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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ、☆は★半分の意)
曲がれ!スプーン
なんだこれ。全然面白くないぞ。
まぁちゃん(長澤まさみ)と、「踊る大捜査線」の本広監督で、超能力コメディってんで期待したんだけど、バカみちゃった。ああ、時間を返してほしいぞ。
せめて、まぁちゃん(長澤まさみ)のアップが満載とかならまだ許せる。ロングばっかりじゃないか。
シナリオがとにかく最低。一個所も笑えなかった。
製作陣は一体この映画で何がしたかったの?
ほんと、まぁちゃん(長澤まさみ)って作品に恵まれない人だよなあ。
正直、これ見たら損するぞ。タダでも高いわ。
極悪評価にしなかったのは、主演がまぁちゃん(長澤まさみ)だから。それだけ。
サロゲート
★★★ ブルース・ウィリス主演の近未来アクション。
人間ソックリの「サロゲート」と呼ばれる身代わりロボットが外で活動し、本人は家で寝そべって、脳波でサロゲートをコントロールしてるだけの世界。98%の人間がサロゲートを使用している。
そこにある事件が起きる。サロゲートを破壊したら、本人まで死んでしまったのだ。
その事件を生身で追及する刑事ブルース・ウィリス。
サロゲートの裏には複雑に入り組んだ、マッチポンプな事情が隠れていた。
何を選択し、どう行動するのか、が見せ場。
生身の人間だからこそできた選択。
89分と短めの映画だけど、長く感じたなあ。疾走感ゼロだからかな。
ツマラナイことは無いけどね、特別面白くも無いけど。
監督は「ブレーキ・ダウン」「ターミネーター3」のジョナサン・モストウ。
「ブレーキ・ダウン」も冒頭はいいんだけど後半ダレたんだよなあ。
「ターミネーター3」はよく出来てたけど。
傑作「ゲーム」の製作総指揮をやってたのね。知らなかった。
特別オススメはしないけど、おヒマな時にでもどうぞ。ヒマつぶしにはなるから。
ハンコック
★★ これはたぶん「スーパーマン」のパロディなんだろうな。
ほんの少しだけコメディ部分もあるし。
でも大部分は超常能力を身につけた黒人男(ウィル・スミス)の真面目な話。
最初アル中で登場し、世間に迷惑をかけてたハンコックが、あることがキッカケでその力を失い、また取り戻すまでの物語。
その、あること、というのが意外な事実でビックリ。
特撮は見事だし、シャーリーズ・セロンはキレイだ。
でもどっか退屈な空気が充満してる。
それはどっちつかずの演出によるものだろう。
もう少し面白くなってもいい素材だけにもったいない。
カールじいさんの空飛ぶ家
★★★ 期待したほど面白くなかった。
しかし犬の描写は特筆モノで素晴らしかった。
冒頭の夫婦ふたりの人生をダイジェストで見せる手法も見事。脱帽。
腐ってもピクサー、全滅ということはあり得ない。
だけど、他がどうも陳腐だった。
ハナシの展開がありきたりなのだ。
子供向けの映画だからかな?
オマケの短編映画2本と取材のドキュメンタリーは面白かった。
BALLAD
名もなき恋の歌
こんな退屈な戦国物は初めて見た。
この映画はアニメ映画「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(02)」の実写版リメイクである。そして改悪であると思う。
「しんのすけ」を「しんいち」という小学生に置き換えて、おバカキャラじゃなくした。その瞬間にこの映画は駄作の烙印を押されたのだ。
この山崎貴という特撮あがりの監督は、マンガの実写化にしか興味が無いのか?デビュー作の「ジュブナイル」では「幻のドラえもん最終回」を、「三丁目の夕日」は「ALWAYS 三丁目の夕日」としてくだらない脚本で2本も撮った。最近では「宇宙戦艦ヤマト」の実写化だという。特撮監督時代は「エコエコアザラク1&2」であった。オリジナルなのは「リターナー」しか無いではないか。マンガの実写化を悪いとは言わないが、あまりに頭が悪そうに思えるのは否めない。
俳優たちには悪意は無い。草ナギ剛は立派な武将に見えたし、新垣結衣はお姫様以外の何者でもなかった。他の出演者も見事に演じていたと思う。だからこそ、この陳腐なシナリオと演出にはガッカリなのだ。金を払って観る映画ではないな。テレビ朝日で放送したら観てみるといい。たぶん寝るから。
サマーウォーズ
★★★★★ アニメ「時をかける少女」を作ったチームが作り出した、オリジナルな物語。
高校の先輩女子にバイトを頼まれた後輩男子。
田舎の旧家。大家族。高校野球。そしてコンピュータ・ネットワーク。
暴走する人工知能。それに対する人間の力。
それらが緻密に織り上げられたアニメーション。
なんだこのハラハラドキドキ感は!
なんだこの感動は!
文句無しにオススメの大傑作!!
必見だよ!!
誰も守ってくれない
★★★★ 殺人事件の加害者家族、それも娘ひとり(志田未来)を守る刑事(佐藤浩一)の物語。
前半から中盤にかけてのサスペンスの積み重ねがスゴイ。
映像も編集も。
ネット掲示板が物語に影響を与えるのも現代的。
脚本と監督は、「踊る大捜査線」の君塚良一。
やればできるじゃないか。「容疑者 室井慎次」の時はダメダメだと思ったが。
役者が皆スゴイ演技をしてた。
志田未来が可愛い上に存在感がスゴイし、佐藤浩一の相棒刑事の松田龍平とか、逃げる先のペンションオーナー夫婦の柳葉俊郎と石田ゆり子が印象的。
加害者家族を守るって大変なのね。
マスコミや野次馬に常に追いかけられて。
2ちゃんねるを模したネット掲示板も恐ろしい。
ただ、終盤から人情話になるのがどうもね。
そこが邦画の限界なのかなあと思って、星が5つに届かなかった。
でもこの映画はオススメだよ。見応えあるよ。
第32回モントリオール世界映画祭最優秀脚本賞受賞作品。
IZO
★★ 2004年の三池崇史監督作品。
とにかく豪華キャスト。信じられないくらい。
出演料だけで製作費が飛ぶんじゃないかってほど。
で、映像も編集もカッコイイ。
でもね、何やってんだかサッパリわかんないの。
物語がどうなってんだかサッパリわかんないの。
これは見ててキツイよ〜。
所々で友川かずきが弾き語りするのもわからない。
歌詞もナマっててわからないのはいつものことか。
この人何十年経ってもギター巧くならないねえ。
音出てないじゃん。
ほんとにこれどんな映画だか、誰か教えて。
鈴木清順をやりたかったのかな?
そのくらい不可解。
でもなんとなく最後まで観れちゃった。
あまりオススメはしないけど、興味のある人はどうぞ。
文句は無しでお願い。
なんなんだろー、この映画は。
アイアンマン
★★ マーベルコミックの実写映画化。 アメリカ最大の武器証人トニー・スタークが、アフガンゲリラに捕まったことから、自らパワードスーツを作り脱出。改めて新型のパワードスーツを作り、自分が売ってきた武器を破壊してまわるという物語。
アイアンマンのデザインはカッコイイし、装着の過程も面白い。
だけど物語は退屈。ヌルいシナリオ。
音楽も最悪。
パワードスーツのオタクは喜ぶだろうが、映画としたら二級品。
この退屈な過程の無い続編の方が面白いかも。
あ、エンドロールが流れ終わるまで映画止めちゃダメだよ。ワンシーン残ってるからね。
ホッタラケの島
フジテレビ開局50周年記念映画。
製作はあのプロダクションI.G。
この物語は武蔵野にある神社に伝わる話が元になってるそうで。
ちょっと「不思議の國のアリス」の雰囲気もある。
人がモノを無くすと、それは「ホッタラケ(ほったらかし)」として地下に住む住人たちが持っていってしまう。
主人公の少女は、亡き母の形見の手鏡を探しにその世界へ入っていく。
はたして手鏡は取り戻せるのか、という物語。
しかし退屈だ。全然面白くない。
プレスコ(先に声を録音して、それに合わせて絵を作る)の効果も無い。
サスペンスも弱い。
主人公の声は綾瀬はるかチャンが担当している。これは巧かった。
ところでコレは誰に向けて作った映画なんだ?
ガマの油
役所広司初監督作品。
名優も監督となると素人か。
トコトンダメだ、隅から隅までダメだ。
なってない。
物語も退屈なら、その映像化も退屈。
なぜ素人はカット割りが甘いんだろう。
常にマスターショット(ロング)で済まそうとする。
マルチスクリーン使うなら、カットで割れ。
それが映画ってもんだ。
ちなみに「ガマの油」って「馬油」なんだよね。
アンテナ
極悪 田口ランディ原作、自主製作映画(大学の卒業制作)「鬼畜大宴会」の熊切和嘉監督、加瀬亮主演の睡眠薬みたいな映画。どうやったらこんなに退屈な映画が作れるんだろう?
加瀬亮がもったいないよ、こんな役。こんな映画に。
麻丘めぐみもだよ。オイラの最初のアイドルだよ。やめてくれよ。
宇崎竜童ももったいないなあ。
誰にも勧めたくない、クズ映画。
ドロップ
漫才師の品川庄司の品川が原作小説を書いて、自ら映画監督までした作品。思い入れがあるんだろうねえ。自伝らしいから。
私立中学にいたヒロシは、不良になりたくて公立中学へ転校した。
そこで繰り返されるケンカの日々。
こういう映画はさ、井筒監督の映画を持ち出すまでもなく、会話や関係性で笑わせるとか、三池監督みたいにケンカシーンをスタイリッシュに撮るとか、そういう技が必要なのよ。面白くするには。
でもやっぱり素人は素人。お笑い芸人のクセに、笑いどころが全部スベってる。そうなると映画はたちどころにツマンナくなる。十把一絡げの不良映画ってとこかな。
意欲は買うけどね。だから★イッコ。充分でしょ。ホメすぎたかなと反省しちゃうくらいだ。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
★★★★★ 内容に触れるわけにはいかないが、これはスゴイ!
全く新しい物語と世界。想像を超えてた。
絵が、動きがキレイ!カッコイイ!!
アスカの名字が変わろうと、新人が出てこようと
これは純粋に「ヱヴァ」だ。
これがやりたかったのかッ!
これを観るには前作「序」を観る必要はあるけど
前(旧)シリーズは忘れて構わない。
最後のタイトルロールが終わっても消しちゃダメだよ。
あともう1シーンと予告編が残ってるからね。
ああはやく次回「Q」が観たい!!!!
必見ッ!!!!!
吸血少女対少女フランケン
原作はなんと内田春菊。
なんでもこれはスプラッターコメディなんだそうな。
コメディと悪ふざけは違うと思うがな。
わざとB級テイストにしようとしてるのはわかる。
でもそこが恥ずかしいんだよ。
しかも監督がふたりがかりなんだから呆れかえる。
秀逸なのはタイトルだけだった。
でも、ま、変な思想を押しつけられたりするよっかマシだな。
極悪評価にしなかったのは
そうすると相手の思う壺だから。
2012
★★★★★ こりゃあスゲエや!
こんなスペクタクル&サスペンスは観た事が無い。
映画館のデカイスクリーンで観なかった事を後悔した。
大風呂敷野郎ローランド・エメリッヒは確実に成長してる。
これほどの特撮と散りばめられたハラハラドキドキのサスペンス。
デザスタームービーの傑作だよ、これは。
シナリオも隙が無く、よく錬られてる。
そして特撮を中心にした映像の迫力!!
これぞ「映画」だ。
邦画にもこのセンスと技術があればなあ。
技術は盗めても、センスまでは無理か。
「日本沈没」なんかエメリッヒに発注したいくらいだ。
とにかくこれは観なくちゃ何も始まらない。
必見!!いいから黙って観てくれッ!!
南極料理人
★★ 南極でも最も寒い場所にある「南極ドームふじ基地」
に赴任した海上保安庁の料理担当者の物語。
平均気温マイナス54度、ウィルスすら生存してない世界。
そこに8人の男たちがモロモロの研究で暮らしている。
その男たちの口と胃袋を満足させるのが主人公の仕事。 主人公には堺雅人が扮している。
原作は実際に南極料理人をしてた西村淳のエッセイ。
監督はこれがメジャーデビュー作になる沖田修一。
予告編で面白そうだったので借りた。
北海道で撮影が行われ、デジタル処理で南極に仕上げているそうな。
でもね〜、面白くないんだよな〜。
もっとクスクス笑える映画かと思ってたし
そういうシーンも多々あるけど、クスリとも笑えなかった。
ただドヨ〜ンとした時間が止まったような映像が流れてるだけ。
観測所というところがそういう所だという演出ならわかる。
でもそこを面白くするのが創作ってもんじゃないの?
少々ガッカリした。
でも、ま、デビュー作でこれだけ取れてれば及第点か。
役者たちに助けられたね。
イングロリアス・バスターズ
★★ クエンティン・タランティーノ監督流戦争映画。
「起こらなかった事も歴史のうち」であるからこういう映画もアリだろう。
なんせ占領下のフランスで、ドイツの上層部(ヒトラー含)を皆殺しにしようってんだから。
音楽がなぜかマカロニ・ウエスタンのオンパレード。
相変わらずセリフ作りも巧いし、役者への指示も的確だと思う。
カメラもイイ。編集も合格点だろう。
でもね、コレ全然面白くないんだわ。
飽きないような工夫がなされてるから退屈はしないんだけどね。
2時間半見せ切っちゃったけど、何も残らないの。
たぶん観た記憶すら残らないだろう。
だって面白くないんだもん。
★ふたつで充分でしょう。
ラストブラッド
(購入版)
★★★ 日本のプロダクションI.Gの傑作アニメ「BLOOD: THE LAST VAMPIRE」の実写版。
キャラクターデザインを寺田克也がやってたんだよな〜。
この映画はアニメの設定だけ使い、新たな物語を作っている。
主人公はチョン・ジヒョン(この映画ではGIANNA表記)演じるサヤ。
セーラー服に日本刀という原作通りのスタイルでオニを殺しまくる。
最終目標はオニの総大将オニゲン(小雪)を倒すこと。
それは父親の敵討ちでもあった。
舞台は1970年の日本。
アメリカンハイスクールに潜入したサヤは、ひとりの同級生を助けながらオニ退治をしてまわる。
人の姿をしたオニはそこらじゅうにいる。
なんとアクション映画は初めてというチョン・ジヒョン。
かなりの苦労があったらしい。
「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のときと目つきが違う。
ほんとにオニを殺してまわってる殺気のようなものを発している。
しかし映画自体の出来としては標準的なモノ。
特別目を見張る所は無かった。残念。
この映画の原題はオリジナルと同じ「BLOOD: THE LAST VAMPIRE」。
チョン・ジヒョンのファンにはたまらない一作になっている。
彼女だけ★5を与えたいほど。
で、これはどこ製の映画なの?日本?韓国?香港?
アサルト・ガールズ
★★★ 押井守監督作品の実写映画。1時間の中編。
出演してるのは、黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子と男がひとり。
舞台はゲーム「アヴァロン(f)」の中。
荒涼とした砂漠のような大地。
そこで「スナクジラ」を標的に点数を稼ぐ。
最後の大物「マダラスナクジラ」を倒すのは誰か?という物語。
冒頭から中盤まで英語で描かれてるのでどうしようかと思ったが、後半ゲームの声以外は日本語になったんで安心した。
衣装や銃器に押井好みが満載。
ただ前半があまりにカッタルイんだよね。
なので点数も半分。
カッコイイにはカッコイイんだけどね。
スピンオフで佐伯日菜子キャラで
「真・女立喰師列伝=ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子=」
というのがYouTubeで見ることができる。
パラノーマル・アクティビティ
この映画の評判を聞いたのは、わずか135万円で製作されたということ。
それでどんな映画だろうと。
見たら、どこに135万円もかかってるんだ?と逆に思った。
シチュエーション・ホラーとでもいうのかね。
似非ドキュメンタリー・ホラーの方が合ってるか。
主な出演者は恋人同士の男女ふたり。
カメラも出演者が操作してる(ように見える)。
徐々に被害が拡大してく感じに作られてる。
しかしものすごく退屈だった。
ラストシーンが2種類あったけど、どっちでもいいんじゃね。
信じられないのはこの映画が大ヒットしたってことかな。
最初限定12館でレイトショー・スタート。
それが公開5週目で全米一位になり、興行収入が1億ドルになったってことだな。
1億ドルだよ。82億円くらいだよ。135万円で作ったものが。
北米で200館以下で上映された作品で歴代一位だって。
アメリカ人ってわからない〜。
全然人に勧める気にはならないけどねえ。
親切なクムジャさん
★★★ 「オールドボーイ」のパク・チャヌク監督による「復讐三部作」の三作目。
子供を誘拐し殺害した罪で13年間服役し、刑務所で「親切なクムジャさん」と呼ばれた女が、シャバに出て、里子に出された娘を取り戻し、自分を陥れた男に復讐するという物語。
スタイリッシュな映像と編集が目を見張る。
しかしこれだけ映像に拘っているのに、ナレーション頼りなのはなぜか。
絵で見せるべきではないのか。
全く同じ感想を「オールドボーイ」のときも思った。
この監督はそういう人なのだろう。
しかし退屈な映画だ。語り口が退屈なのだ。
復讐の方法なんて、今まで見たことのない斬新なやり口なのに。
シャーロック・ホームズ
★★★ 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督が生みだしたまったく新しいスタイルのシャーロック・ホームズ。
ホームズにはロバート・ダウニー・Jr、ワトソンにはジュード・ロウが扮している。
この映画で目新しいのが、格闘家(ボクサー)としてのホームズ。
しかも気取った紳士ではない。むしろ正反対。
ワトソンはホームズの助手というより、巻き込まれながらついつい手伝ってしまう感じ。
結婚するから家を出るというところから物語は始まるほど。
怪事件に立ち向かうホームズとワトソンのアクションが見せ場になっている。
ホームズの格闘技は推理力で技を決めるというもの。
物語は黒魔術で死刑からも生き返るブラックウッド卿との対決。
美術がスゴイ。19世紀末のロンドンを町ごと作ってしまったかのよう。
ロバート・ダウニー・Jrは「アイアンマン」に続き、新たな当たり役をつかんだ。
でもね〜、これが案外退屈なんだな。面白要素満載なのに。ダラダラしてんの。
いいぞって時にダラけるんだな。
もっとテンポよく物語が進めば面白くなっただろうに。
リズム感が悪い。
でも登場人物はあまりに魅力的。
シリーズ化されるかもね。
モリアーティ教授の名前が最後に出てきたからね。
グッド・バッド・ウィアード
タイトルが「続・夕陽のガンマン」の原題にソックリな通り、これはキムチ・ウエスタンだ。
日本占領下の満州大陸で、宝の地図を奪い合う物語。
主人公は、ソン・ガンホ(泥棒)、イ・ビョンホン(ギャングのボス)、チョン・ウソン(賞金稼ぎ)の三人の人気スター。
彼らの三つ巴の争いがこの映画の目玉。
でもね〜、退屈なのよ。シナリオが緩慢というかね。 無駄なシーンが多すぎる。もったいない。
もっとガンガンカットしちゃえばいいのに。
無駄に大作にしてるのも原因のひとつか。
あと韓国映画の特徴だけど、やたらとギャグを入れてくる。
これも邪魔。可笑しくないし。
銃撃戦はなかなか見せるけどね。
撮影も凝ってる。★はそこにだな。
比べるのは可哀想だが、セルジオ・レオーネがいかに偉大だったかがわかる。
鉄人28号(舞台版)
押井守が脚本と演出を手がけた演劇。
鉄人の形を借りてるが、相変わらずの戦後昭和思想史。
半ばミュージカルとして上演された本作は凄まじく退屈。
最初は映画で三部作を計画してたのが頓挫。
それがこの舞台になったそうだが、舞台化するにあたって彼が考えたのは「お祭りのようにしたい」ということだったらしい。
しかし舞台に上に描かれているのは祭でもなんでもなかった。
押井キーワードの「犬」「人狼」「立ち食い師」などが散りばめられている。
こんなの金払ってまで観たくない。
十把一絡げの小劇団の舞台と何も変わらない。
さすがの押井守も演劇となると素人だということだ。
ハート・ロッカー
★★★★ 第82回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・音響編集賞・録音賞を独占した作品。
監督は「ブルー・スチール」「ハートブルー」「K-19」等のキャスリン・ビグロー。女性初のオスカー監督になった。
物語は2004年のイラク・バクダッド。
駐留米軍のブラボー中隊・爆弾処理班の物語。
全編手持ちカメラで臨場感を出している。
主役の三人もキャラが立っている。
特に冒頭、戦死した軍曹の代わりにやってきた二等軍曹がメイン。
この男がまるで爆弾に恐怖を感じていないようなのだ。
普通の戦争映画とは全く手触りが違う。
それは脚本家のマーク・ポールが数週間もイラクで実際に爆発物処理班と行動を共にした上で書いた脚本だからであろう。現実とはこういうモノなのだ。
そして冒頭の言葉だが「戦争は麻薬」なのだ。
だから主人公は再び戦地に赴く。
前半部分にややモタつきがあり、この世界観に入り込めなかった。
今までの戦争映画というジャンルの記憶や知識が邪魔をしている。
物語に没入したあとの、後半は素晴らしい出来だった。
多分もう一度観ると感想は違うと思う。
これは娯楽映画として作られていない。
もちろん危険な任務なので、それなりの緊迫感はあるが、ある種淡々と物語は進む。
とにかく観てもらわないと、この独特な空気感は伝わらないだろう。
だから観てみ。一度は観る価値あるよ。
ちなみに「ハート・ロッカー」とは米兵用語で「苦痛の極限地帯」「棺桶」の意。
28週後…
大ヒットした「28日後…」の続編。
このレイジ・ウィルスは、一滴の血液から感染し、20秒以内に発症、凶暴化して人を食うようになる。
主人公だったハズの人までも感染し、最後まで生き残るのは誰か、という内容。
ロンドンだけウィルスのいない隔離地域になっていたが、そこまでついにウィルスが。
ゾンビ化した人間はとにかく早い。走りまくる。
でもね〜、全然面白くないの。
大変な撮影だったとは思うよ。ロンドンに誰もいないんだから。
★はそこにつけた。
物語(シナリオ)はどっか間違えてる気がする。
怖くないんだもん。ゾンビより人間のほうが怖かったりしてさ。
怖いつってもたかが知れてるし。
一番面白いのは、この映画の監督の名前。
ファン・カルロス・フレスナディージョ。
絶対に覚えられない(笑)スペイン人だそうで。
スカイ・クロラ
★★★★ 森博嗣の同名小説を、押井守が監督した作品。
どこの国のなんの戦争かは説明不足だが、たぶんこれは疑似戦争なんだと思う。
戦争の無い世界になって、そういった疑似戦争が必要になったのだ。
誰かが戦争をすることによって、守られている平和な世界。
戦争は戦争会社によって行われている。
その戦争(戦闘機による空中戦)に参加しているのは「キルドレ」と呼ばれる大人にならない若者たち。
その「キルドレ」の苦悩と葛藤を、淡々と、そして見事に浮き上がらせている。
これは多分現代の若者そのものの姿ではないのか。
CG丸出しの戦闘機の空中戦は迫力はあるが、本編にまるで馴染んでない。
まるで別の作品を見てるかのよう。それが★5つに届かなかった理由。
声優陣が豪華。菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、竹中直人、栗山千明、等々。
谷原章介と竹中直人の声は特徴がありすぎてすぐにわかった。
必見とまでは言わないが、一見の価値はある。
最後のスタッフロールが終わっても、もう1シーンあるからご注意を。
ランド・オブ・ザ・デッド
★★★ ゾンビ映画とそのルールを作ったジョージ・A・ロメロの作品。
冒頭のニュース映像で、もうそこらじゅうゾンビだらけになっていることを見せる。
人間たちは、スラムで貧しい生活をしてる人と、巨大ビルの中で優雅に過ごす金持ちに分かれていた。
巨大ビルの周りは川で、鉄格子には電流が流れている。
さらに傭兵を雇い、ゾンビの侵入を防いでいる。
主人公はスラムで武装トラックを使い、ゾンビから逃げ、また戦いながら仲間と生きている。
この映画で一番の特徴は、ゾンビに知恵が付いて組織化されていくことだろう。
そのゾンビたちは巨大ビルを目指す。
復讐なのか、ただエサがたくさんいるからかはわからないが。
この映画では、富と貧しさ、権力と弱者の関係が対立して描かれている。
ただゾンビきも〜い、こわ〜い、という映画ではない。
むしろある種ゾンビを応援したくなってしまう作りになっている。
ゾンビのリーダーは黒人のガソリンスタンド店主。
このゾンビがやたらと頭がいい。
巨大ビルの持ち主の金持ちの頂点にいるのがデニス・ホッパー。
一番の悪はこのホッパーなのだ。
そして悪は滅び、正義が勝つという不思議なゾンビ映画。
ゾンビに感情移入してしまうという奇妙な感覚になる。
一味違ったゾンビ映画だ。
特殊な人しか観ないだろうけど、興味がある人にはオススメの一本。
さすがは本家だ。
THIS IS IT
★★★ マイケル・ジャクソン最後のコンサートリハーサル映画。
生きていたらこれは観ることができなかった。
演奏力や踊りのレベルの高さはわかるが、マイケルに微塵の興味の無いオイラからすると、これは普通の音楽ドキュメンタリーでしかない。
となると、この映画は特筆すべき点が無い。
段々と退屈になってくる。彼の音楽を知らないから。
彼のファンだけが観ていればいいモノだろう。
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
★★★★ ゾンビ生みの親、ジョージ・A・ロメロの2007年作品。
2008年の「デイ・オブ・ザ・デッド」の前編という位置づけらしいが、その「デイ〜」はロメロの「死霊のえじき」のリメイクで、脚本も監督も別の人。つまりは別作品なのだ。
だからこの映画は「死霊のえじき」の前日談としていいと思う。
そしてこの映画ではゾンビ映画の第一作、という形を取っている。
とはいえ「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のリメイクではない、全く別の物語。
ゾンビに襲われ逃げる人間を描いているが、その裏にはメディア論や報道論、マスコミ論といったモノが語られている。インターネットやYouTubeも登場し、携帯電話も重要な役割を担っている。つまり今現在のゾンビ誕生物語なのだ。時代に合わせて撮り直したかったんだろうね、ロメロ監督は。
物語はビデオカメラの一人称で語られる。
大学生たちが山奥でホラー映画を撮っている。卒業制作だ。先生もひとりついている。
そこにニュースが飛び込んでくる。死人が生き返って人間に噛みつき出したニュース映像だ。
そこで彼らはその全てを記録するために山を下りる。
テレビのニュースはデタラメばかり流し、インターネットがリアル情報を流している。
人々は徐々に狂いだす。というより本性をむき出しにする。残酷な本性を。
恐怖はゾンビにあるのか、人間そのものにあるのかを問いかけている。
やはり本家、一味違う。
第9地区
★★★★★ こんな映画は観たことがない。
全く新しいSF作品の誕生だ。
南アフリカのヨハネスブルグ、その上空に巨大な宇宙船が現れ、故障か何かで動かず浮かんでいる。
宇宙人たちは第9地区と呼ばれる場所を提供されそこで暮らしている。
そして20年が経ち、第9地区はスラムと化していた。
黒人のギャング団がそこの裏の生活を支配している。
MNUと呼ばれる国家機関は、宇宙人たちを第10地区に移動させる計画を立て、実行し始める。
そのリーダーに選ばれたのがヴィカスという冴えない男。
この男が先頭に立ち、宇宙人たちに立ち退きを伝えてまわる。
…というのがドキュメンタリータッチで、証言者のインタビューを加え、物語は始まる。
この先、あんな状況になるとは思いもしなかった。ビックリした。
なにげない、なんでもない特撮(もちろんCG)がスゴイ。
ごく当たり前に異常な状況が目の前に現れる。
最初はアパルトヘイトのブラックジョークかなと思っていたし、確かにそうなんだけど、それだけでは語り尽くせない。
ラストシーンが哀れにも美しい。
必見!見逃すな!
G.I.ジョー
★★ ハスブロのフィギュアシリーズが、テレビアニメ化されて大ヒットしたそうで、それの実写映画版がコレ。監督は「ハムナプトラ」シリーズのスティーブン・ソマーズ。
なんだか細かいカットがものすごい数で繋がってんだけど、「キメ」や「タメ」が無いもんだから、ダラ〜と流れてしまった印象。物語がロクに理解できないほど。カットをただ細かくすればスピード感が出ると思ったら大間違いだぞ。
17世紀のフランスで、敵にも武器を売っていた武器商人の末裔がこの映画の悪役。
「ナノマイト」というガン退治に仕様されるマイクロロボットを兵器に作り直し、それをNATOに運搬させ、それを奪い取るというワケわかんない手法を取る。
その武器を使っての最初のターゲットはパリのエッフェル塔。それを阻止すべく「G.I.ジョー」という正義の秘密組織が動き出す。彼らが使うアーマード・スーツには「加速装置」が装備されてる。
そのカー(?)チェイスが素晴らしいので、そこに★をつけた。
あとは敵味方が入り乱れて、最新兵器を使ってのぶつかり合い。
日本の東京も出てくるが、また支那と混ざってしまっている。
韓国人俳優のイ・ビョンホンがハリウッドデビュー。忍者になってた。手裏剣とか投げて。
たぶん本国アメリカじゃ、この映画に即した「G.I.ジョー」シリーズが売り出されたんだろうなあ。小道具や乗り物がたくさん出てきたし。
そしてラストが、なんだか次作へ続くみたいな感じになってた。そのうちできるのかも〜。
ヘブンズ・ドア
★★★★ 傑作アニメ映画「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアス監督の初の実写映画。
原案となったのは1997年のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」で、ボブ・ディランの歌から作られた映画。それを「マイ・ボス・マイ・ヒーロー」「デトロイト・メタル・シティ」の大森美香が脚本を書いた。
チンタラ生きてきて、バイトもクビになったマサト(長瀬智也)に脳腫瘍が見つかり、あと3日の命だと告げられる。病院で知り合った少女ハルミ(福田麻由子)は末期ガンだった。そのハルミが「海が見てみたい」と言ったことから、ふたりの旅が始まる。最初に盗んだ車の持ち主である謎の組織から追われ、誘拐と強盗の罪ということで警察からも追われる。はたしてふたりは海を見ることができるのか、という物語。
海も見ずに、キスも知らずに死ぬなんていいわけない、というのがテーマ。
出てくる役者がみんなイイ。主人公のふたりはもちろんのこと、刑事の三浦友和がイイ味を出してる。
映像もカッティングもキレイ。
あと一歩、あと少しで大感動の物語になったであろうことが残念だ。そしたら★5つつけたのに。
あのラストシーンは泣けるハズだが、泣けなかった。そこまでテンションが上がらなかった。
でも、そこいらの邦画よりずっと上品な映画だと思う。
一見の価値はあるよ。
ライアーゲーム
★★★★★ この物語は、テレビの「シーズン1」そして続く「シーズン2」の最終回である。
だからテレビシリーズを観ていないと理解できない…わけじゃない!
これ単独で観ても充分面白いと思う。
テレビシリーズのファンだったオイラからすると見事な最終回だった。
これだけ丁々発止のスリルとサスペンスはそうそう味わえない。
見事な脚本と演出だと思う。
もちろん主役の戸田恵梨香チャンと松田翔平が素晴らしいが、脇役の人たちみんなが素晴らしかった。
「ライアーゲーム」を味わったことのない人が羨ましい。
こんな楽しい時間がこれから味わうことができるのだから。
文句無しに★5つでしょう。
テレビのテイストを全く壊さずに作り上げたのが成功の要因だと思う。
そこに違和感が生じると、きっと失敗してただろう。
さあ未見の人はコレを観て、ノドをカラッカラにしてくださいな。
最後のクレジットロールが終わってもやめちゃダメだよ、1シーン残ってるからね。
ファイナル・デッドサーキット
★★★ 「ファイナル・デスティネーション」シリーズ第4弾。
日本じゃ第1作がコケたので、邦題を派手にして2作目「デッドコースター」は傑作に仕上がった。
残念なことに3作目「ファイナル・デッドコースター」はエンディグだけ素晴らしく、やはりコケた。
そんなこともあり、4作目のコレはとうとうこんなタイトルに。
物語の基本構造はどれも同じ。
死ぬハズだった人間が、その死を逃れたとき、神の手により、死ぬハズだった順番に死んでいく、と言うモノ。必ず予知できる登場人物がいて、死から逃れようとするが…。
今回はサーキット場での大事故で死ぬハズだった人々が、順番に死んでいく。
その死に方のアイデアがこのシリーズの見せ場。
途中まではかなり良かった。これなら傑作だった2作目と並ぶか?と思われたが、エンディングでガッカリ。あそこまでやっておいてこのオチは無いだろう。
死に方のアイデアが枯渇するまでこのシリーズは作ることが出来る。
「ファイナル〜」なんてついてても関係ない。たぶん5作目ができるだろう。
アメリカじゃ大ヒット映画でノベライズもされたほど。
そしてこの4作目は、実は3D映画なのだ。だから構図が極端になってる。
でも3Dで観ても、オチがこれじゃ結果は同じだったか。
残念な出来だが、決して悪いってほどじゃない。それなりに楽しめる。
サスペンスが否応もなく効いてるし。
1作目はもう10年も前になるんだねえ。奇跡の長寿シリーズだ。
重力ピエロ
原作の伊坂幸太郎って誰だよ。なにがベストセラーだよ。知らねえよ。
しっかしツマンネー映画だなあ。映画とも呼びたくない。
日本語字幕があったら、それ出して早送りにしたかった。
1時間20分経って、ようやく面白くはなってきたが、遅いよ。
加瀬亮はじめ役者は揃ってるのになあ。もったいない。
邦画の悪い所だけで作られてるみたい。
こんなの観たら時間損するぞ。気をつけろ!
ゴールデンスランバー
★★★★ また原作が伊坂幸太郎だよ。どんだけ人気あるんだよ。
でもこの映画は面白かった。
脚本監督の中村義洋って人は、物語をシンプルに的確に見せる腕を持ってるね。
全く混乱することなく物語が進んでった。この長尺で。
この監督の作品は、脚本のみも含めて案外観てることに気が付いた。
そしてどれもシンプルで的確に見せていた。
物語は、首相の凱旋パレードが行われてる仙台。
その首相が爆破暗殺される。
その犯人に仕立てられた男(堺雅人)の逃走劇。
仲間が陰ひなたに立ち振る舞い、この男を助ける。
まるでビートルズの「ゴールデンスランバー」の歌のように。
穴だらけだという人もいるけど、全く気にならなかった。
豪華配役陣も的確で、ハズレが無かった。みんな巧い。
★が5つに届かなかったのは、最後の主題歌が「ゴールデンスランバー」じゃなかったこと。
あそこでコレ流さないでどうすんの。
しかもカバーの曲ってのが情けない。ビートルズの音源は許可が下りなかったのか?
それにしてもエンディングは見事だった。ニヤリとさせられる。
これはちょっとオススメ映画だよ。観て損無いよ。
復讐者に憐れみを
韓国映画。
パク・チャヌク監督の「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」へと続く「復讐三部作」の第一作。
とにかく退屈。
この映画のどこに愛着を持てばいいというのか。
なぜ高評価されているのか、まるで理解できない。
出来の悪い、邦画の文芸映画と同じだ。なんかATG映画みたい。
ソン・ガンホがスラリと痩せている。役作りか?
役者は皆芸達者だと思った。なので★イッコつけた。
オイラにはこのパク・チャヌク監督とは全く肌が合わないみたい。
時をかける少女
★★ 筒井康隆原作の映画化4回目。
主演は第三作目のアニメ版の主人公を演じた仲里依紗。
この映画は彼女を観るためだけの映画だね。
シナリオはグズグズだし、演出はメリハリ無いし。
物語は第一作目大林版の続編という形を取ってる。
なら母親と五郎ちゃんは当時の役者を使うべきだったろうと思う。
予告編に完全にダマされた。
★は仲里依紗チャンに。ファンだからふたつ。
サバイバル・オブ・ザ・デッド
★★★ 本家ジョージ・A・ロメロ最新作(2010年10月現在)。
これはロメロ版「ロリ・マドンナ戦争」だね。
物語は「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の続きというかスピンオフというか。
「ダイアリ〜」に出てきた、兵隊くずれの一団が、ゾンビがいないと言われる島に向かう。
そこでは、ふたつの家族がいがみ合っていた。
そのいがみ合いが、銃で撃ち合うほどの「戦争」になっていく。
これはロメロ流の「戦争論」なのかもしれない。
片やゾンビを殺しまくる一家、片やゾンビを何かに使えないかと飼っている一家。
もはやゾンビは恐怖の対象ではなくなっている。
なんかハエとかゴキブリとか、そういうモノ扱い。
ひょっとしてロメロ監督の中では、ゾンビ論は決着しているのかも。
恐怖の対象であるゾンビは若い連中に任せた感じがする。
枯れた爺さんになったのかな?
アヒルと鴨のコインロッカー
また原作が伊坂幸太郎だよ。どんだけ人気作家なんだよ。
この映画は、「チーム・バチスタの栄光」「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」で感心した中村義洋監督の代表作だというので借りてみた。
そしたらなんと退屈な映画ですこと。
時の流れが止まったみたいな感覚になる。
役者はみんな巧いし、セリフ作りがちょっと面白いんで、2個所くらいは笑えたが。
また音楽がヌロ〜〜としてて、退屈さに輪をかけてる。
後半の仰天の展開と、ラストシーンには感心したんで★イッコ。
その後半だって、ほんとは前半でシッカリ心をつかんでないといけないんじゃない?
この映画はそれができてないと思う。
インビクタス
★★★★★ クリント・イーストウッド製作監督作品。
「チェンジリング」と「グラン・トリノ」を見逃しての本作。
1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ。
彼は、白人が愛好し、アパルトヘイトの象徴と言われたラグビーで、国の結束を高めようと考える。
そして南アでのワールドカップ、はたして弱小チームだった南アに勝利が得られるのか。
これはマンデラ大統領とそのSPたち、ラグビーチームの物語にして、南アの国民の物語だ。
マンデラ大統領を演じたのは、イーストウッドの親友・モーガン・フリーマン。
ラグビーチームのキャプテンを演じたのはマット・デイモン。
そのどちらも、名も無きSPたちも、貧しい黒人少年たちも、皆素晴らしかった。
試合の結果は歴史に残っているが、ここにはあえて書かない。知らない方が楽しめる。
こんな政治的な試合なのに、素直に感動できるのはなぜだろう。
この弱小チームの活躍にドキドキするのはなぜだろう。
我々日本人が忘れてしまったもの、無くしてしまったものが、この映画にはある。
イーストウッドの演出力ってマジスゴイ。
虚勢を張らずに、淡々としているのに力強い。
是非観てほしい。絶対のオススメ!
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン
★★★ 「青いパパイヤの香り」最近では「ノルウェイの森」のトラン・アン・ユン監督作品。
主役の三人は、ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホン、そして木村拓哉。
事件のトラウマを持つ元刑事の探偵(ジョシュ・ハートネット)が、世界一の製薬会社の会長からシタオという息子(木村拓哉)を捜して欲しいと依頼される。LA、フィリピン、香港を舞台に、探偵とマフィアのボス(イ・ビョンホン)がシタオの行方を追う。
単純なフィルムノワールな物語だが、カット割りと編集の奇異な手法で時空を越え、理解しづらく作られている。おそらく意識的に。それを「芸術」とか「作家性」と呼ぶのは勝手だが、観客の事も少しは考えてほしい。
木村拓哉はうまい具合にセリフが極端に少ないが、重要な役所を好演している。イ・ビョンホンとの共演は「HERO劇場版」とで2度目。木村はシタオという役名だが、書類には名字が「チェン」となっていた。日本の大スターも海外では中国人扱いなのか。
好き嫌いがハッキリ別れる映画だと思う。個人的にはアリだが、世間的にはナシだろうということで★3つにした。4つでもよかったんだけど。全く日本ではヒットしなかったしね。
興味のある方はどうぞ。責任は取らないけど。







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