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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ、☆は★半分の意)
エレファント
原題:Elephant
★★ 米コロンバイン高校銃乱射大量殺人事件(トレンチコートマフィア事件)を、「グッドウィルハンティング」「サイコ(完コピ=リメイク)」のガス・ヴァン・サント監督が事件の記録と自分の想像(美しき妄想?)を重ね合わせて作った、ドキュメンタリー風味のスタイリッシュ狂気ファンタジー。
脚本監督編集を兼任したサント監督は、この映画でカンヌ映画祭パルムドールと監督賞の二冠を受賞した。
ジメられっ子の少年がホモ友と通販で銃を買って、イジメたヤツらと学校に復讐するってのが物語の核になってるけど、これちょっとカッコつけすぎてんじゃないの?クラシックのピアノかなんか演奏しちゃってさ。本物はマリリン・マンソンをガンガンに聴いて、襲撃前にボーリングに興じてたイカレポンチなワケでしょ。サント監督はこのキチガイ凶悪犯罪者に同情でもしようってか。キチガイ小僧はちゃんとキチガイ小僧として描けよ。
それでも映画そのものの作り方はキューブリックに影響を受けてるようで面白い。
幾人かを選んで、それぞれの背後にカメラが密着して登校から事件まで延々と追い続ける。ひとりが終わると次の人という風に、同じ時間同じ場所にいた人々を何度も何度も見せていく。当然途中クロスする部分があって臨場感が高まり、事件が起きる瞬間までには全体像が把握できてる仕組み。
俳優たちはほとんどが素人だそうで、役名はその役を演じた子の本名だとか。部分部分のセリフのやりとりも、彼らにおまかせのアドリブだったそうな。それでも絶妙な人の出入りのタイミングを見てるとキモとなる部分は入念なリハーサルをしたのも、撮影テイクを何度も重ねたのもわかる。
でも監督自身が「売り上げも、観客も意識しない映画が作りたかった」と言ってるだけあって、実にワガママそのもの。ほんとに観客は置き去りな演出だった。そういうのもアリでイイけどさ、この芸術家気取り臭はかなり鼻についた。
タイトルの「エレファント」は、英BBCのIRA(アイルランド共和国軍)を扱ったアラン・クラーク監督の39分のドキュメンタリーのタイトルをそのままいただいたもので、その意味は「我々が皆見えているのについ無視してしまう、何か比喩的に巨大なもの」だそうな。

そうそう、劇中、カメラ愛好家の青年が手首に「フォークを曲げて自作したブレスレット」をしていて、これはシャレてた。
サンダーバード
日本語版
原題:THUNDERBIRDS
この映画は我等が知ってる「サンダーバード」の映画化作品なんかでは決してなく、いわば「ズッコケ三人組/悪漢と闘うぞノ巻」なんでした。
まだ隊員になってないミソッカスな末っ子が、友達と一緒に悪漢フッドとその仲間をやっつけるというジュブナイル。
観客の対象年齢は小学校1年生程度でしょうかね。しかも米国基準の。なのでそういうのが好みならハマるかも。大元の「サンダーバード」を知らないという条件付きですがね。
ハリウッドで映画化とさんざん言われてたんで米国映画かと思ったら、純然たる英国映画なんですねえ。へ〜、あ〜そ〜ですか、お膝元でこんなもん作ったワケですか。
CGを駆使したメカの数々が縦横無尽に飛び回るのは結構だけど軽すぎ。重厚さゼロ。40年前の人形劇の足下にも及ばないとはどういう了見なんでしょ。
軽いといやあ、もうオープニングから客をナメてるとしか思えない安っぽいアニメーション。もうそこで腰砕けになりました。ガックリ。
原案が「ビルとテッドの地獄旅行」「ガーフィールド」の監督ピーター・ヒューイットと「スコーピオン・キング」の脚本家ウィリアム・オズボーン。それをシナリオ化したのが、オズボーンと「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」の脚本家マイケル・マッカラーズだって。トホホのホ。それ知ってたら変な期待なんかしなかったよ。そもそもがバカ映画誕生の下地になってたのでした。
一カ所お遊びカットがあって、一瞬だけ手のアップが糸のついた人形の手になるの。これは人形劇版で手のアップだけ生身の人間の手になるとゆーお約束のパロディなんだけど、チとイラつかせる演出でした。もっと他ンとこに気を配れっての。
とはいえ、ティンティン役の少女がとても可愛いので、そこが救いかな。

ジャニーズのV6による吹き替えは、森田剛と三宅健のクセのある喋りのふたり以外は全く気にならないほどウマかった。吹き替え版選んでも損しませんよ。つーかこんなの吹き替えで充分だ。
ビッグ・フィッシュ
日本語版
原題:Big Fish
★★ ティム・バートン監督による同名ベストセラーファンタジー小説の映画化。
死の床についている「ホラ吹き父さん」と、現実主義の彼の息子。息子は小さい頃からさんざん聞かされた父親の「ホラ吹き青春冒険記」にウンザリしていたが、整理し始めた父の部屋にあったモノを検証するうちに「真実」が見え、父を理解する。とそんな物語。
見せ場はもちろん父親が語る奇想天外な冒険記・・・なのだが、語り口がユルイのか、思ったほど奇想天外でもなく退屈だった。この父親の語る話が珍奇であればあるほど、あのラストシーンの感動が大きくなるハズなんだけど。
それなりにまとまっているので決して悪い出来じゃないけど、退屈したのも事実なので星はこの数で。
ホラ吹き父さんを演じた名優アルバート(エルキュール・ポアロ=註)フィニーは素晴らしいが、彼の青春時代を演じたユアン・マグレガーには違和感があった。この俳優、笑顔がワザとらしくてヤだ。

註=「オリエント急行殺人事件('74)」
ワイルド・レンジ 最後の銃撃
日本語版
原題:OPEN RANGE
★★★★★ ケビン・コスナー製作・監督・主演の新作西部劇。
もうひとりの主演は大尊敬する名優ロバート・デュバル翁。コスナーは決して出しゃばらずに、常にデュバルの補佐の立場にいて抑えた演技をしている。これがいいんだなあ。このふたりのやりとりも絶妙で、緊張感ある状況でもクスクス笑わせてくれる。
B級西部劇みたいな安っぽい邦題と違って、かなり牧歌的でユーモラスなムードが漂い、しかもリアリズムに徹した演出で当時の空気や時間の流れまでも再現しようとしている。コスナーはクリント・イーストウッドとジョン・フォードを意識してるのが明らかで、すごく勉強しているのがわかる。今時こんな演出できる人がどれほどいるやら。よくある物語(伝統的米国西部劇)と言ってしまえばそれまでだけど、表現の仕方次第でここまで昇華できるということを証明したような仕上がり。
さらに撮影が素晴らしい!冒頭のモネを模した泰西名画を見るような緑と花々の風景ショットから嵐、そして殺伐とする泥沼泥流。でも決して画作りに停滞せずキッチリ映画的に進行している。見事なもんである。
売りは20分に及ぶ大銃撃戦(決闘)で、これがまた実包で撃ち合ってるんじゃないかってほどリアルで凄い。黒色火薬の臭いまでする感じ。
しかしこの映画の本筋は原題からも推察できるように、無骨な男が安住の地を見つけるという話。不器用で微笑ましいラブシーンがとてもイイ。そこでさらにもうひとりの主役アネット・ベニング。童顔で綺麗なんだけど、近くから見ると深いシワが目立つ(それを強調する照明!)オールドミスという設定にピッタリ。
久しぶりに本格的なイイ西部劇が観られて幸せ。立て続けに3回も観た。このレベルの西部劇がもっと観たいなあ。
この映画はオススメですぞ!
そして吹き替えが素晴らしいのでぜひ日本語版で堪能してくだされ。
ドーン・オブ・ザ・デッド
日本語版
原題:DAWN OF THE DEAD
★★★ 1978年にジョージ・A・ロメロが生みだしたゾンビ・シリーズ第二作目の同名映画を、スタイリッシュにスピーディにアクションホラーとしてリメイクしたもの。
元になった映画は熱狂的なファンを持っているまさにカルトムービーなので、ちょっと無謀な挑戦でしたね。特別悪い出来じゃないけど、この手の映画としては標準レベル。
って他人事みたいなこと言ってる当人が当時夢中になったんでした。大ヒットだったしね、大ブームになったし。でも当時の劇場公開版は残酷シーンになるとモノクロ&ストップモーションになるという悲しい修正が入ってるもんだったなあ。そりゃともかく。
この映画のゾンビはなりたてだと速い速い!走りまくってる。猛獣みたい。この素早いゾンビってアイデアは英映画の「28日後」からのいただきかしらん。それとも先やられた!って地団駄踏んだのかしらん。この映画の売りはそこだけ。猛烈な数と速度に勝てるかどーかっつー。
元の映画の素晴らしいところは、ゾンビ一匹一匹にキャラクターがあったことと全編を通じて真っ黒な笑いが漂ってた所だったハズ。この映画にはそれが圧倒的に欠けてる。冒頭の病院シーンで「ERのグリーン先生」の呼び出しが流れるんだけど、その程度。そこがこの製作者の青いところなんでしょうね。
オープニングの突如事件が勃発する様子の描き方は見事だったので星をオマケした次第。
テキサス・チェーンソー
日本語版
原題:THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE
★★ NY近代美術館に収蔵されてるトビー・フーパー1974年の低予算ホラーの大傑作「悪魔のいけにえ」のリメイク作品。原題は同じ。
このリメイク映画のコントラストの効いた、焼きの深い映像はイイなあ。好きだなあ。撮影のダニエル・C・パールって人は覚えといてもいいかも。
また主演の「ナイスバディなのに不幸にも顔がミア・ファロー」な女優ジェシカ・ピールがとてもイイ。
他の若い役者たちもそこらの青春ホラーに出てくる安い素人みたいのとは違って、トレーニングをキッチリ受けた感じがするのが好感持てる。
んでホントの主役レザー・フェイスもキッチリ再現されてて嬉しい限り。
でもね、映画そのものの出来はハラハラ感の薄いアクション映画になっちゃってんでした。
あの腐敗したような血肉の臭いが画面からブンブン漂う凶暴さには遠く及ばない。スタイリッシュな画面構成にした段階でアウチなんですね。作り手の真剣さは伝わるんだけど。
トビー・フーパー自身「悪魔のいけにえ2」をコメディにしたくらいだし、フーパーと共同で脚本を作ったキム・ヘンケルも「悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス('94)」でリメイクしたけど全くダメだった。つまり「悪魔のいけにえ」ってのは色んな事柄の歯車が偶然はまって出来た奇跡的な一本だったわけで(傑作なんてのはたいがいそーゆーもん)。そんなのね、どーリメイクしたってウマくいくわけがない。
それにしてもこの程度の映画がR15指定になるってヤな時代になったもんだね。子供ン頃ポルノ以外はなんでも見放題なイイ時代を過ごせてホントーによかった。
ゼブラーマン
英題:ZEBRAMAN
哀川翔主演100本目の記念作品。
脚本は宮藤官九郎、監督は三池崇史という布陣で作られた特撮ヒーロー物のパロディアクション。とはいえコメディではなく、くたびれた中年男に捧げられた応援歌みたいな物語。
発想は面白いし、哀川翔が特撮ヒーローを演じるのもなかなか似合っててカッコイイ。星はご祝儀でそこに。
でもねぇ、これ作ってる人の中に誰も「ヒーロー特撮愛」を持ってるのがいないってのが画面に現れてんだよね。こんなもんじゃん?っていうナメた姿勢が蔓延してんの。ホンキじゃねーの。宇宙人のデザインにそれが顕著だけど、ンなの面白くなるワケねーじゃん。
そのナメた姿勢が基本的な映画創作術にも影響してんのか、画面がダラけきってんだよね。なんだこのフヌケた画面作りは。間の抜けたテンポの会話はギャグなのか?全く面白くないけど。
あーもったいない。素材はイイのに。
CASSHERN
あーウゼェ!
タツノコプロの傑作アニメ「新造人間キャシャーン('73)」を、世界観を再設定(ブチ壊)し、作り手のメッセージをこれでもかとモゴモゴ盛り込んだお安い反戦プロパガンダ映画。原作を手段に利用すんじゃねーよ。
それでも面白くできてりゃ文句もないんだけど、これは睡眠導入剤。グダグダダラダラチンタラしやがって。
とはいえCG合成を得意とするプロモビデオ作家のキリヤとかいう監督だけあって、画像の作り込みはなかなか見応えがある。それがあったので極悪をつけなかった。押井守が「アヴァロン」「イノセンス」でとっくにやっちゃってる手法で目新しくないけどね。
でも映画ってのはさーそんなことじゃ成り立たんのよ。サスペンスもアクションもロクに構成できてないじゃん。そういうとこに「映画は素人」ってのが出ちゃってる。イイ俳優(主役=芸大出の大根役者を除く)をこれだけ集めてんのにもったいない。
って、フレンダーがタダの犬ってどーゆーこったッ!!
グッバイ・レーニン!
日本語版
原題:GOOD BYE LENIN !
★★★ 2003年のベルリン映画祭金熊賞を受賞したドイツ映画。
まだ東西が分断されてるドイツで、主人公の母が心臓発作で倒れ意識不明になる。目覚めたときはベルリンの壁が壊れた後。ショックを与えると死んでしまうと医者に言われ、主人公の青年は母の身の回りを東ドイツ当時のままを再現することに奔走する。って話。
前に予告編を見たときには面白そうだったんだけど、どーも何かが違う。最後まで飽きさせないものの、チッとも面白くない。笑わせどころでワザと笑いに至らない演出が施されてる。特に音楽。なんでだろ。常にどこか寂しげな印象。この映画はハートウォーミングなコメディなハズなんだけどねえ。特にドタバタする前半は笑わせとかないと、後半ズシリと来ないでしょ。
壁の崩壊後、映画青年に最も影響与えたのがキューブリックの作品だったのか、この監督さんが好きなだけなのか、主人公に協力する映画青年が結婚式ビデオで「2001年」ネタを使うし、母親の部屋を東ドイツ風に戻す作業での演出が「時計仕掛けのオレンジ」へのオマージュになってる。
この映画を観てて、かつて寺山修司がさかんに引用してた言葉を思い出した。
「起こらなかったことも歴史のうちである」
キル・ビルvol.2
原題:KILL BILL vol.2
★★ 驚天動地の大バカアクション映画の大傑作となった「キル・ビルvol.1」の続編。つーか元々一本だったものを無理矢理2本に分けて上映したモノなので、単なる続き。
やっぱ分けずにイッキにヤッチマッタほーがよかったんじゃないかね。独立した映画としちゃこれはツライ。見所を前編でほぼ全部描ききっちゃって、これは残りカスみたいな感じ。だいたい映画全体のクライマックスが、座ったまま延々とおしゃべりなんて退屈の極みだ。カンフー映画のパロディもなんだか無理矢理挿入したような印象で、前作の極悪邦画のパロディほど生きてない。
ただ片目の殺し屋を演じたダリル・ハンナがムッチャクチャカッケー!もうこの星ふたつは彼女にあげたよーなモノ。この片目の殺し屋を主役に一本作らないかな。ぜひ作ってほしいなあ。
キューティ・ハニー
グラビア・アイドルの佐藤江梨子(以下サトエリ)が主人公を演じ、庵野秀明が脚本監督した、永井豪原作のアニメの実写化・・・といっても実はコレって昔からある単なるアイドル映画の一本にすぎないのでお気をつけを。
ピンクレディの「活動大写真」やおニャン子クラブの「おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!」と同類のお安く杜撰なバカ映画。
おニャン子映画が原田眞人の脚本監督でお得意のサスペンスアクション風味だったように、オタクな庵野監督がその趣味性を生かして脚本監督すりゃ当然このネタでしょーってだけのハナシ。「ハニーをやるならサトエリ」なんじゃなくて、「サトエリだったらハニーかな」ってこと。
なので「あのキューティハニーが実写化!」とか騒いでも全くの無駄。この映画はサトエリファンだけが観てればイイんでした。
とはいえ、こういうアイドルバカ映画は基本的に好き。脳天気でいーじゃないの。なので星イッコ。
問題は予想以上にブッ細工なサトエリのカエル顔に最後まで慣れなかったことでした。ツラかった。敵を演じた片桐はいりが同じコスチュームだったら見分けつかないところ。誰か違うアイドルだったら星は間違いなく増えてたね。なんで人気あるのかチィともわからん。
倖田來来の歌う主題歌(リメイク)は、そのタイトルバックのアニメと共にスンゲーカッコよかった!その部分だけ4回観ちゃった。
つーことは、この映画からスピンオフしたアニメ「RE キューティハニー(全3巻)」は面白いかも。キャラデザインが過去のハニーの中で一番良さげだし。







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