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映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ)2002.08.04
アメリ
日本語版
原題:Le Fabuleux Destin
d'Amelie Poulain
★★★★★ 「デリカテッセン」「ロストチルドレン」「エイリアン4」のジャン・ピエール・ジュネ監督による大ヒット作。
寂しい少女期を過ごしたアメリが「幸せ仕掛け人」になって、イタズラみたいな仕掛けで幸せを届け、またそれを邪魔する人には嫌がらせをする。でも自分の恋となると実にオクテ。はてさてアメリの恋の行方は?っつー物語を、これでもか!どうだこれでもか!!ってくらいのトリッキーな映像で組み上げた怪作。
これだけトリッキーな作りでよくまとまったなぁと感心しきり。主人公がビミョーにブサイクなのも可笑しい(可愛いって設定みたいだけどね)。
で、観てて思い出したのが、コーエン兄弟の「赤ちゃん泥棒」と、矢口史靖監督の「秘密の花園」。トリッキー感がソックリ。特に矢口作品にはよっく似てる。「秘密〜」なんかは観てるかもしれないなジュネは。気になる方は「秘密の花園」もドウゾ。
映像の隅から隅まで徹底して作り込まれているところが快感になる映画であります。ちょっとダレる気もすんだけどね。だからホントは星4.5。でもオマケしちゃったい(笑)
あとこの吹き替えは素晴らしい!オススメ。
ジーパーズ・クリーパーズ
日本語版
原題:JEEPERS CREEPERS
フランシスFコッポラ製作総指揮のモンスタームービー。脚本監督の人は誰なんだか。調べる気にもならんわ(笑)
ビデオパッケージに「五感を刺激する恐怖」みたいなコピーがあるんだけど、全くの嘘。インチキ!
夏休みだかの帰省途中の姉弟が、23年に一度23日間人間を喰いまくる化け物に追い回されるっつー話。これがいつの映画じゃい!ってくらいにダルンダルン。
コッポラは自分のデビュー当時のB級映画を思い出したんだろうか。こんなのに金出して。またゾートロープ・プロ(コッポラの会社)潰す気かい(笑)
殺し屋1
★★ 同名マンガの映画化だそうで、あまりの残虐ぶりに成人指定になった、三池崇史監督作品。
泣くと強烈に強くなる殺人マシン「1」が、ジジィと呼ばれる男(塚本晋也)に操られ、暴力団つぶしに奔走するってのが物語の本筋らしい。らしいってのは原作知らずで観ると何がなんだかよくわからんのである。作ってる側ばっかりが了解していて観客にはじつに不親切極まるんですね。構成が荒いとゆーか、稚拙とゆーか。
で、観た目の主人公は「1」ではなく、浅野忠信演じる敵方の極端な徹底したマゾ男。この極端ぶりは可笑しい。ネタバレするので詳しく書かないけど。
他の登場人物もいかにもマンガで可笑しいんだけどね。双子の刑事(松尾スズキのデジタル合成双子)とか。
成人指定くらった残虐シーンってのも、別に成人指定の必要があるのかどーか。ここまでやると完全なギャクなんだけどなあ。これでダメなら他にいっくらでもダメなスプラッタホラーとかありそうなんだけどなあ。不思議だ。
そして観た人の間で話題になってるオチだが、あれは作り手もわかってないと思う(笑)
ま、全体的に構成に難ありの標準作ってとこだね。ロードショーで観るには高い(笑)
テシス
〜次に私が殺される〜
日本語版
原題:TESIS
★★ 「オープンユアアイズ(バニラスカイの元映画)」や「アザーズ」で最近注目されているスペインの俊英アレハンドロ・アメナバル監督のデビュー作(1995年製作。公開は1996年)。当時23才だとか。スゴーイ。
暴力について論文を書いている女子大生が、資料で観た殺人ビデオ(スナッフフィルム)。そこには同級生が殺される姿が映っていた!犯人は誰?主人公にその魔の手が近づいてきた!というスリラー映画。
女子大生を演じているのがロリコンを夢中にさせたスペイン映画「ミツバチのささやき」のアナ・トレント!ひゃーこんなに大きくなっちゃって。面影ありませんね(笑)
監督の年齢、しかもデビュー作ということをふまえるとスゴクよく出来てるし、落ち着いてる。いかにもヒッチコックファンを自認する監督らしい演出がそこここに。ヒッチファンというより、スペインのアルジェント、もしくはスペインのデ・パルマの感あり。
でも、そういうことを知らないと多少ダルイ。もたついてるんでした。
んで最後までタイトルの意味わかりません。誰か教えて!(笑)
1997年ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)・・作品、脚本、新人監督、新人男優の各賞受賞。
日本でも1997年劇場公開。1998年に「殺人論文」というタイトルでビデオ化もされてたそうな。知らなかった(笑)このビデオは再発売で新作でした。
仄暗い水の底から
大ヒット作「リング」の原作者鈴木光司と監督の中田秀夫コンビが作り出した「水漏れ団地怪談」。
離婚調停中の女がひとり娘を連れて、ある団地に越してくるが、異様な水漏れに襲われる。その原因は・・・。という恐怖話。
しっかしダルンダルン。ダレまくりなんですね。カメラが退屈。凡庸。
ホラー映画というのは、アクション映画と並んで唯一現代に残る「純粋映画」でなければならないハズで、こんな要所だけ見せておけば後はいいだろうという安易な(安価な)モノは唾棄すべきだと思う。
途中でネタバレするからサスペンスすら薄い。
主演の黒木瞳も大仰な芝居で辟易。
でもダラっと観てる分には観れるし、ところどころゾッとさせる秀逸なショット(シーン)もあるので星ひとつ。
「リング」と共に、この作品もハリウッドでリメイクが決定しているが、それわかる気がする。ネタはいいのにウマク撮れてないってところが食指を動かしたんだろうな。
千と千尋の神隠し
★★★ 異様な大ヒットを記録して、ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)受賞の宮崎駿監督最新作。
10才の少女千尋が異界へ紛れ込んでしまい、スッタモンダのあげくに元の世界に帰ってくる話。で、大きく2部構成になっている。
第一部とも呼ぶべき前半が特に素晴らしい。異界の湯屋とそこに集う神々のデザイン(形状もキャラクターも)には目を見張る!実に楽しい!ススワタリも大活躍だし(笑)個人的に「首だけ三兄弟」のファンであります(笑)あ、千尋の母親は大嫌い!なんだこの女は。ムカつくなあ。←宮崎の術中にハマってる?(笑)
湯屋で働くことになる千尋が遭遇する苦難もよく描けているし、なにより「未来少年コナン」の少女版のような活躍ぶりが微笑ましい。
美術の描き込みも「トトロ」「ラピュタ」を彷彿させる想像絶する美しさ。ジブリの底力はこういうところに現れているのだなあ。
しかし、しかしなんである。それもヘドロみたいな怪我をした神様(客)のくだりをピークに、急速に失速する。つまり第二部である。
白龍の話と、カオナシという現代の若者の象徴らしいバケモノの話、なのだが、これがヒドク退屈。前半での興奮を誘う「八百万の神々が集う湯屋」という舞台設定から離れてしまったせいかもしれない。離れるというのは違うか。特定のキャラクターに焦点が集まったせいというべきか。
混沌の中で懸命に働き、現実世界へ脱出するためにアタフタする少女、そういう設定で最後まで押し通して欲しかった。
クライマックスでのハクと千尋の記憶の話も、絵で語るべきであった。
というわけで、高評価は前半だけ。劇場どころか、新作ビデオで観る必要も感じなかった。(前半だけ2度観たけどね)
モンキーボーン
原題:MONKEY BONE
人気マンガ家となった男が事故で昏睡状態になり、異次元へ迷い込んでしまう。そこには男が作りだしたキャラクター、モンキーボーンがいてふたりで地上に戻る活躍をするが・・・というファンタジーコメディ。ちっとも面白くないけど。
キャラデザインが「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を監督した人だとかで期待はしたんだけど、全くダメでした。トホホ。
主役のブレンダン・フレイザーもドタドタしてるだけでうっとうしいし。
ファニーゲーム
原題:FUNNY GAME
★★★★ オーストリアから心底神経をいたぶる後味の悪い映画がやってきましたあ!つっても1997年製作。
なんでもこの監督さんは、今年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞したほどの人だそうで。いいのか、こんな悪意の塊みたいな人に賞あげて(笑)
もうね、全く救いが無いの。んで我々観客に話しかけんなー!事件に巻き込むなー!そうです、観客はこの陰惨な事件を椅子に縛られて、ずーっと見続けねばならぬ状況に追い込まれるのですよ。観るといっても残酷描写は写りません。音だけです。うひー、それがかえって怖いっつーの。
ある種観客イジメとでもいいましょうか(笑)
物語はメタフィクション(現実と虚構があいまい)な作りでして、避暑に来たある一家(両親と少年の3人)が、フラリとやってきた悪意そのものにゲームと称して徹底的にいたぶられるというモノなんですね。助けてー!!(笑)
ホラーではなく、サスペンスでもなく、悪意の観察とでもいいましょうかね。いいからコッチ見るなよ、犯人!
とまあ、こういう気分にさせるのは並大抵の演出力ではないんですね。派手さもハッタリもなーんにも無く、大仰な芝居も皆無で。だから星4つつけました。絶対に5つはあげません。なぜなら誰にでもお勧めするわけにはいかない内容だからなんですねー。見て欲しいんだけど〜。ん〜。
ブリジットジョーンズの日記
日本語版
原題:BRIDGET JONES'S DIARY
極悪 愚鈍な32才の独身OLの、独り言とクダラナイ恋愛事情を(少しも可笑しくない)ジョークを交えて描いた愚作。
米テレビドラマの3流品並の出来。見るだけ時間の無駄。
リング0 バースデイ
極悪 あの「リング」の貞子誕生の秘密を描いた、見所の無い駄作。
クズ映画。
多重人格少女 ISOLA
★★ 阪神大震災のボランティアに出かけた超能力を持つ女が、いくつもの人格を持つ少女と出会うことで謎の事件に巻き込まれる。
その少女に棲みついたイソラという人格は何者か、という謎解き中心に描いた全く怖くないホラー。
クライマックスまでは謎と猟奇的な事件がなかなか面白く描かれていてるんだけど、せっかくのクライマックスとラストシーンで邦画の悪いクセが噴出。単なる人情話になってしまっているのだ。非常に残念。
大怪獣バラン
東宝がアメリカからテレビ映画を依頼されて制作したモノクロ怪獣映画の古典。
水から現れ、ムササビ風に空を飛び、地上で暴れるという陸海空制覇の大盤振る舞い(笑)
トーホー・パン・スコープなる珍妙な横長画面だが、これが苦肉の策。元々テレビ用に作ったためにスタンダードサイズだったのに契約破棄になってしまい、このままでは劇場でも公開できないと踏んだ映画関係者がひねり出した作戦なんですね。当時はシネマスコープの横長画面が大ハヤリ。そこで、撮り終わっていたフィルムの1コマ1コマの上下にマスクをかけて無理矢理シネスコ風横長画面にしたわけなんですな(笑)だから怪獣とか頭が切れてます(笑)
この作業をしたのは日本映画にこの人あり!の武田うめさん。ネガ編集の達人としてほとんどの日本映画に携わった偉人であります。
それにしても役者に魅力無ェーッ!!なんだこいつらは(笑)
D
ロシア特殊部隊出身の主人公(日本人=笑)が、ロシアの秘密兵器パワードスーツと大量の武器を持ち逃げして、日本でくすぶっている。そこへ宇宙から謎の生命体がやってくる。その生命体は地球の生物と融合し怪獣へ姿を変え、人間を喰いまくるのだ。
これだとばかりに、その生命体に闘いを挑む主人公と、主人公を手中にしようと目論む日本の政府の暗躍を描いたSFドラマ。
もう設定からしてバカでしょ?(笑)しかも映画をうたってるクセに連続ドラマになってやんの。4話収録。1巻モノみたいなのに「つづく」と出るし。
主人公を正義じゃなく悪漢としている点やら、政府がさらに悪かったりというのが制作者たちの新味なのか?
星ひとつは、町中での怪獣(ヘタな3DCG)の大暴れがなかなか楽しかったので。
陸軍中野学校 密命
★★★ 市川雷蔵主演のスパイもの大ヒットシリーズ第4作(1967年製作)。
今回は冒頭から椎名のピンチで幕を上げる。実は英国のスパイ・キャッツアイを探り出すために仕組まれた密命だったのだ。椎名と新人諜報員が暴き出したキャッツアイの意外な真実とは!
探偵風味のサスペンスとアクションがほどよくミックスされた娯楽作に仕上がっている。
当時31才の野際陽子がキレイなんでビックリだ(笑)
陸軍中野学校 竜三号指令
★★ 若くして死んだ大映の人気スター市川雷蔵主演の現代劇、しかもスパイものの大ヒットシリーズ第3作(1967年製作)。
雷蔵の代表作シリーズでもある。
陸軍中野学校とは日本陸軍の諜報員機関で実在した組織。雷蔵演じる諜報員・椎名次郎が敵国のスパイをつきとめ謀略を打ち砕くのが基本パターン。
だが、この基本パターンに沿った娯楽作品は第2作から最終作の第5作で、第1作だけは椎名が諜報員になる経緯をドキュメンタリータッチで描いた社会派ドラマになっている(ちなみに第1作は増村保造監督作。なーるほど)。
この第3作の指令は、昭和15年和平交渉で上海に向かった使節団が何者かに襲撃暗殺されてしまい、その裏事情を探るために椎名が中国へ派遣される、という物語。
舞台が大陸だけに若干サスペンスもボヤけてしまっているが、今どき見られない面白さがある。
椎名の上司を演じる加東大介がカッコイイ!
欲望
原題:Blow-Up
★★ ミケランジェロ・アントニオーニが1967年にカンヌでグランプリを受賞した作品。
売れっ子カメラマンが、あるアベックの写真を盗撮すると、そこには死体が写っていた。で、どうなるというわけでもなく、そういう物語(笑)
今見ると失笑してしまう(当時の)斬新なスタイルが目白押し。でも音楽(ハービーハンコック)はカッコイイ。
音楽といえば、この映画であの伝説のバンド、ヤードバーズのライブが見られるのである。ジミーペイジとジェフベックが在籍してる黄金期のヤードバーズである。それ見たさだけで映画館に行った覚えあり(笑)
この映画の原題にもなっている、写真の拡大(Blow-Up)によって事件が明るみに出る、というアイデアは、後年ブライアン・デ・パルマの傑作「ミッドナイトクロス(原題:Blow Out)」で引用されている。
岸和田少年愚連隊 望郷
中場利一原作の岸和田シリーズの1本。
今回は利一のオヤジと祖父が中心に、子供時代の思い出が描かれる。オヤジ役に竹中直人。祖父は第一作と同じ落語家の笑福亭松之助が演じている。
監督は三池崇史、脚本がNAKA雅MURAという「DOA」シリーズコンビ。
だが見るべきところはひとつもない。ただまとまってるというだけのこと。
大阪極道戦争 しのいだれ
役所広司主演の一風変わった暴力団映画。1977年製。
極小組事務所を構えるヤクザが、以前世話になった不動産業者の息子のために人肌脱ぐが、幼なじみの対抗組織のヤクザに全部持っていかれてしまう。ガマンの限界となった主人公はシャブ打って、文句を言いに行く。という暴力描写が極端に(つーかほとんど)無い青春映画風映画。
だが画面は空虚で新味もなく、面白くない。
公開当時、今までに無い劇作として話題になったそーで、暴力団映画に新風を吹き込んだそうな(笑)
この監督と主演・役所のコンビでは「シャブ極道(ビデオ題:大阪極道戦争 白のエクスタシー)」ってのがあって、性描写以外で初めて成人指定をくらったことで話題になりましたな。
オイラは元アイドルの仁藤優子目当てで借りただけで(笑)
シュレック
原題:SHReK
★★★★★ ディズニーを解雇された連中がチームを組んで、ドリームワークス製作で作り上げたフル3DCGアニメの大傑作!!
爆笑と感動がノリノリなファンキーさで楽しめること間違いなし!
観るときは絶対に英語版で観るべし。間違っても吹き替え版を手に取ってはならぬ。なぜならキャラが俳優に当てて作られているからなんですね。モロにマイクマイヤーズだし、エディマーフィーだし、キャメロンディアズだし、ジョンリスゴーなの。これが漫才みたいで面白い!
中身には触れないけど、なーんにも知らずにとにかく観なさい!!!必見中の必見!!!細かい芝居も見逃すな!!(笑)
トレーニングデイ
日本語版
原題:TRAINING DAY
★★ デンゼルワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した警察汚職モノ。
若い警官が麻薬捜査チームに志願し、その初日。朝からチームのボスに呼び出される。今日はトレーニングデイだというのだ。
物語はこのふたりをジックリ追って、正義の裏を暴き出す。そしてこの若い警官は・・・という物語。
構成もシッカリしてるし、キャラクターもよく描けているのに、なんでこんなに退屈なんだろう?
実はこの警察の悪徳ぶりというのが、もう今までさんざん描かれた手垢のついたモノでしかないんでした。もう知っているのだ、観客は。
これを観るなら「セルピコ('73)」というシドニールメット監督の大傑作を10回見たほうがいいと思う。
おいしい生活
原題:Small Time Crooks
★★★ ウディアレンの31本目の監督作品。脚本と主演も兼ねているアレン流コメディ。
頭も気も弱い口先だけ男がトンネル掘って銀行襲撃する計画を立てる。仲間と穴を掘るカモフラージュに、奥さんにクッキー屋をやらせるが、それが大ヒットの大もうけ。莫大な資産とハイソサエティな人脈ができあがるが・・・という、いかにもウディアレンらしい皮肉に満ちた作品に仕上がってて、安心してクスクス観ていられる。オチもクスリと笑顔になる仕掛け。
でも、またこれかいっていう感じもあるんだけどね。
ハムナプトラ2
日本語版
原題:THE MUMMY RETURNS
やはり続編には無理があったな(笑)
前作から8年だか9年だか経ってる設定で子供がミイラ事件に巻き込まれる寸法なんだな。
設定やら登場人物が同じだから、そういうところでの面白みは前作で出尽くしてるわけで、そのぶん驚きも少ないんだよね。前作だと登場人物の目で様々な奇々怪々な出来事を一緒に驚くという演出がなされてたわけだけど、これはそれが通じない。またかい、ってなもんで。
それでもロンドンバスとミイラ軍団の追っかけとか、襲ってくる巨大な水の壁とかの特撮は楽しい。
柳の下にドジョウは2匹いなかったのに、まーだ作るか「スコーピオンキング」(笑)観る必要なし。
太陽を盗んだ男
プレミアム・ニューマスター版
★★★★ プレミアムってなんだろと思ったら、単にニュープリントってだけだった(笑)
1978年の長谷川和彦監督の作品で、それ以来今日まで映画が撮れていない。どうやら長年温めてきた企画「連合赤軍」に着手しようと重い腰を上げたみたいだけど、スタッフ集めでどうなるやら。
この「太陽〜」は、大手の娯楽映画としたら傑作だと思う。これだけのモノを作ってなぜ次回作が撮れなかったのかが不思議でしょうがない。ヒットもしたんだし。
中学校の理科の教師(沢田研二)が自分の部屋で原爆を作って、無理難題な要求を出すが、それを追う刑事(菅原文太)と死闘になるという話なんだけどね。
たしかに70年代末期の映画で当時の言葉遣いとかがダサダサに感じるところがあったり、観てて恥ずかしくなるシーンもあるんだけど、それを上回る面白さに溢れているんだよね。アカ抜けてるし。音楽もカッコイイし。
未見の人いたらぜひ一度観てほしい映画だな。面白さは保証する。

撮影の鈴木達磨って鈴木達夫じゃねーか!オイラの好きなカメラマンなのだ。こういうペンネーム(というのか?)で仕事してたんだねー。へえー。
BULLET BALLET
バレット・バレエ
前々から観たかった塚本晋也の98年作品。こんなのなら観なくてもよかったなぁ。
画作りは圧倒的にカッコイイんだけどさ、それ以前になにやってんだかわかんねーよ、コレ。セリフも陳腐だし。チンピラ(ギャング)の描き方も類型的すぎる。
有名人のゲスト出演もダサダサだしなあ。こういうことするヤツだとは思ってなかったな。浮いてるじゃねーか。特に鈴木京香。
拳銃モノってやはり確立されたひとつのジャンルなんだなあと認識を新たにしたね。すげーヘタ、この映画は。
EXIT
日本語版
原題:EXIT
極悪 リュックベッソンが「希有な才能を発見した」とかで、このなんとかいうフランスの新人さんの脚本監督をプロデュースしたそうな。
ベッソンは自作の才能も失っただけじゃなくて、プロデュースの才能すらどっかに置き忘れてきてしまったのだねぇ。
分野はとりあえずサイコサスペンスなんだけどね、退屈でわかりずらくダラダラした事件らしき出来事を、何者かが語っているのを映像化して見せるという物語なんだけどさ。
なんだいこのオチは。これって禁じ手じゃねーのかよ、フランスじゃあ。
どういうことか気になったらビデオ観てちょーだい(笑)一緒に嫌な思いをしよう(笑)
荒ぶる魂たち
抗争勃発編
★★ 三池崇史版「仁義なき戦い」だな、これは。十把一絡げの現代ヤクザバイオレンス。まあ平均的な仕上がり。
決してツマラなくはないけど、特別面白くもないんだな。とりたてて目新しいところもないし。
松方弘樹の田舎芝居には失笑だけどね(笑)こんなヒドクなっちゃったのかい、この人は。
それより!劇場版を収録しろい!未公開部分を収録し2巻に分けましたってのはどういうこっちゃ!水増しじゃねーか!んで2巻が出るのは2ヶ月後。東映、商売が汚ェぞ。
2巻は観ないけどね。
あ、三池監督が役者で出てるぞ。内田裕也かと思った(笑)
修羅雪姫
小池一雄・上村一夫の劇画を原作に、近未来に舞台を変え、(大嫌いな)釈由美子を主演にすえたアクション映画。
まー舞台設定からしてヒドイもんで。鎖国が解けないまま500年が経った日本が舞台なんだけどね、なんで鎖国したままだと北朝鮮みたいになんのさ。頭悪ゥ。
で、主人公らは「隣国」から来て根付いた刺客集団で、全編そいつらの死闘なわけ。関係ないの我々には。勝手にやってくれってなもんで。
だから剣劇といっても支那風のそれで、日本の剣術じゃあない。香港映画とかに憧れて作っただけのバカ映画だな。だったら「ブレード 刀」とかを少しは参考にしろっての。
それでも極悪にしなかったのは、未来都市の夜景の特撮が素晴らしかったから。ホントそれは素晴らしい。あーもったいない(笑)
赤い橋の下のぬるい水
一番ぬるいのはこの映画なのだった(笑)
あるキッカケで東北を訪れたリストラサラリーマンが、ものすごい「潮吹き」の女性と出会いセックスしまくるという内容なんだけどね。どうでもいいや(笑)
今村昌平らしいといえば、確かにそうなんだけどさ。いわゆる艶笑話というヤツですね。
フォロウィング
日本語版
原題:FOLLOWING
★★★★★ 「メメント」のクリストファーノーランがイギリスで自主制作した16mmモノクロの長編(中編?=70分)第一作。
ヌーベルバーグやイタリアンネオリアリスモと同じ匂いがプンプンする傑作!
ノーランは脚本・監督・撮影・編集を手がけている。
尾行する面白さに目覚めた作家志望の青年が、泥棒稼業に巻き込まれていくのだが、実は・・という物語を時間軸を変幻自在に操って表現している。技術的に「メメント」の習作にもなっている感じ。
これを制作中ノーランは企業の広報ビデオ製作会社に勤務してて、20数週間土曜日だけ撮影しつづけたんだそうな。出演者も定職を持つ素人なので6ヶ月前からリハーサルを繰り返したという。フィルム代を節約するため、ワンシーンを長回しで2テイクだけ撮影して、編集で組み上げる方法を選んだ。それがこの映画の成功になり「メメント」に結びつくことになる。
とんでもない才能の新人が出現したもんだがこの才能が、この自主制作映画、「メメント」のインディペンデント映画、に続いてメジャー会社で仕事するようになっても枯渇しないでもらいたいな。次回作はスティーブンソダーバーグがプロデュースすることになったらしい。早くそれも観たいもんだ。
なので必見!!
ロッテルダム映画祭とニューポート映画祭で監督賞などを受賞。
エボリューション
日本語版
原題:EVOLUTION
★★★★ これ元々はバリバリハードな侵略SFになる予定だったそうで、製作途中で前任者が降板、後を継いだのがあの「ゴーストバスターズ」のアイバンライトマンだからさあ大変(笑)。モロに「ゴースト〜」のリメイクになってるんでした。全く同じ構成。ゲストにダンエイクロイドまででてくるんだから。
とにかくクリチャーたちのデザインが秀逸!楽しい!これだけでもう充分よ。基本的に下品だし(笑)クライマックスには大喜びしたぞ。これデカイ画面で観たら楽しかったろうなあ。
お気楽にオススメ!損はしない、保証する!
RAIN レイン
原題:BANGKOK DANGEROUS
珍しいタイ製フィルムノワール。まるで80年代の香港映画みたいだなあと思ってたら、原案・脚本・監督・編集をしたのが香港出身の双子オキサイド&ダニー・パン兄弟('65生)なんでした。彼らは香港のテレビ映画界からタイに拠点を移して活動しているそうな。だからか、モロに80年代B級香港ノワールなの、今どき。目新しいところはタイ語とタイ文字だけなんだな(笑)
聾唖の殺し屋青年が薬屋の娘に恋をする、ってのが物語の骨格なんだろうけどバランス悪くて、チグハグな印象。
でもタイ映画について色々学ぶことができて、それには感謝(笑)ちなみに「タイ映画」で検索してみるとヨロシ。意外なタイ映画史を知ることができるぞ!
バンディッツ
原題:bandits
職人バリーレビンソン監督の最新作は、ブルースウィリス&ビリーボブソーントン競演のギャング映画、のような顔して実はただの男女の三角関係を描いたフヌケ映画なんでした。
とにかくダルダル。男ふたりと女の関係も会話も設定を除けば、使い古しのオンパレード。
第一、物語のオチがかなり早い時期にバレバレになっちゃってんのはどうかと思う。退屈。
星1は名人ビリーボブソーントンに。寝言は笑った。
メメント
原題:MEMENTO
★★★★★ とてつもない才人が登場してきたもんだ!
イギリス出身の31才、クリストファー・ノーランの長編2作目にしてアメリカデビュー作。
原作は弟ジョナサン・ノーランの短編小説で、それをクリストファーが脚本化、監督も務めた。
ある事件をきっかけに10分しか記憶できない障害を持つようになってしまった主人公が、わずかな手がかりから事件の真相を暴こうとする物語。
短いシークエンスが少しづつ過去にさかのぼっていくという今までに見たことのない構成。全体が物語の逆回転になっているのだ。そして続々と暴かれる真相に仰天させられるんである。
観客の脳味噌(特に記憶部分)をかなり酷使させられるのでフラフラになるが見終わったときの満足感は相当なもの。映画のスレっからしでも大満足の超オススメ作。必見!!
サンダンス映画祭を始め10の映画賞で脚本賞・監督賞・作品賞などを受賞している(ノミネートなら30を越す)。







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