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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ)
エネミーライン
日本語版
原題:BEHIND ENEMY LINES
★★★ 近未来のボスニアで、協定ラインを越えて偵察行動した米軍機が撃墜され、適地にひとり生き残った主人公が逃げ回るってなハナシ。
戦争映画の殻をかぶった単純な「敵中突破モノ」映画。
これさ映画好きなら誰でも気づくと思うけど、映画「BAT☆21('88)」そのまんま。舞台がベトナムから変わっただけ。しかも「BAT21」の主役ジーン・ハックマンが今回の映画では救出する側の上官。なんかね、「BAT21」の主役のその後を描いてるような気もする。自分が上官になって今度は部下が同じ目に、ってゆー。そうか?(笑)
監督のジョン・ムーアって人はミュージック・クリップの監督をしてる人だそうで、劇映画はコレがデビュー。だからかどうか、やたらと画像いじりまくり。無意味な処理満載。なのに主人公が陥る危険なワナはあまりに少ない。ただ走ってる印象しか残らない。シナリオが弱いのか?
でも、でもなんである。ちっとも飽きずにイッキに見せられるんだなあ。見ている間は面白いの。ヒマつぶしにはピッタリ!
変な形の鼻を持った主人公より、彼を追い回す敵側のジャージ野郎がカッコイイ!こいつだけでも見る価値あり。
呪怨2
ここ10年で最も怖かった清水 崇監督による恐怖映画(ビデオ映画)の傑作「呪怨」。惨殺された母子の怨念に襲われる人々の恐怖を描いた短編連作である。それぞれ独立した話のようで全体は繋がっているという構成。
実は「呪怨」の前に、「学校の怪談G」というテレビドラマ(ビデオ発売済)に収録されている「片隅」と「4444444444」という3分の短編があって、それが「呪怨」ワールドの原点。これも無闇に怖い!
「呪怨」と「学校の怪談G」は超オススメなのだ!怖いぞお(笑)

んで、この「呪怨2」は、そんな「呪怨」の続編なんだけどね。なにが星の数を減らしたかってーと、まず前作の最後の2話がまるまる流されるわけよ。で、そこから派生(再構成)した物語って形になってんのね。それがウザイ。前に見た!って言いたくなんの。尺稼ぎなんじゃねーの?と思ってしまう。せっかくの短編連作なんだから別の話が見たいのだ。ヒジョーに残念。

映画版「呪怨」はビデオの焼き直しではなく、さらなる別な物語であるそうな。この母子の怨念が消えない限り永遠に続いてもおかしくない世界観なんですな。
映画版「呪怨2」も製作決定。益々増殖する怨念と恐怖世界。

そしてさらに、この映画にホレこんだサム・ライミ監督が、「「呪怨」は私がこれまでに観た映画の中でも最も怖かった作品の1本だ」とコメントし、新たに設立したゴースト・ハウス・ピクチャーズ社で米国版が製作されることが決定!監督は清水 崇が続投!まさにオリジナル「呪怨」ワールドが世界に広がることになったのだ。ヒジョーに楽しみ。ニャ〜ォゥ
脳壊/パニック
原題:PANIC
妻と息子がいる中年男は副業として輸入業をしているが、本業は父親から継がれた仕事で、それを辞めたいと思っていてセラピーにかかっている。
そのセラピーで出会った若い娘に恋心を抱いてしまったり。
その仕事とは実は殺し屋なんである。そして辞めたいのにそれを父親に言えないまま、次に来た仕事はそのセラピスト暗殺だった。男の苦悩は増大していく。
中年男が抱える苦悩を描いたこの作品はサンダンス映画祭で絶賛されたとか。
たしかに前半は(職業が殺し屋であるという特異な点を除けば)普通の中年男の悩む姿を淡々と描いていて、それがなかなかいいんだけどね。後半に入ると全てがパワーダウン。ダルダルグズグズになっていく。
予告編じゃ面白そうだったのになあ。
千年女優
英題:CHIYOKO MILLENIAL ACTRESS
★★★ 前作「パーフェクトブルー」でアニメ界よりも実写映画界に衝撃を与えた今敏の原案・脚本・監督作品。共同脚本に「パーフェクト〜」の村井さだゆきが参加している。
30年前に突如映画界から姿を消した伝説の大女優のもとに、映像製作会社の社長・立花がカメラマンを連れインタビューに出かける。彼らは映画会社銀映の撮影所の閉鎖に併せて、彼女のドキュメンタリーを作るつもりだった。彼女が自分の過去についての回想を始めると共に、時空を越えた思い出世界の中に巻き込まれていく。
基本的な筋立ては「大好きなあの人に会いたい!という思いで突っ走ったひとりの女性の姿」である。ほんとにそれだけ。しかしその表現方法は凝っている。昭和の日本映画史(なぜか東宝中心)の重要なポイントに現実と回想が幾重にも重なって、観客共々夢幻世界を走り回ることになるのだ。
とはいえ、このアクションつなぎで場面が変わるという手法に個人的に驚かなかったのは、過去さんざん使われた手法だったからなんですね。さらに舞台となる邦画史の再現がショボい。元の映画を知ってるだけに余計ショボく感じる。
それと狂言回しにもなる立花とカメラマンコンビのコントまがいの芝居にも戸惑う、とゆーか笑えない。普段冗談言わない人が急にフザケたよーな感じがして恥ずかしいのだ。
決して途中で飽きるとか、ウンザリするようなことはないんだけどね。特に後半の追い込みから終盤の演出には素晴らしいものがある。タイトルの意味も最後のセリフでわかるようになっているし(わからない人は「女優」の意味を問い直したほうがいい)。

第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞
加えてドリームワークス配給で世界公開が決定している。

他サイトで指摘されてた事だけど、この映画の筋立ては星野之宣の短編SFマンガ「月夢」ではないか、というのである。はて、そのマンガを読んでいないのでなんともいえないが。どうなんでしょ。
13ゴースト
日本語版
原題:THIR13EN GHOSTS
ジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスによるダーク・キャッスル製作の、『TATARI』に続く仕掛けホラー第2弾。
前作に続きこれも「仕掛け映画の帝王」と呼ばれたウィリアム・キャッスル作品の現代版リメイク。元の映画の仕掛けは「劇場でこの眼鏡をかけると幽霊が見えますよ」というものだったらしい。あまり評判にもならず、日本未公開だそうな。
なのでこの映画では登場人物が幽霊が見える眼鏡をかけることになっているんだけど、せっかくの面白アイテムなんだからもっとサスペンスに満ちた使い方してほしかったなあ。
内容は前作とあんまし変わったところのない「仕掛けだらけのお化け屋敷モノ」。遊園地のお化け屋敷みたいなもん。んで、またこれかいって感じだけが強く残る。
ホラーなのにガラスに囲まれた空間という闇を廃したのが制作者たちの新味(これも遊園地にある鏡の部屋が元)なんだろうけど怖さは無く、そのガラスの効果的な使い方もされていない。
しかも物語の主人公ともいえる幽霊たちがさ、単なるモンスターでさぁ。ブキミなデザインだったり、汚かったりするんだけど、全く怖くないんだよ。凶暴なだけで。暴力的な恐怖感って映画じゃよほどのことがないと出ないもんだし、幽霊の恐ろしさってそんなところには無いんじゃないの?
つまりは派手にダーっと映像が流れてりゃワイワイ楽しめる小中学生とかの子供向けなのかもね。
カリスマ
1999年の黒沢清監督作品。黒沢流20世紀の総括、または未来への警告という寓話。
シナリオを書いてから映画が完成するまでに10年かかったという。名前が売れてなかったら到底この企画に金を出そうなんて人はいないんじゃないのかね。
たてこもり事件で犯人・被害者ともに死なせてしまった刑事(役所広司)は、犯人から「世界の法則を回復せよ」とメッセージを受け取る。休暇を取らされ、どこか山の中にたどりついた刑事は、そこで「カリスマ」という名の木に出会う。カリスマは毒を吐き、森の木々は枯れていくのである。そこには様々な思惑の人々がそれぞれの想いで集まっていて、カリスマを取るか森を守るかの攻防が繰り広げられている。
普通寓話つったら、何かに形を借りて別の何かを表現するもんだが、この映画はそのまま見たままが作者のメッセージになっている。なにが鬱陶しいかってこのメッセージの押しつけ、押し売りがウザイんである。うるせーよ、と言いたくなってくる。
ただいつの頃からか黒沢が掴んだ映画のリズムと空気感は好きなので、星ひとつ。
ドニーダーコ
日本語版
原題:DONNIE DARKO
★★ 1988年10月。17才のドニーダーコ。彼の家に飛行機のエンジンが落ちてから、彼の目の前にウサギ男が現れ「あと28日6時間42分12秒でこの世は終わる」と告げる。そこから現実と非現実がドニーの中で増幅していき、それがピークに達したときに全ての状況が反転する!ドニーは生きているのか死んでいるのか、それとも・・。
とまあ、後で何度もドユコト?と反復して考えるようになる映画なんだけど、手応えが安い邦画な感じでタルい。「近来まれにみる衝撃!」とサンダンス映画祭で評価されたラストはいくつもの意味が読みとれる仕掛けなんだけど、そこに至るまでにグッタリする。
脚本監督はこの作品がデビューとなるリチャード・ケリー。1975年生まれというからまだ27才。
この映画のシナリオを読んで自ら製作総指揮を名乗り出たドリュー・バリモアは、シナリオ一切削除することに反対したそうだが、監督のケリーは20シーンもカットしてしまった。すべて謎が解明されるヒントのシーンを!なんでも「2001年宇宙の旅」の大ファンだそうで、あの映画の謎をそのままこの映画に持ち込みたいと考えた末の結果だそうだ。ん〜
言ってみれば「精神病の不思議の国のアリス(男版)」だし、「学園版ふくろうの河」なんだけどね。あ、これはネタバレか?
音楽が重要な意味を持つそうで、80年代のUKニューウェイブがガンガン流れるんだけど、歌詞がわかんないから意味も通じないし。これは日本版スタッフの落ち度なんじゃないのかね。字幕出しなさいよ。
ところで主役のドニーを演じたジェイク・ギレンホールって山崎まさよしに似てる。
サイン
日本語版
原題:SIGNS
シナリオが史上最高額1000万ドルで売れたっつー、M・ナイト・シャマランの監督3作目(正確には4作目らしいが、1作目が陽の目を見てないそうで)。
売りがミステリーサークルをめぐるスリラーってことになってるけど、そう思うと腰砕け必至。
この作品は「宗教的ありがた〜い教え」映画、もしくは「教会のお説教」映画なのです。
「全ての事柄には意味があり、なんらかのサインになってるので見逃すことのなきよう」というのが作品のテーマ。だからSF設定なんか添え物。単に例え話として使われてるだけなんですな。
そのアチコチにあるサインが最後イッキに集約される瞬間っていうシナリオつーか演出は面白かった。おそらくシナリオが売れたのもそこでしょう。星イッコもそこにつけた。
だけどとにかくダラダラモタモタしてる。退屈。これってキリスト教信者はフンフンと身を乗り出して観てるんだろうか?
シャマランはよっぽど力を入れた作品であるらしく、自身も主人公の妻を交通事故で死なせた男という重要な役で出演している。
どうやらね、ヒッチコックのファンらしくて、彼の真似がしたかったらしいってのが真相なんだがね。この映画もヒッチの「鳥」なんだそうな。へえ〜、そうかいそうかい。
シャマランは「B級ネタをA級な状態で作るのが目標」だそうだが、ヒッチコックはB級で自分はA級だと思っているらしい。勘違いもはなはだしい。
史上最弱と呼ばれた宇宙人は、例えば地球人がどっかの星へ行って取り残されたらあんな程度のもんじゃないのかな。たぶんシャマランはそう考えたんだと思う。
それよりもメル・ギブソンが完全なミスキャスト。
ウインドトーカーズ
日本語版
原題:WINDTALKERS
ジョン・ウー監督、ニコラスケイジ主演の第二次大戦映画。
こーんなペランペランの薄い戦争映画って初めてかもしんない。なんだこりゃ。まるでVTR撮影されたお昼のテレビドラマみたいじゃないか。銃撃戦も迫力ゼロ。ドッチラケ。
ジョン・ウーって限られた空間、限られた人間を描くのは得意だけど、こういう大規模なモノって突如素人みたいになっちゃうのね。ビックリだ。
しかもニコラスケイジの大仰な大根芝居にウンザリ。本名をニコラス・コッポラつって、あの映画監督のコッポラの甥。どうでもいいけど。あんたはパチンコのCMでもやってりゃいいの。
日本軍もやけにデブデブな兵隊でさあ。それに昔でいうドイツ軍、ちょっと前ならベトナム軍とかソマリア民兵と同じく「襲ってくるゾンビ」扱い。
ナバホ族の言葉で暗号が作られ、それを死守するって物語なんだけどさ、それならもっとハラハラドキドキの面白い映画ができるだろうに。
観る価値なしのゴミ映画。
スナイパー
日本語版
原題:LIBETY STANDS STILL
★★★★ 映画の中のセリフにもあるが、米国憲法の修正第2条で『規律ある民兵は自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保蔵しまた携帯する権利はこれを侵してはならない』とあり、米国での銃規制が脆弱なのは、この規定のせいだそうな。このカナダ/ドイツ合作映画はアクション俳優ウエズリー・スナイプスを主演に迎えた、反「銃器保持の自由」をテーマにした硬派の社会派作品である。
大手武器会社の社長夫人リバティは、浮気相手のもとへ向かう途中、携帯に知らない男からの電話を受ける。軽くあしらったリバティの脇を、銃弾がかすめる。爆弾がセットされたホットドッグスタンドに手錠で固定されたリバティ、彼女の携帯の電池が切れると自動的に爆発する仕組みになっている。その携帯の電池はあと80分ほどしか残っていない!ジョーと名乗る男は、リバティの会社が製造した銃で娘を殺された元CIA特殊部隊員だった。その本当の目的とは?単なる復讐なのか、それとも・・
ビートの強いテクノミュージックと、手の込んだ(しかし邪魔じゃない)映像処理がテンポを崩すことなく最後まで続くのがスゴイ。全くダレることがない。リバティはスタンドに繋がれ、ジョーは部屋から一歩も出ないというのにである。全てはリアルタイム80分間、携帯での(全く顔を合わすことすらない!)会話が中心なのに、ものすごいサスペンスなのだ。
ただ残念なのは後味が良くない。この終わり方でいいのだろうか、とずっと疑問。他に方法(演出上の)はなかったのか。その1点で星5にはできなかった。
でもこの映画はオススメ!観て!
脚本監督はCMやミュージッククリップ、テレビドラマ「ニキータ」などの演出をしているカリ・スコッグランド。なんと女性である。
タイトルは「スタンドに固定され立たされるリバティ」と「自由(リバティ)の行き詰まり」というダブルミーニングになっている。
バイオハザード
日本語版
原題:BIOHAZARD
RESIDENT EVIL
★★★★ ゲームを全くしないオイラでもタイトルくらいは知っている同名大ヒットゲームソフトのハリウッド実写映画化作品。
ゲーム体験者からはボロクソに言われている映画だけど、そりゃ仕方ないこって。なぜならゲームは一人称で主人公はあくまでプレイヤーなのに対して、映画は常に第三者の目でしかないのです。どう作っても文句言われる運命にあるんですな。
マンガやゲームを原作としてる映画の中で成功しているものは少ないが、この作品は「映画」として成功している。つまり単純にスゲー面白かったのだ!
冒頭で描かれる事件の発端描写も端的で見事だし、主人公の記憶喪失という設定が、観客と同じ視点に立って物語に導入していく仕掛けもウマイ。なんなの?なにが起きてるの?という感覚。
展開も淀みなくスピーディーで全くダレが無いのもイイ感じ。音楽も効果的。
ただひとつゾンビたちが今ひとつ怖くなかったってことかな。え?致命的?そこまでヒドかあない(笑)でも星イッコ減点。
それでもこの映画はジョージ・A・ロメロ(ゾンビの生みの親)の映画の正統な後継作品と言っていいと思う。はい、それはゲームがね、って意見ごもっとも(笑)なんせゲームはそのロメロが、そしてルチオ・フルチ(伊ホラー映画の大物)が監修しているのである。
脚本監督のポール・アンダーソンは「モータルコンバット」でゲーム作品の映画化を経験してる人だが、「イベントホライゾン」「ソルジャー」といったB級SFアクション中心に撮ってる人。ホラーよりアクション寄りの人なんですね。だからこの映画もホラーというよりアクションの要素が強い。そしてこのゲームの大ファンなんだそうな。
主演のミラ・ジョボビッチもまたこのゲームの大ファンで、自ら出演を売り込んだとか。今までの出演作では最高にカッコイイ。
主演といえば「ガールファイト」のボクシング娘で鮮烈なデビューしたミシェル・ロドリゲスもゲームの大ファンで売り込みに来て役を得たそうな。ミラ・ジョボビッチを凌ぐ存在感でカッコイイ!
お見事なラストシーンはゲームの冒頭に繋がっているそうで、続きはゲームで!という作りも粋。間違っても続編など作らぬように(笑)
ヒジョーにオススメ!
ジェイソンX
日本語版
原題:JASON-X
まーだやるか!(笑)
これパチモンじゃなく、第一作目を作ったショーン・S・カニンガムが製作総指揮の正式な続編。10作目。
もうネタが尽きたのか、今回の舞台は未来、しかも宇宙。そこで冷凍冬眠から目覚めたジェイソン大暴れの巻。
基本設定は「エイリアン」からのイタダキで、エイリアンがジェイソンに変わっただけなんだけど、低予算なのかヒジョーにショボイ!(笑)
もうアチコチ突っ込み所だらけで、そういう意味では楽しい作品に仕上がっております。
監督のジム・アイザックは、デビッド・クローネンバーグの諸作品の特撮を手がけていた人で、そのせいか冒頭クローネンバーグが博士役で出演している。なんでも出演の条件は「必ず殺されること」だったそうで、キチンと派手に死んでます(笑)
そしてラストシーン、まーだ続ける気でいるのか?(笑)
ジェイソンを演じたケイン・ホッダーは有名なスタントマンでありながら、ホラー映画中心に役者もしている人で、このシリーズには第7作からずっと出演。複数回ジェイソンを演じた人は彼だけ。
そのホッダーの下唇の内側には「KILL」と刺青が入っている。

追記:「フレディvsジェイソン」撮影決定だってさ!
プレッジ
日本語版
原題:THE PLEDGE
★★★★★ 俳優として有名なショーンペンの監督第三作目にして、静かなるハードボイルドの傑作。
定年まであと6時間となって退職パーティが開かれているスゴ腕と言われる老刑事(ジャック・ニコルソン=名人芸!)のもとに、殺人事件の知らせが入る。雪山で幼女の惨殺死体が発見されたのだ。両親に死亡通告をするが、そこで死んだ子供が作った十字架を前に真犯人を捕まえると誓約(これがタイトルになっている)するのだった。
早くも犯人らしき男(ベネチオ・デル・トロの怪演!)が逮捕されるが、老刑事の勘は真犯人は別にいると確信する。
引退した老刑事は真犯人が出没しそうな山中に住み込み、やってくるのをひたすら待つ。その静かな描写、人々との交流の描き方がホントに素晴らしい!
観客はこの老刑事の目と心情にシンクロして同じ気持ちで見守ることになる。
そして衝撃のラストを迎えるのだ。皮肉な、そして残酷な結末を。
監督するために俳優をやっていると言うショーンペン。その才能には目を見張る。ハリウッドの大雑把な環境では決してなしえない丁寧な作りはまさに「映画」なのだ。アメリカ映画の底力はこういうインディペンデンス映画に溢れている。
必見!!意外な大物俳優のチョイ役にも驚くぞ。
ゴースト・オブ・マーズ
日本語版
原題:GHOSTS OF MARS
B級ホラーの大御所ジョン・カーペンター大先生の最新作で大失敗作(笑)とんだゴミ映画になってしまいました。21世紀の第一作目だというのにねぇ。
もう冒頭のショットから腰砕けのミニチュアセット。まあ「これから始まる物語はこの程度ですからねー」と提示してるのかもしれないが(たぶん違う)。
2176年の火星が舞台。入植開発する人間に、煙のような火星原住民が憑依して殺戮を繰り広げるってのが物語の基本設定。
犯人護送中の女警官とその一団が、犯人受け渡しの町でその憑依ゾンビの集団の襲撃を受け、闘いながら逃げるというハナシ。まるっきり西部劇なんですな。それもB級西部劇のSF版。保安官とインディアンの構図だし。昔なら「火星インディアンの襲撃」とかの邦題が付けられてたとこでしょうね。
現在、インディアンと闘うなんて話は絶対に作れなくなったんで、こういう設定にしたんだろーなー、ってのはわかる。
んでまー見所はバトル(アクション)シーンだと思うんだけど、これがまたやっつけ仕事みたいで大雑把。
2カ所だけかな、腕が落ち、首が飛ぶシーン。ここだけ「おおッ!」と(笑)
宣伝文句の「その数百万人!」ってのは全くのウソですからね、どう見ても(笑)
es[エス]
日本語版
原題:DAS EXPERIMENT
1971年米スタンフォード大学で、被験者を看守と囚人に分けて疑似監獄生活をさせる実験が行われた。が、当初2週間の予定が1週間で打ち切られた。看守役と囚人役が本物以上に本物になってしまう事件に発展してしまったからである。現在でも裁判が続いているそうで、この映画は米国では上映禁止になったそうな。
そうです、このドイツ映画はその実験を元にした映画なのです。ちょっと面白そうでしょ?
でもね〜思ったほど面白くないの。なぜかってーと作り物すぎるんだな、構成が。扱ってる事象は実際にあったデータを元にしてるそうでリアルなんだろうけど、キャラクター設定とかがいかにもな作り物。恋愛描写とか邪魔なんだよなあ(女優さん美人だけど)。淡々とドキュメンタリーみたいに作って欲しかった。
主演が「ラン・ローラ・ラン」のモーリッツ・ブライプトロイなんだけど、演技、力みすぎてるし。

2001年モントリオール国際映画祭最優秀監腎賞受賞
2002年アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表
2001年ババリアン映画賞3部門受賞(最優秀監督賞・最優秀撮影賞・最優秀脚本賞受賞)
2001年ドイツ映画賞最優秀観客賞・最優秀金賞受賞

・・・そうかぁ?ところで邦題の「es」ってどーゆー意味?心理学用語?
ヴィドック
日本語版
原題:VIDOCQ
★★★ 2001年にフランスで大ヒットした特撮怪奇探偵映画。監督は「デリカテッセン」「エイリアン4」「ロストチルドレン」でジュネ&キャロ映画の特撮(CG)を担当していたピトフという映像クリエーター。この映画でもマルク・キャロがキャラデザイナーとして参加している。
ヴィドックとは探偵の名前で本編の主人公。実在の人物である。それどころか世界初の私立探偵!荒くれ者から警官になり、独立して探偵事務所を開いた画期的な人。それをジェラール・デカ鼻・ドパルデューがデブデブに演じております。
その主人公が冒頭で死んでしまい(!)、彼の伝記を書こうとしていた青年が事件を解き明かそうと動き回るが、クライマックスで仰天の真実が!!!
それをバンドデシネ(欧風劇画)の実写再現みたいな仰天映像でこれでもかと押しまくった映画。もう合成に次ぐ合成。ほとんどが映像素材のつなぎ合わせ。感触としたら、押井守の「アヴァロン」とか、ピーター・グリナウェイの作品に近いかな、それらをずーーーっとエンターテインメント化した感じ。ちょっとやりすぎの感あり(笑)
でも前半がダレるんだよね。無用なクローズアップの連続にもウンザリするし。後半突如流れもよくなるってのにもったいない。
でも決して観て損はないぞ。
悪魔の呼ぶ海へ
日本語版
原題:The Weight of Water
極悪 百年前の殺人事件を調査にきた女性写真家と作家らしき夫、それに夫の愛人とその恋人と共に船で海へ出る。
調べていくうちに真相が見えてくるが(現代と百年前を平行編集で同時進行していく)、その怨念らしき力で嵐が起き船が波に飲まれてしまう。そこで彼らが見たものとは・・・。
っつーどうでもいい話をどーでもいい脚本と演出でダラ〜リダラリと進行していくダメ映画の見本。
監督のキャスリンビグローは「ブルースティール」「ハートブルー」最近では潜水艦映画「K-19」を撮った才人ではあるんだが。ちなみに以前ジェームズ・キャメロンの奥さんだった人ね。旦那より才能のある人と言われ続けている(笑)
でもこれはヒドすぎる。そういやこの前作の「ストレンジデイズ」も最低だったが。
日本未公開でビデオとDVDのみ発売だそうだし、本国でもほとんど公開されなかったそうな。あったりまえだ、こんなの。
間違っても手に取らないように。ホラーの棚にあるので気を付けられよ(笑)
あ、エリザベス・ハーレーのオッパイがどうしても見たい!って人にはオススメ(笑)
アイズ・ワイド・シャット
原題:EYES WIDE SHUT
スタンリーキューブリックの1999年作品で遺作。
色んな人が推測するような「異常性欲願望」の話でも「夫婦関係」の話でも「やっぱ浮気はダメよ」の話でもなかった。これは「夢」を再現した映画である。
映画には全く登場しない誰かが観ている夢なのである。
冒頭の変に細切れなカットは眠りについて夢が始まったところ、ラストのセリフでのカットアウトは目覚めを意味しているんですね。
タイトルからして慣用句の「EYES WIDE OPEN(目ェ開けてしっかり見ィ)」の逆説でしょ?
だから細かいところに意味を求めても全く無駄です(笑)
それに気づいたのが奥さんのアリスって名前と鏡を見るクセ。「鏡の国のアリス」でしょ。ってことはこの男がまぎれこんだのが「不思議の国のアリス」の可能性が高いと思ったこと。ひょっとして夢オチ?って。「レインボウ貸衣装」に黄色いタクシーで向かうのは「オズの魔法使」でイエローブリックロードの暗喩だから、あーこりゃ間違いなく夢の話だと。
主役夫婦がマネキンみたいな容姿で、絵に描いたような一人娘ってのも夢だからこその願望、変容だね。おそらく全く違う生活をしている人なんでしょう、この夢を見ている人は。
と、後で調べたら原作がアーサー・シュニッツラーって人の「Traumnovelle」っていうんだけど、この邦訳の題名が「夢小説」(岩波文庫)、「夢がたり」(ハヤカワ文庫NV)、「夢奇譚」(文春文庫)で、原作にかなり忠実な映画化らしいことがわかった。なーんだやっぱりじゃん(笑)
夢映画で、鏡とゆーと思い出すのがタルコフスキーの「鏡」だったり、ジャン・コクトーの「オルフェ」なんだけど、この映画はそれに並ぶレベルには至っていません。つげ義春にも追いついていませんね。
残念だけど。
上海ルージュ
原題:Shanghai Triad
極悪 チャン・イーモウの1995年の中仏合作映画。
「紅いコーリャン」「紅夢」とこれで紅三部作というそうな。
1930年代の上海を舞台にしたギャングと情婦の世界を、出稼ぎにきた少年の目から見たっていう内容なんだけど、これがなんとも退屈なシナリオと凡庸な演出。凝りまくった撮影も浮いて空回りしている。
現在世界の映画界のトップのひとりだが、こういう作品もあったということですね。
イーモウの新作は初の時代劇アクションだそうだが、大丈夫なんだろうか。この映画を観ると不安になる。

'95カンヌ国際映画祭 高等技術賞受賞
'95(第68回)アカデミー賞ノミネート撮影賞
'95ゴールデングローブ賞ノミネート 外国映画賞
'95ニューヨーク映画批評家協会賞受賞 撮影賞
'95ロサンゼルス映画批評家協会賞受賞 撮影賞

・・・ホ、ホントかよ。信じられない(笑)
みんなのいえ
模倣と引用の作家、三谷幸喜の脚本監督による映画第二弾。
自分が家を建てたときの経験をドラマにしてみました、という発想からして伊丹映画の模倣である。が、伊丹映画のような面白さ(知的好奇心をくすぐるアイデア)はどこにもなかった。
舞台と勘違いしてるような演技人たちの芝居にも閉口する。
前半で混乱への布石をあれだけ打っておいて、クライマックスがアレじゃあ肩すかしってもんじゃないかい?
ただ、流れを作るのは慣れたもので、止まることなくサラリと最後まで見せる力は大したもんである。
元フジテレビアナウンサーの八木亜希子が意外な好演。こんな可愛い人だったっけ?(笑)
冷たい血
英題:AN OBSESSION
★★ 青山真治の1997年劇場長編4作目、監督・脚本・編集・音楽を手がけている。
石橋凌が刑事に扮したハードボイルド風心理劇、青山流「心の隙間(穴)」論。
新興宗教幹部射殺犯を目撃追跡していた警部補の嵯峨(石橋)は、トンネル内で犯人の三田に撃たれて重傷を負う。一命はとりとめたが彼の拳銃が現場から行方不明になり、その拳銃を使った連続殺人事件が起こる。嵯峨は一人で犯人の追跡を始めるが・・・
なんか宣伝じゃ「バイオレンスの最高傑作」となってたそーだけど、そりゃ全く違う。違うからこそ、観客にもポッカリ心に穴が開いたようになるのだ。あれれ?なんじゃこりゃ、と。
心象風景と現実が混在した演出が全く意味不明にしか見えず、失敗していると思う。
ただ妙に引き込まれる映像の連続ではある。石橋凌の演技は素晴らしい。







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