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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ)
スチュワートリトル2
原題:STUART LITTLE 2
★★★★ あのCGネズミのスチュアート(マイケル・J・フォックス)が3年ぶりに帰ってきた!
前作が素晴らしかったので続編はなぁと思ってたけど、心配無用だった。
すっかりリトル家の一員となって生活しているスチュアートだが、家に赤ん坊が生まれて寂しい気持ち。ある日、スチュアートの車に小鳥のマーガロ(メラニー・グリフィス)が落ちてくる。鷹(ジェームズ・ウッズ)に追われていて怪我をしているのだ。そんな出会いのスチュアートとマーガロの初恋と、マーガロの秘密、そしてマーガロを鷹から守るために空中戦を繰り広げる!
今回活躍するのは猫のスノーベル。笑わせてくれます。
脚本が前作のM・ナイト・シャマラン(「シックスセンス」等の監督)から、「ゴースト・ニューヨークの幻」のブルース・ジョエル・ジョビンへ変わったものの、テイストは全く同じ。安心して観ていられるファミリー映画。前作共々オススメです。
アリーテ姫
英題:PRINCESS ARETE
★★ 超絶技巧アニメ集団STUDIO4℃によるフルデジタル長編アニメーション。
原作はダイアナ・コールズという人が書いたフェミニズムの立場から書かれた童話「アリーテ姫の冒険」だそうで、訳書も日本のフェミニズム団体が作成、朝日新聞でも取り上げられたとか。へえ〜。この映画では直接的にそういう匂いは消されているが。
監督の片渕須直という人は学生時代に宮崎駿に見いだされ、脚本・演出補として宮崎の右腕といわれた人。「魔女の宅急便」での演出補で有名だそうな。この「アリーテ」が監督デビュー作で8年がかりの労作であるという。
どうりでタッチが昔の東映アニメ調、ジブリモドキな感じがするわけだ。
舞台は中世ヨーロッパ風であるが、実はどこかの星の未来の物語らしい。ちなみにアリーテとはナウシカの母の名前だそうだけど、関連づけていいのかな?
世俗から隔離され、城のてっぺんに幽閉されているアリーテ姫は、「女性の幸せは、立派な男性の妻になること」というのに疑問を感じ、自分には何ができるのかを考えている。そこに魔法使いが現れ、王をそそのかし姫に魔法をかけて自分の(廃墟のごとき)城に幽閉してしまう。あるキッカケで姫は自分を取り戻し、自分の力で魔法使いの正体を暴き、村を救う。まあそんなお話。
淡い色調の絵の具を塗り重ねたような美術は素晴らしいものの、アニメーションとしては標準の出来。
シナリオも前半の異様な退屈さには辟易。音楽も含めて。
春の日は過ぎゆく
原題:ONE FINE SPRING DAY
韓国恋愛映画の超傑作「八月のクリスマス(これは必見!)」のホ・ジノ監督による第二作。しかし柳の下にはドジョウは一匹しかいなかったようで。韓国では前作を上回る大ヒットで、セリフを真似るのがちょいとしたブームになったそうだが。へえ〜。
録音技師の純情青年とラジオ局DJの離婚経験のある恋愛放浪者みたいな年上女性との、出会いから別れまでを淡々と描いた物語。ボケた祖母の話を横軸にすえてはいるものの効果的ともいえず、「だからなんだっつーの感」がずーっとあった。
確かに「あるある、こういうの」という多くの人が経験するであろうエピソードばかりなんだけど、それだけなの。そこから一歩も先に出ていない。取材したもん並べました程度。確かに観た多くの人の感想のように、自分の過去がオーバーラップされて胸が痛くなる瞬間がいくつもあるけど、それで映画はいいのか?だからどうだっていう作品としての意志は無いのか。それが非常に不満なんですね。
映像もキレイなんだけどそれだけだし。前作「八月〜」のカメラマンが亡くなったそうで、そのダメージは大きかったんじゃなかろうか。
残念な作品である。
それにしても韓国・中国の女優たちはたたずまいがニュートラルで素晴らしいなあ。日本の芸能人から一歩も出ない連中とはだいぶ差がある。
月光の囁き
★★★★ ヤングサンデーで連載されていたという喜国雅彦の同名コミックを、「害虫」「黄泉がえり」の塩田明彦が監督した1999年のデビュー作。
被虐嗜好を持つ男子高校生と、そんな彼を憎みながらも離れることができない少女の物語。
ふたりは同じ剣道部に籍を置く高校2年生(原作では中学生)。互いに好意を持っていたふたりは交際し始めるが、この少年は秘かに彼女の写真を撮ったり、身の回りの小さな品々を盗んだりしていたり、トイレの音を盗聴録音したりしている。それを発見した彼女は「変態」となじり嫌悪するようになるが、どんな目にあわされても「そばにいられれば幸せ、自分は犬だ」と言うこの少年に、少女からの虐待はエスカレートしていき、困惑しつつも少年から離れられない自分に気づいていくのである。彼女の中にSの血が流れていたことを、少年は本能的に嗅ぎつけたのかもしれない。自覚なきままに彼女をSに調教していたのである。
というポルノ映画にしかなりそうもない物語を、ギリギリのところで詩的な映画に仕上げた塩田監督の力量はスゴイもんである。
ここに書ききれないほどの賞を受けたのも納得の秀作。オススメ。
ワンス・アンド・フォーエバー
日本語版
原題:WE WERE SOLDIERS
★★★★★ 実際にベトナム戦争時、アメリカ軍とベトナム軍による初の地上戦が行われたイア・ドラン谷で起きた戦いを描いた「We were Soldiers Once… and Young(原作者はこの映画の主役でもあるハル・ムーア中佐とUPIの戦場カメラマン、ジョー・ギャロウェイ)」の映画化で、米陸軍第1騎兵師団第7騎兵連隊第1大隊の凄惨な闘いの物語。
第七騎兵隊といえば西部劇でもおなじみのカスター将軍率いる隊が、インディアンとの闘いで全滅した史実。この大隊にその名称が付けられたのは偶然なんだろうけど、皮肉なものですな。
日本の予告編じゃなんかメロドラマチックな売りにしてたけど、まーったく違う!映画の2/3は壮絶な戦場の描写。それもこれでもか!とばかりにスサマジイ男の映画であります。この戦闘が、「プラトーン」へ「地獄の黙示録」へと泥沼化していくキッカケになったんである。
メルギブソンが素晴らしい!ちょっと「コンバット!」のビッグ・モローの感じ。声の吹き替えも素晴らしいぞ。
で、この映画は誰に向けて、誰のために作られたかというと、闘った全ての兵士たちになんですね。この闘いに限らず戦争へ行った全ての兵士たちに捧げられている。そういう視点で反戦を訴えてるんですね。
オススメ!

メルギブソンは出演を拒んでいた「マッドマックス4」に出演決定したんですと!
タイムマシン
日本語版
原題:THE TIME MACHINE
1959年のジョージパル監督作(傑作!)のリメイク。原作はもちろんH・G・ウェルズ。タイムマシンなる言葉もウェルズの発明なんですな(1888年22才の頃の自作の小説で登場したのが世界初)。
この映画の監督サイモン・ウェルズは原作者の曾孫にあたるそうで。元々アニメ畑の人で数々のディズニー映画で助監督、「バックトゥザフューチャー」の絵コンテ描きなどの仕事を長くしていた名うての職人さんで、その仕事ぶりから監督に抜擢されたんですと。抜擢されてから曾孫だったことが明らかになったって。ほんとかよ(笑)
でもねえ、パル版の楽しさには遠く及ばない出来なんですね。それはタイムマシンの時間旅行の面白さが全体の1/3しかないからなんですね。メインは80万年後の世界で。しかも原作には無い要素てんこ盛りで、それが実に安っぽいアイデア。
CGとかの技術はスゲーよ、確かに。みるみる都市が変貌していくさまなんかオオッと目を見張るけどね。でも基本的にパル版の焼き直しだしねえ。手先の技術は進化したかもしれないけど、感動はそういうところから生まれるもんじゃあないんだな。
ブレイド2
原題:BLADE 2
★★★ 「黒いスティーブンセガール」ウエズリースナイプス主演のヒットシリーズ第二弾。原作はアメコミだそうで。それは未読。
前作は冒頭10分だけが面白いという半端な作品だったけど、これは最後までキッチリ見せてくれるぞ。監督が、あの大傑作「ミミック」のギレルモ・デル・トロに変わったのが功を奏しているんですな。
今回は、吸血鬼ハンターのブレイドが、前回闘った吸血鬼軍団と共闘して、リーパーズという死神集団と闘うってなハナシ。
一番面白いのがCGの使い方。格闘シーンで生身とCGが入り交じってるの。モロバレなんだけど実に楽しい。リーパーズの顔ももんのすげーから!
デル・トロ監督がすごいアニメオタクだそうで、この映画も日本のアニメの感じにしたかったそうな。画面構成とかほんとに日本のアニメな感じ。
でも、でもなんである。どこかトロい。スピードが乗り切れてないっつーか。全体の流れにうねりのような高揚感がないっつーか。場面場面はいいのに、全体的にはダルさが残る。それが残念。

デル・トロ監督は大友の「AKIRA」実写版を撮ることが決定している。この人以前に「童夢」の映画化に失敗してるのでどうなるやら。
アイ・アム・サム
原題:i am sam
★★★★★ 7才の知能しかない男が娘を授かった。母親が捨てていったために、この男が育てることになってしまう。
懸命な育児の結果、娘は立派に成長するが、8才になり父親の知能を上回りはじめたころ、国はこの父娘を引き離し里子に出させようとする。知恵遅れに子育ては無理だというのだ。
この物語は、その男が弁護士を見つけ、娘を取り返そうと必死に闘う姿を力強く感動的に描いた、泣きの傑作。ラストシーンでは号泣してしまった。劇場じゃなくてホントよかった(笑)
内容はモロに「クレーマー・クレーマー('79)」なんだけどね。映画の中でも重要なシーンで引用されてるし。さらに主人公は「レインマン('88)」だし。
あのね、とにもかくにも、知恵遅れの父親を演じたショーンペンがスゴすぎる!圧倒的名演!!ほぼ彼の独り舞台でありますな。独壇場。上記2本が下敷きになってるからダスティンホフマンとやたら比較されるそうだけどね。
幼いながらも非常に理知的な娘を演じたダコタ・ファニングも素晴らしい!凛とした美少女だし。大人になるのが楽しみだ。
全編をビートルズの曲をカバーした楽曲で埋め尽くされてんだけど、なんで元曲じゃなくてカバーなんだろ?それは疑問。楽曲使用料が高すぎるのかな?
もうひとつのビートルズ映画といってもいいくらい。
なんせテーマが「ザ・ロング・アンド・ワインディングロード」で「愛こそはすべて」なんだから。
怪盗ブラックタイガー
日本語版
原題:TEAR'S OF THE BLACK TIGER
なんとタイ製極彩色ウエスタン!
しかもタイ映画史上初めてカンヌ映画祭「ある視点」部門正式出品!
なんて無謀な!(笑)
マカロニウエスタンをはじめ、様々な映画のオマージュにしたつもりなんだろうけど、基本的には退屈な大時代的悲恋モノ。
ダサダサの演出も、ベニヤに極彩色のペンキ塗ったセットも、脳味噌が溶けそうな音楽も、異様なガンアクションシーンも、監督がCMディレクターってだけあって狙いなんだろうけど、そういう妙なタッチがワザとらしさと稚拙さが相まって気持ち悪い。
鈴木清順が60年代にカラーでウエスタンを題材に悲恋映画を撮りましたって感じかな。
駄菓子屋の奥隅に忘れられた版ズレした西部劇絵巻って風でもある。
だから、そういう意味でところどころ変な笑いが出るんだけどね。
個人的にはテンガロンハットのアゴヒモをキッチリ絞めてるのがトラウマになりそうだ(笑)
銃器類も変テコで面白いぞ。
セッション9
日本語版
原題:SESSION 9
100年もの歴史があった元精神病院跡地が役所になるというので、改修工事が行われることになった。
最近仕事が少なくなったアスベスト(石綿)除去業者が、格安でその仕事を請け負う。
しかしその廃墟には恐ろしい過去の記録が残されていた。作業員のひとりが、その診療(セッション)テープを見つけ隠れて聴くうちに、封印されていた恐怖が彼らを襲い出す!
てな物語なんだけどね。これが実にわかりづらい演出でイライラしっぱなし。しかも異常な事態になる課程があまりに退屈な作りで眠くなる。
後半からオチにかけて暴かれる恐ろしい真実だの、恐怖だのも作り手だけが「なー怖いだろー、なー」つってるよーでウンザリ。
圧倒的に出来の悪いサイコスリラー。
ブレアウィッチ・プロジェクト
原題:THE BLAIR WITCH PROJECT
★★★ 予想以上の大ヒットとなった米国の自主制作映画。今さら何だってゆーな(笑)こういうのはブームからハズれてから観ないとダメなんだよ。
とまあ1999年にメディアミックス戦略を駆使して作り上げた怪作。ホントならWEBとかテレビ特番とかも観ないと世界観の完結にはならないんだろうけどね。
学生3人が伝説の魔女を撮影するとかで森へ入っていって消息を絶つ。そこに残されたビデオテープがコレだ!、っていう内容。アイデア一発勝負。
いやあこれがよくできてるの。ドキュメンタリーの撮影ってツボをちゃんと心得てる。映像作品じゃないと成り立たなかったという点だけでもこれはまぎれもなく映画になってんでした。すごくリアルに見えるし。ある1点を除いては。
それは編集されてるってことなんだよね。学生たちはビデオとフィルムカメラで撮影してんだけどさ。ちゃんとそれらが平行編集(時間軸をシンクロさせて交互につなぐ編集技法)されてんのよ。おかしーじゃん。ビデオはビデオ、フィルムはフィルムで別々に見せろよ。生で見せてこその恐怖でしょ?
それでも俳優たちの演技は素晴らしい!と思ったら演技じゃなくてマジでビビってたんだそうな(笑)俳優にはわずかなメモだけ渡して、実際に恐怖を体験してもらって、それを自分たちで撮影してもらうという方法だったらしい。そらあ怖がってるわけだわ(笑)
初恋のきた道
日本語版
原題:我適父親母親
THE ROAD HOME
★★★★★ 日本で女性中心に異様なヒットを記録したチャン・イーモウ監督作品で大傑作。米中合作。
このヒットのおかげで過去オクラになってた作品群が続々と公開されることになったのは嬉しいかぎり。
ところでこの映画で少女時代を演じたチャン・ツィイーが個人的に全くダメなんだよう。気持ち悪い〜。生理的に全く受け付けない。なのに超ドアップ満載。個人的にはグロテスク・ホラー、地獄の責め苦。助けてー!ゲロゲロゲロ
とゆー状況なのにこの星の数!女優が違ってたら間違いなくこの倍は星をつけていたでしょう。そのくらいの傑作!ほんとチャン・イーモウ映画はハズレがない(どころの騒ぎじゃないんだが)。
父親が死んで、都会で働く息子が村に帰ってくる。残された母は父の亡骸を伝統通りにかついで帰りたいと言い、布を織りはじめる。そうした中でこの両親が出会った頃の(これが初恋)思い出、出来事を淡々と、しかし強く激しい心の動きを丹念に描いているんだけど、それがも〜まさに映画詩であり純粋映画なの。イーモウ監督の両親がモデルになってるそうなんだけどね。そしてここでも文革批判がソッと語られている。イーモウ監督はよほどヒドイ目にあったに違いない。
撮影がね〜とにかく圧倒的に見事。風景も情景も全てが素晴らしくて、映像だけで涙があふれてくる。
必見中の必見。
ブロウ
日本語版
原題:BLOW
★★★★ 60年代から70年代にかけて米国をドラッグ漬けにした実在のドラッグディーラー、ジョージ・ユング。この男の栄光と挫折の半生を、愛情をテーマに描いた秀作。
主役を演じたジョニー・デップの演技力に圧倒される。やっぱタダ者じゃあありませんな、この人は。
タイトルのBLOWとはコカインと、それを吸引することを指す。
この映画が凡百の麻薬映画と違うのは、それをアクションでも暗黒世界のドロドロでもない視点で描いてることなんですな。ひとりの人間の夢と愛情、そしてその(見返りとしての)喪失があっけらかんと描かれている。そこがイイんですね。ヘタな麻薬撲滅メッセージよりはるかに強烈に響くのであります。
監督はデッド・デミ。残念なことにこの監督は今年(2002年)1月13日に、芸能人バスケットボール大会中に倒れ、そのまま搬送先の病院で亡くなりました。享年38才。

それにしてもペネロペクルスの吹き替えヒドすぎ!素人にもホドがある!誰かと思ったら辺見えみり。史上最悪の吹き替え。こんなのキャスティングしたタキコーポレーション、演出の小林守夫よ、逝ってよし!
山の郵便配達
日本語版
原題:那山 那人 那狗
POSTMEN IN THE MOUNTAINS
★★★ 1980年代初頭の中国山中(奥地)。そこでの郵便配達事情を描いたたいへん珍しい風俗風習&父と息子映画。
なんとそこでは、ひとりの男が背にドッサリ郵便物を詰め込んで、3日も山道を歩いて村々に手紙を届けているのだ。
映画はその郵便配達夫の父から息子へ世代交代するという物語が描かれている。息子は米国の音楽を聴いているような現代の若者。公務員だからという気楽な気持ちで父の後を継ぐ決心をしたのである。仕事の難しさも苦労も何も知らずに。
息子に仕事を教えるため一緒に、そして最後の仕事として山に入る父。そして次男坊という名の犬。
この郵便配達の旅で親子の心が通じ合うようになり、若者は成長し、父親は引退をする。
芝居も撮影も、低予算の日本映画みたいな感触なんだよね。レベルは低い。
でもこの珍しい仕事やら小道具、そしてめったに見れない風景や風習・風俗が目を引きつける。そういう意味では必見。
でも、チャンイーモウの「あの子を探して」を押さえて1999年中国金鶏(アカデミー)賞最優秀作品賞受賞ってのは納得できないなあ。主演男優賞は納得できても。
モントリオール国際映画祭でも観客賞を受賞している。
食神
原題:食神 THE GOD OF COOKERY
★★★ 「少林サッカー」のチャウシンチー(周星馳)の1996年作品。監督第3作目といわれているが単独での監督デビュー作(それまでの2本は共同監督)。
ハデなパフォーマンスで食神と呼ばれる傲慢な男が、身内の裏切りで追い落とされる。無一文となった男を助けたのが屋台の料理人、顔に傷がある女主人。ここから再び食神へ返り咲こうとする。少林寺で修行して(笑)
映画の出来は伝統的ともいえる香港ギャグ映画なんだけど、「少林サッカー」の前哨戦みたいな雰囲気があって、すでに日本のマンガやアニメの影響が濃い。実際に日本のマンガを読んでるキャラが登場するし。
ひっくり返る爆笑シーンがいくつかあるけどココには書かない。自分の目で観て笑ってちょーだい。
チャウシンチーはこの「食神」の続編を目論んでいるというが、それが「少林サッカー」だったんじゃないかなあ。この2本に共通するギャグもあるし、構成も似てる。
洗練度は低いけど、好きな人にはオススメだね。
バンパイアハンターD
日本語版
原題:VANPIRE HUNTER D
タイトルだけ見ると外国製みたいだが、純然たる日本製アニメ。監督(絵コンテ・脚本も)は川尻善昭。劇場公開時は英語セリフで日本語字幕だったらしい。
ハリウッドの映画人に大ウケだったそうで、逆輸入の形で公開されたとかなんとか。
原作は菊地秀行原作の人気小説「吸血鬼(ヴァンパイア)ハンター"D"」のシリーズ第三弾の「D-妖殺行」。キャラデザインは小説のイメージイラストを描いた天野喜孝の絵が元になっている。
もうね、この映画は絵がダメだ、オイラには。全く受け入れらんないや。顔とかさ、なんだこの描き方はとか思っちゃう。ガキゴキした影処理とかね。女性キャラの絵なんか気持ち悪いもん。
物語は吸血鬼と人間のハーフの吸血鬼ハンターが、仕事の依頼で吸血鬼にさらわれた娘を奪還しようとするが、ってものなんだけどね。
アニメは絵が受け入れられないと全部ダメだな。
マジェスティック
日本語版
原題:THE MAJESTIC
★★ 「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のフランクダラボン監督作品で、ジムキャリー主演による「赤狩り批判」&人情ファンタジーの凡作。
新進の脚本家が共産主義容疑で仕事を失う。失意のままドライブにでかけ事故にあい、気が付くと知らない町に流れついていた。記憶喪失で。
その町の人々は仰天する。戦争で死んだと思われていた映画館(この映画館の名前がマジェスティック)の息子が9年ぶりに帰ってきたというのである。
記憶が戻らぬまま父親(と名乗る老人)と一緒に映画館を再建し、町には活気が戻ってくるが、そこにFBIが逮捕にやってくる。
なんかどうにも設定に無理がある気もするし、町の復興とクライマックスの裁判での主人公の発言とがチグハグな印象。ジムキャリーも精彩を失ってるし。やっぱしトムハンクスにはなれない人ですな。
個人的にはヒロインがブ細工なのでダメだったあ。
活(い)きる
日本語版
原題:活着
★★★★★ 1994年製作のチャン・イーモウ監督の超大作で大傑作!ずーっとオクラ入りだったらしく、「あの子を探して」「初恋のきた道」のヒットでようやく公開することができたという。これだけの傑作をオクラにせざるをえない日本の映画興行の貧弱さは悲しくなるね。
物語は激動の中国1940年代から60年代に渡って、ある家族を描きながら、直接的ではないが文化大革命を批判している。
大地主の放蕩息子がバクチで無一文になってしまう。男は影絵芝居をしながら家族と生活していく。間には戦争があり革命があり、世の中は激変していくが、それに抵抗することなく小さな幸せを握りしめて生きていく。
ともすれば陰惨で暗くなりがちな題材を明るく生き生きと(さらにはユーモラスに)描いたところが、チャン・イーモウ監督の偉大さであると思う。もちろん映像美の素晴らしさは今さら言うまでもない。
超オススメ!必見!

カンヌ映画祭審査員特別賞・主演男優賞受賞

*想像なんだけど、娘の出産シーンって米国TVドラマ「ER」第一 シリーズで最初のエミー賞受賞した「生と死と」を引用してるのか?ソックリである。このくだり、もちろん「ER」のほうが先。どうなんだろ?
光の雨 連合赤軍事件
★★ 1972年に起きた連合赤軍事件。第二次大戦敗戦の反動から共産主義にパラダイスを夢想していた時代。そんなありもしないパラダイスを夢見て革命を起こそうとホンキで考え活動していた連中。踏み出す地点を間違えた(もしくは見失った)がために、破滅していった陰惨な事件。オウム事件と違うのは、そこに時代の空気が濃密にこもっていたってことなんだが。
この映画はその事件そのものを描いたものじゃなく、立松和平の小説「光の雨」の映画化をしようとする現在のクルーと役者の葛藤、それと劇中劇となる映画の中身で構成されている。
全共闘の闘士であった立松、そして監督の高橋伴明の「総括」なんであろう。知ったこっちゃないが。
ともかく映画として作りが雑。演技への演出も幼稚。それは伴明映画は全てそーなんだけどね。どこまでいっても2流のピンク映画あがり。
最後の立松のナレーションも醜悪。「みんなホントはいい子たちだったんだね」って狂った凶悪犯に向かってなに言ってんだ。
それでも星2つつけたのは、これがこの事件を扱った初めての映画だから。個人的には長年企画を温めていた長谷川ゴジ和彦の「連合赤軍」が観たかった。
「突入せよ!あさま山荘事件」と対になっているから両方観るのがいいと思う。特に勧めないけど(笑)
少林サッカー
日本語版
原題:少林足球 Shaolin Soccer
★★★★★ 抱腹絶倒の大傑作!!!
本国のみならず、日本でも大ヒットした奇想天外サッカー激闘コメディ。
特に前半じゃ笑いすぎて呼吸困難で死ぬかと思った。そして後半のデビルチームとの死闘のカッケーこと!
こりゃあヒットするわ。何度も観たくなるわな。ムッチャクチャ単純に面白いもん。全世界公開の話もあるとか。
この映画の世界観って「少年ジャンプ」のマンガだね、モロに。それをマカロニ・ウエスタン・タッチ(タイトルバックからして笑える)と仰天の爆裂CGと猛烈ワイヤーワーク、それをギャグとアクションのつるべ打ちで見せるんだもん。娯楽映画の王道ですね。
監督・脚本・主演をしたチャウ・シンチー(周星馳)は、ジャッキー・チェンと並ぶ香港映画界の大スターで、彼が出演するってだけで大ヒットするそうな。
少林拳の達人たちがサッカーをするという破天荒な物語は、W杯フランス大会のときに思いついたんだって。普通のサッカー映画じゃ本物には負ける、では以前からやりたかったカンフー映画と合体させたらどうか、ってのが発端らしい。チャウ・シンチーはブリース・リー・ファンクラブ名誉会長でリーのサングラスコレクションをしているほどのマニアだそうな。映画の主演をするにあたって、1年をかけて体を作ったんだって。
んで、女優さんがいいんだよなあ、特に甘み饅頭屋の太極拳の使い手ムイを演じたヴィッキー・チャオ。トンデモなブサイクって役回り(メイクがすさまじいぞ!)なんだけどスゲー可愛い!と思ったら中国の大人気アイドル。先日、日章旗をデザインした服を着て中国全土から非難を浴びたのが彼女だって(笑)ヴィッキー以外でも特別出演で人気美人女優がトンデモな役で登場している。
アクションがとにかくスゲーと思ってたら、アクション監督が「男たちの挽歌」「スウォーズマン」シリーズ(これ大傑作!)のチン・シウトン!ただごとじゃないわけだ。
もう手放しでオススメッ!!必見!!見逃すな!!
あ、さっそく続編の話があるらしい(笑)

チャウ・シンチー(周星馳)の名前で気づいた人もいると思うけど、ひとネタ。
「不夜城」などで有名な人気小説家・馳星周。彼のペンネームは、周星馳を逆さにしたもの。大ファンなんだそうな。
メン・イン・ブラック2
日本語版
原題:MEN IN BLACK 2
ヒットした前作の正式な続編、つーか柳の下のドジョウ映画。
この映画が前作ほど面白味が無いのは、前作で驚かされた世界観が全て説明済みってとこなんですね。前作がまずまず面白かったのは世界観の異常さでしょ?それが当たり前ってことになったら物語(事件)そのもので楽しめなきゃなんないわけで。それが出来てないの。新たに付け足した世界観の部品で笑わせるだけ。
その部品のいくつかは確かに笑えるんだけどね。だから星ひとつ。
安易だなあと思ってたら、この監督(バリー・ソネンフェルド)って「アダムスファミリー1&2」「ワイルド・ワイルド・ウエスト」を撮った人なんですね。
アザーズ
原題:The OTHERS
「テシス/次に私が殺される」「オープンユアアイズ(バニラスカイの元映画)」で名をあげたスペインのアレハンドロ・アメナバル監督が、トム・クルーズ製作で作り上げた心底退屈極まる幽霊話の駄作中の愚作。
主演はクルーズの元奥さんのニコール・キッドマン。ヒッチコック映画ばりのクールビューティにしようとしたのかもしれないけど、大失敗している。目一杯大根だし。
この映画はオチだけが大事なゴミのようなシナリオなため、オチに至るまで全てが前振りっつー退屈なもの。
観るだけ時間の無駄。







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