場で観ている。
メカデザインをシド・ミード、衣装デザインをメビウスが担当してた。
もうそれだけでカッコよかった。
おそらく初のCG映画だったと思う。
とにかくカッコよかった。
今観ると、ご家庭で作れそうなCGではあったが、当時の目には異様に新鮮だった。
ところが、デジタルが進化した現在、この映画に驚きは無かった。
サスペンスも薄い。CG満載なのに、当時ほどの衝撃は無い。
蛇足だったんじゃない?とも思った。
どうせ作るんなら、続編じゃなく、リメイクした方が良かったかもしれない。
前作を観ずに、この映画を観てどう思うだろう。
意味が通じるのだろうか。
そんな疑念でいっぱいになった。
デジタルな世界より、現実の朝日の方が美しい、というメッセージは、「何を今さら」としか思えない。
ジョナ・ヘックス
★★ 生まれて初めて買ったアメコミが、この「ジョナ・ヘックス」だった。
英語なんてわからない。ただ絵がカッコよかっただけ。
どんな物語かはわからないまま、何度も本を開いた。
この映画はそのコミックの映画化。
なるほどこういう物語だったのか。
妻と子を目の前で殺され、自分も殺されかけたが、インディアンに救われた。
南軍の制服に身を包み、賞金稼ぎで喰いながら、仇を追ってる。
彼の特技は死者と対話できること。それで情報を得る。
ジョナ・ヘックスを演じたのは、ジョシュ・ブローリン。
ジェームズ・ブローリンの息子だ。
このジョシュは西部劇によく似合う。テレビシリーズの西部劇にも出てた。
仇を演じているのは、ジョン・マルコヴィッチ。
この名優は仕事を選ばない。なんにでも出る。このようなB級西部劇にも。
わずか81分の映画が、長いこと長いこと。
★ひとつがいいとこだろうが、ご祝儀で★をひとつ増やした。
アフターライフ
★★ リーアム・ニーソンが出てるから借りてみた。
監督の名前が変だ。絶対に覚えられない。
「アニエシュカ・ヴォイトヴィッチ・ヴォスルー」
ほらね。女性監督らしい。これがデビュー作だそうな。
顔が変わったクリスティーナ・リッチが冒頭から全裸ファックだ。
前はこんな顔じゃなかったよねえ。歳のせい?なんかした?
で、この映画はホラーなの?なんなの?
さまよえる魂と会話できるという葬儀屋(リーアム・ニーソン)
自分が死んだ事に全く気づいてない教師だった女(クリスティーナ・リッチ)
この往生際の悪い女と、葬儀が近づいてるので急いでる葬儀屋の話。
思わせぶりな演出が続くが、恐怖にはつながっていない。
死体の処置の特撮が見事。
物語を進めるために、女の恋人の弁護士と、女の生徒の少年が出てくる。
この少年もまた霊視を持っている。だからどうというわけでもないが。
死ぬとはどういうことかを考えさせられる映画なのかも。
自分も死ぬときはこうなるのだろうか。
ただひとつ、死んだはずの女が鏡に吹きかけた息が白く出るのはなぜ?
そこだけが理解できない問題点。
死刑台のエレベーター
(リメイク)
ご存じ、1957年のルイ・マル監督の同名映画のリメイク。
世界初だそうな。そらそうだろうなあ、こんな無謀なこと。
角川映画とテレビ東京の出資。テレビ東京?
しかしルイ・マルの作品はほとんど覚えていない。
マイルス・デイビスのトランペットの音くらい。
主演は、阿部寛と吉瀬美智子。
監督は「のんちゃんのり弁」の緒方明。
とてもサスペンス映画に向いてる監督とは思えない。
不倫関係の男女が、女の夫殺害を企むが、男はエレベーターに閉じこめられてしまう。
その手違いから計画が破綻していく、というサスペンス。
用意された銃がさ、コルト・コマンダーにサイレンサーをつけたものなのね。
普通暗殺するときはリボルバーでしょ。証拠が残らないから。
いちいち薬莢拾ってる場合じゃないんだから。
サスペンス映画を作るには、天性のセンスと方法論が必要だ。
この監督にはそれが完全に欠落している。
30分で飽きた。退屈な映画。時間の無駄。
これ観るなら、元の映画を観た方がいいと思う。
いくら覚えてないとはいえ、ここまで退屈な映画じゃなかったから。
Colorhul
★★★ 直木賞作家・森絵都の同名小説をアニメ化。
監督は「クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦」「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一。
しかしコレ、なんでアニメなんだろ。なんで実写じゃないんだろ。
アニメの必要性をまるで感じないんだけど。丁寧な絵作りだけにそう思う。
物語は、大罪を犯したて死んだらしい「ぼく」が、自殺した中学生の体にホームステイさせられる。
それが修行らしい。
「ぼく」を導くのは、天使のような、でも関西弁のブラブラという少年みたいなヤツ。
「ぼく」は小林真として生活していく。
うだつの上がらない父、フラメンコ教室の先生と浮気してた母、受験だけしか見えてない兄。
学校では友達らしい友達も無く、援交してる同級生とだけ話が合う感じ。
そんな真に不信感を抱く、同じ美術部のブス。
それにしても後半のダレがヒドイ。出だしは良かったのに。
早乙女くんという友達が出来てからがダルイ。
長すぎるよ、ハナシが。
中学生くらいが観ると心に染みるかな。
最後に仰天するオチがつく。お見逃し無く。
観てて泣くかもしれないよ。
エクトプラズム
YouTubeで予告編を観て、面白そうだったんで借りた。
「この物語は実話に基づいている」
この文言、今までどれだけの映画で見たことか。
ワケありで引っ越した家が、お化け屋敷だった、って映画。
あとは作り手のアイデア次第なんだが、なんせ「実話」。
作り話を盛り込むわけにはいかない、って言い訳なんでしょ?
もう、教科書みたいなお化け屋敷モノ。
特別は工夫はあまり感じない。つまり手口が古い。
もう飽きたな、こういうの。
息子がガンなので、家族が苦しむのはわかるが、メロドラマにするこたあない。「実話」だから仕方ないけど。
霊が鉄を嫌うというのは初耳。
刑務所の鉄格子は偶然ではないと牧師が言う。
「実話」のクセに、目撃者がいないシーンが描写されてんのは変だろ。
築地魚河岸三代目
★★★ 「ビッグコミック」に連載してたマンガを映画化したもの。2008年公開。松竹映画。
でもなぜ借りたかというと、大好きな森口瑤子サマがご出演なさってるから〜〜。
なにもドラマ「JIN」の影響で、大沢たかおが目当てなわけじゃない。
とはいえ、この直後に「JIN」でブレイクするわけだが。
とぼけた音楽は「マルサの女」の本多俊之。
監督の松原信吾は主にテレビの演出をしていて、これが22年振りの映画作品。
典型的な松竹人情喜劇。
特別面白いわけでも、つまらないわけでもない。
ヒマなときにボ〜っと観てるのが丁度いい感じ。
ロードショーに金払って観る映画じゃないね。
天才的な舌を持つサラリーマンが、恋人を気遣って、魚河岸でバイトを始める。
それがキッカケで、魚河岸の人間になっていくという物語。
シリーズ化が計画されていたみたいだが、続かなかったねえ。
テレビドラマとかにすればよかったのに。
ま、個人的には、森口瑤子サマが拝めたんでよかったけど。
森下愛子や中村久美も出てるしね。
君に届け
★★ 椎名軽穂の人気少女まんがの映画化作品。
主演は多部未華子チャンと三浦春馬。
黒髪が長くて、無口なところから「貞子」とアダ名される女の子・黒沼爽子が主人公。
人付き合いが不器用で、でも実は健気で純粋な女の子。
この映画で、この娘を多部チャンが演じたことで成り立ってる映画。
他の人じゃどうにもならなかっただろうと思う。
彼女が可愛いから、ようやく2時間ちょっとを見せきることができた、そんな感じ。
彼女じゃなかったら、友達もできなかったろうし、恋も成り立たなかったろう。
それって映画としてどうなの。いいの?彼女ひとりに全てを背負わせて。
彼女の友人になる女の子ふたりもイイ感じだし、三浦春馬も爽やか青年だけれども。
三浦春馬にずっと恋してきた女の子も最後のタイトルロールでほんとはイイ娘だと描いてるけど。
でも、これはやはり多部未華子の独壇場でしょ。
彼女による、彼女のための、彼女だからこその映画。
シナリオも演出も、全て多部未華子という女優に寄っかかってる感じがしてしょうがない。
映画としての出来はとてもイイとはいえないんじゃないか。
カメラもそう。テレビドラマみたい。
関係者は多部チャンに感謝してもしきれないと思う。
それにしても、この物語(内容)で2時間超は長すぎる。
それをたったひとりで支えた多部未華子チャンに拍手。
グリーン・ホーネット
その昔、まだ無名のブルース・リーが出演してたことで知られるテレビドラマ。
これはその映画化。劇場公開時は立体映画だったそう。
でも興味は、主人公の秘書役でキャメロン・ディアスが出てるから〜。
物語は、大金持ちの新聞社の社長と、天才的発明家で格闘家の助手が、正体隠して悪党退治するってモノ。
なんだ金持ちの道楽ヒーローか。バットマンと一緒じゃん。
アメリカ人はそういうのが好きなのかね。
風来坊だったりする日本のヒーローとはずいぶん違う。
主役のコメディアン=セス・ローゲンが脚本も書いてる。製作にも関わってる。
なんでもこの人、アメリカじゃ国民的な人気を誇っているとか。
キャメロン目当てなのに、彼女が登場するのはなんと35分も経ってから。
ところで、カトー役のジェイ・チョウが素晴らしい。
彼は他にどんな映画に出てるんだろう?ちょっと気になる。
基本的にこれはコメディなんだな、コメディアンが脚本書いてんだから当たり前だけど。
でもねえ、可笑しくないんだよね。気が利いてるとは思うけど。
可笑しくないコメディなんて、面白くないってことでしょ?
大枚叩いてクダラナイジョークを聞くほどヒマじゃないんだよね。
そもそも「グリーン・ホーネット」って、ほんとにこんなドラマだったの?
こんなにフザケてたワケじゃないでしょ?
なんだか金も時間も損した気分。
ソーシャル・ネットワーク
★★★ 世界最大のSNS「フェイスブック」の創業者、マーク・ザッカーバーグの伝記映画。
監督はデヴィッド・フィンチャー。
アカデミー賞8部門ノミネート、3部門受賞。
基本的にこの映画は「アマデウス」に似てる。
ひとりの天才と、多くの凡人。
そしてマシンガントーク。それも頭からケツまでビッシリと。
これならわざわざ映画にしなくても、本やCDで済んだかもしれない。
フィンチャーにしては珍しく、画面がセリフに負けてる。
主人公マークを演じたジェシー・アイゼンバーグがとてもいい。
いかにもオタクで、天才的ハッカーで、無類のアイデアマンという感じがする。
基本的に「おしゃべり映画」は嫌いだが、これは度を超してる。そこが面白い。
以前、NY在住の友人がこの「フェイスブック」の招待状を送ってきた。
でもこっちはmixiで忙しいと、逆に招待状を送ってやった。
結果、ふたりともどっちにも入らなかった。
日本では、「フェイスブック」のユーザーはmixiのわずか16%にしかすぎない。
だからこの映画の面白味は半減する。日本人にはね。
第一、マーク・ザッカーバーグなんて名前、この映画で初めて知ったほどだ。
でもいまさら「フェイスブック」に入ろうとは思わない。
mixiで手一杯。というか充分だ。日本人以外と知り合いになりたくもないし。
「フェイスブック」ユーザーには面白いかもしれない。







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