×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

←Back to MOVIES


映画やビデオを観たらココ?に書くねー。
最近観た映画orビデオ(★の数が多いほど評価が高い=標準で3つ、最高5つ)2001.11.03
ギター弾きの恋
(日本語版)
原題:Sweet and Lowdown
ウディ・アレン(本名:アレン・スチュワート・コーニグズバーグ)の30本目の監督作品。
創作した人物をいかにも実在したかのよーに演出する彼得意の手法なんだけどね、これも。
ジャンゴラインハルト(これは実在の天才ジャズギタリスト)に心酔し、自分は世界で2番目のギタリストだと言う男。この男、ギターはうまいが人間としては失格なのね。でもある女性と知り合うことによって、自分に目覚めるというヒューマンドラマなんだがね。
これが実にツマラナイ!退屈!どうしちゃったんだろ、ウディアレン。もうボケてきたのか?
あの傑作「カメレオンマン(原題:ZELIG)」の再来を期待したオイラが間違っているのか?
しょっぱなで主人公(ショーンペンが演じている)がギター弾くシーン、全く音と指が合ってない!これでもう完全にダメになってしまいましたーだ。
スターリングラード
(日本語版)
原題:ENEMY AT THE GATES
★★★★ 第二次大戦中最も激烈だとされるスターリングラード大攻防戦(ドイツ対ソ連)で実在したソ連の伝説的スナイパー(400人を狙撃したそうな)と、ドイツのスゴ腕スナイパーの対決を主軸に構成された戦争大作(制作費92億円だとか)。
主人公演じるジュードロウが実に素晴らしい!それと彼と敵対するドイツのスナイパーを演じたエドハリスがもうカッケーのなんの!
冒頭、観客は主人公と共に過酷な戦場へ投げ出されることになるんだが、その演出も美術もホントにスゴイ。あのオープニングですんなりと物語世界に入ることができるんでした。
製作・脚本・監督は「薔薇の名前」「愛人ラ・マン」のジャン・ジャック・アノー。フランス人であります。ソ連側の役者はほとんどが英国人。ドイツ側がアメリカ人。こういう布陣でソ連を主役に映画ができるのが面白い。
ただ、この主人公らの恋愛模様がいささか退屈。情感も薄い。物語を進行させるための布石でしかないせいかもしんない。だったらそんなのなくしたシナリオでもよかったのではないか。そのくらいにダレるし、ちょっとイライラする。
でも、それを上回る緊迫感が全編を包んでいるのは確か。オススメですッ。見てねッ!
ハンニバル
(日本語版)
原題:Hannibal
あれから10年、沈黙は破られた。っつーのが宣伝文句。もちろん、それはあの大傑作「羊たちの沈黙」の事で、これはその続編であります。だが沈黙は破られることなくタダの凡作に終わってるんでした。凡作以下かもしれないが(笑)
とにかくガッカリしたのが2点。クラリス役が変わったことと、レクター教授のキャラクターが変わってしまったこと。
前者は、ジョディフォスターがシナリオ読んで降板となって、ジュリアンムーアに変更になったこと。全然クラリスというキャラクターが成り立っていない。完全な配役ミス!もうそこでコレは傑作にはなりえない運命を背負っている。後者はアンソニーホプキンスにおんぶにだっこな作劇で、全く演出(コントロール)されてないということ。これじゃあ三国連太郎と変わらないじゃんか。役者にまかせっきりじゃ映画のドラマは壊れるんだよっ!
監督は画作りばっかりに集中して本筋を見失う名手リドリースコット。今回はその画作りもシラジラしいや。
面白かったのが2点。ひとつはゲイリーオールドマンのメイク!全く誰だかわからない!(笑)スゴイぞ、これは。もうひとつは有名になったクライマックスの晩餐。もうコントよ、コント。モンティパイソンかと思ったぞ!爆笑させてどーすんだ(笑)
ガールファイト
(日本語版)
原題:girlfight
★★★ これがデビュー作となる監督のカリン・クサマは半分日本人の血が流れているそうで。父親が函館の人だとか。それだけで親近感が沸くのも不思議なんだけどね(笑)。
彼女自身がボクシングの経験者で、最初の映画の題材としてコレを選んだんだそうな。
自分でも理解できないイラダチを抱えた女子高生がボクシングと出会い、未来に光が見えるよーになるっていう話を淡々と描いている。
特筆すべき点が2点。ひとつは映像。この黒ベタにドライブラシで赤をこすりつけて描いたような画面の素晴らしいこと!
それともうひとつは、この映画の主役を演じたミッシェル・ロドリゲスの圧倒的な存在感であるのだ。映画もボクシングも初体験だったという彼女だが、彼女無しでは決して成立しなかったであろう迫力がある。なんか寺田克也が描いたよーなタッチに見えるんだけどね。オイラだけ?(笑)
でも、惜しいかな、多少ダレる。恋愛描写がヘタなのと、重要なボクシングの試合の描写が不完全燃焼なのだ。だからあの素晴らしいラストシーンも今ひとつ生きてこない。実に残念。
それでも一見の価値はある映画だぞ!

サンダンス映画祭グランプリ受賞
誘拐犯
(日本語版)
原題:The way of the gun
『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した脚本家クリストファー・マックァリーの監督デビュー作で、今人気の俳優(『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞)のベニチオ・デル・トロ主演のアクションサスペンス。
これがなんともまあダラダラしてるはモタモタしてるはの退屈映画。
筋立てなんかどうでもいいや。ツマンネーんだから。
それでも星ひとつなのは、終盤の銃撃戦がなかなかスゴイからなんでした。ここだけ拾い見してもいいくらい(笑)でも、それだけだけどね。
スナッチ
(日本語版)
原題:SNATCH
★★★★ 「ロック・ストック・トウ・スモーキング・バレルズ」で劇場映画デビューしたガイリッチー監督の第2作目は、ギャング色めく裏社会のクズ野郎どもを痛快に、そしてアクロバチックに描いた策謀渦巻くアクション・コメディであった。
どういう脳味噌持ってりゃ、こういう演出が、物語が、映像トリックが浮かぶのか不思議でしょーがない。マンガと言ってしまえば楽なんだろうけど、このハジけ方はハンパではない。
しかし、三つ巴の大混戦を描くにはもう少し整理しないと見てて分かりづらいところが多い。それでも、なんだか知らんがスッゲー面白ェーじゃねーかあ!と思わせるところはサスガである(笑)
日本公開ではブラッドピットが主役のよーに宣伝しているが、実は多数の主役のひとりでしかない。しかし、このブラピが演じたキャラがものすごい(笑)壊れている(笑)設定も素晴らしいし、演技設計もお見事なんですね。こういう壊れキャラをやると当代随一かもしんない(笑)
まさに必見。でも英語が理解できなきゃ絶対に日本語版を選ぶべし!!

ガイリッチーは、現在奥さんのマドンナを主役に「流されて(74伊)」のリメイクを製作中だとか。
キャスト・アウェイ
(日本語版)
原題:CAST AWAY
★★★★ キャスト・アウェイとは「難破」のことだが、文字通りこのワーカホリックな男は絶海の孤島で4年という気の遠くなる壮絶な歳月を過ごすことになる。
映画としては、この無人島での男のサバイバルをもっと見たいと思わせるのだが、実は奇跡の生還をとげてからの人生が重要なんでした。なぜなら、人生を難破した男のサバイバル物語だからなんですね。
物語の重要な舞台、無人島でのロビンソンクルーソーより過酷な生活を送るのはトムハンクスのひとり芝居。これが素晴らしい!この映画の発案も彼が出したものだそうだが、今時ひとり芝居でこれだけもたせる事ができる俳優がどれだけいるだろうか?
太めの体が4年後には衰弱しつつも引き締まった体に変身してるんだけど、なんと体重を増やして前半を撮り、1年間撮影を中断して体重を落とし(その間、監督のロバート・ゼメキスは「ホワット・ライズ・ビニーズ」を撮っていた!)、後半の無人島からエンディングまでを撮影したという。
しかし、どうもこの結婚するはずだった女性ヘレンハントが映画になじんでないように思えたんでした。彼女との再会もフジテレビチックだし。基本的に子供なゼメキスには難しかったのではないだろうかね?
それでもあのラストシーンのお見事さには舌を巻く。
とにかく必見の作品。見てちょ!
ルパン三世 風魔一族の陰謀 ★★★ 声優を丸々違う人に変えて作ったOVA(のちに劇場公開)という異色なルパン三世シリーズの1本。当時、山田康雄が激怒したそうな。そりゃあそうだろう(笑)
声優が違うってだけで観なかったんだけどね。これが案外当たりなの!絵がね、旧ルパンなんだよね。設定も旧ルパンの続きなの。そしたら監修が大塚康生!物語のアイデアも彼によるそうな。なーるほどね。
だから見せ場のカーチェイスの出来なんか素晴らしいんだよう!
個人的には、あの傑作「カリオストロの城」の次に推すねッ!(その次が「ルパン対クローン」。だって他にないでしょ、マトモなのが)

大塚康生のホームページはコチラ(コピペしてね)。
「WEB峠の茶屋」
http://www.shiga-web.or.jp/mvj/index.html
ココのgifアニメがスゴイんだ。必見だよ!
バーティカルリミット
(日本語版)
原題:VERTICAL LIMIT
雪山で遭難したブッ細工な妹を救出するために、過去ある兄が一癖ある連中と立ち上がる、ってーまあどうでもイイ話。それを今時珍しいくらいヘタな特撮で描いた駄作。
雪山とスタジオで撮影された人物と照明が合ってないぞ!なんつーズサンな!
ヴァージンレーベルの社長をモデルにした男も類型的で面白みなし。なんか恨みでもあるのか?やっかみか?設定がくだらないんだよ。
ひょっとしてコレ、B・C級の映画なのにA級と偽って広告して売りに出したんじゃねーだろうなあ。どうもそれクサイ。
ジムキャリーはMr.ダマー
(日本語版)
原題:DumB&DumBer
「メリーに首ったけ」「ふたりの男とひとりの女」などでバカを愛情こめて描き続けるファレリー兄弟のデビュー作で、ジムキャリーとタッグを組んだ最初の作品。
デビュー作であることやジムキャリーも若いせいか、ギャグも滑りっぱなしで、どうにも恥ずかしい出来。でも彼らの全てがココに込められているのは確か。
バカコンビの勘違いと思いこみによる純愛失恋ストーリー。
ファレリー兄弟映画の参考資料ってことでね。
サイボーグ009
1966年劇場版
あまりの懐かしさに借りちゃった。
当時テレビシリーズが人気で、それを当て込んでの映画化ではなかったかと思う。007が原作と違って子供になってるのが不満でさあ。でも子供版も石森は描いてるのね、アニメ化にあわせてのことだろうけど。
物語はマンガ版の第一巻をベースにオリジナルな結末をつけてる。それにしても後半、ブラックゴーストに操られてる003の顔がコワイことコワイこと(笑)

最近新しいアニメシリーズが始まったね。それの予知であったか?
新しいテレビシリーズ、009の設定がレーサーから、神父殺しの汚名を着せられた青年に変わってんだけどなんでだよ。
セオリーオブマーダー
(日本語版)
原題:the theory of
the leisure class
極悪 パッケージを読むと「謎の死をとげた四人は、あるハンバーガーショップの常連だった。あのツインピークスを彷彿とさせる謎の物語」みたいなこと書いてあったんだけどさ、この宣伝文句作るの苦労したろうなあ(笑)
たしかに何人か死んでるし、ハンバーガーショップも出てくるけど、特別なーんにも起きないしい、ダーラダラ何人かが会話してるだけだしい、とにかく退屈というのはこの映画のために作られた言葉なんじゃねーかという駄作中の愚作。
1円でも損するぞ。ウソだと思うなら観てみ(笑)
フロム ダスク ティル ドーン3
(日本語版)
原題:THE HANGMAN'S DAUGHTER
懲りないオイラもオイラだがね(笑)
今度は西部劇になっております(笑)過去を描いているということだな。
つーか、マカロニウエスタンがやりたかっただけでしょ、コレ。なんせ過去のマカロニのイイとこ色々再現してんもん。音楽にもセルジオレオーネ大先生の傑作「ウエスタン」のテーマ、あのエンニオモリーコーネ大先生が書いた名曲のハーモニカがサンプリングされてっし。
物語は一緒だから、このシリーズ。ギャングがいて、後半吸血鬼軍団と戦うっつー。
サーガになったっていうから、まだ続くのかな(笑)
世にも奇妙な物語
映画の特別編
総合★ 「映画でしか実現できなかった四つの物語」ってのが宣伝文句。ウソこけ。こんなのテレビでできないほーがおかしいじゃねーか。コレを劇場で観た人はムカついたんじゃないかなあ(笑)

第一話「雪山」☆
手垢のついたネタを三つもつなげて作った雪山怪談。

第二話「携帯忠臣蔵」☆☆☆
携帯電話を拾った大石内蔵助が電話の相手の影響で討ち入りを果たすという物語。これが一番面白かった。そしたら脚本が君塚良一なんでした。納得。

第三話「CHESS」☆☆
コンピューターに負けたチェス名人の青年が、謎の老人に呼び出されチェスの試合をさせられるが、チェスと現実が交錯していくという物語。映像も迫力あって見応えあんだけど、オチが最低。全部台無しになる結末。ガッカリ。

第四話「結婚シミュレーター」☆
あるキッカケで結婚することになったふたり。結婚式場の予約で結婚生活の未来が体験できる機械を試すが、そこで見えた未来とはというお話。オチが効いてるのに、それまでの未来の描き方があまりに通俗すぎて退屈。

物語のツナギ部分(タモリがストーリーテラーになってる所ね)は、三谷幸喜が書いてるんだけど、なんか意味ないよーな気がするなあ。誰が書いても同じじゃねーか、こんなの。名前が欲しかったのか?
余程ヒマで、タダ券でもあったらご覧なさいね。
ふたりの男とひとりの女
(日本語版)
原題:ME,mySeLf&Irene
★★★★ バカを主役にバカ映画を撮り続けるファレリー兄弟(「メリーに首ったけ」等々)の現状での最新作。
今回のバカを演じるのは、ファレリー兄弟デビュー作でもタッグを組んだジムキャリー。
否定することができない気弱で善良な警官が、ある事件をキッカケに内面に秘めた凶暴な人格が出現してしまい、右往左往しながら事件に関わる女性を守るというお話。
もうバカネタのオンパレード。差別ネタが主力のファレリー兄弟の威力が爆発していて、ジムキャリーも発狂しまくり!
このファレリー兄弟。生まれ年以外は全て秘密だそうで、急に映画界にデビューしたという不思議な兄弟。一部でテレビディレクターだったんじゃないかという噂もあるがハッキリしない。不思議だ。
共演は「ブリジットジョーンズの日記」で主演しているレニーゼルウェッガー。彼女がとてもよい!
ダマされたと思って観てちょーだい!
人類、月に立つ 1〜12
(日本語版)
原題:FROM THE EARTH
TO THE MOON
★★★★ トムハンクスの製作総指揮で、アポロ計画のドキュメンタリーをドラマ化したテレビミニシリーズ。
ハンクスは監督(第一話)と脚本数話、そして最終話で出演もしている活躍ぶり。
プロデューサーにロンハワードが参加しているところから、おそらく「アポロ13」制作で集めた資料や特撮技術を使ったのだと思われる。
各話で監督・脚本・音楽が別で独立しつつシリーズとしてのクオリティを保っているんでした。
中でも宇宙を舞台にしたものよりも、月着陸船スパイダーを作った男たちを描いた回などが秀逸!
演出手法もそれぞれの監督さんのアイデアが満載で楽しい。
観るチャンスがあったらゼヒゼヒ観てちょーだいまし。
サイモン・バーチ(日本語版)
原題:Simon Birch
★★★★★ うまれついてのミニミニ少年(身長96cm)サイモンの12年の人生を、親友の回想で描いた爽やかな感動作。
原作はジョン・アービング「オーエンのための祈り」
「友情」「愛」「信仰」そして「英雄」についての映画なんでした。でも深刻ぶらない演出がなかなかイイんですね。
NHK教育で夕方放送してるよーなムードがあります(笑)
親友のお母さんでサイモンの理解者にアシュレイ・ジャドが扮してるんだけど、これがまたキレイで。
『映画的』な描写も見事。ちゃんと映像に意味が込められてますぞ。「この構図は」とか「このカットのつなぎは」とか「この照明は」とか、考えながら観ても面白いかもしれない、ってのは案外大事だったりして。
なんかイライラしたり、スランプになったりしたら、サイモンに会うといいよ。チビだけど、なかなかサエてるガキなんだな(笑)
またね、サイモン!
海の上のピアニスト
(日本語版)
原題:THE LEGEND OF 1900
★★★★★ 「ニューシネマパラダイス」のトルナトーレ監督の超大作。
19世紀末。船で拾われナインティ・ハンドレッドと名付けられた天性のピアニスト。彼は生涯船を降りなかったのでした。この男の物語をトランペッターの回想で綴ってる映画。
全編に流れる音楽は巨匠中の巨匠エンニオ・モリコーネ大先生!!映画音楽で最も尊敬する人であります。
イタリア映画人の作品で英語、しかも音楽がモリコーネとなると、セルジオ・レオーネ大先生を想い出さずにはいられませんな。特に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を連想するんですね。時代背景も同じだし。見比べてみるのも一興かと思う。
この映画は役者がとにかく素晴らしい!ティム・ロス!あんたはホントスゴイ!!
ピアノ勝負の決闘とかカッケー!の。相手の「ジャズは俺が作った」っていう人は実在の人物だそうで。

ネタバレになるから書かないけど、クライマックスでのシーン。あれ、実は・・・
スリーピー・ホロウ
(日本語版)
原題:SLEEPY HOLLOW
★★★★★ ティム・バートンがコッポラに雇われて作った探偵怪奇モノ。
原作は古くから伝わる伝説で、元は気の弱い教師が首なし騎士と出逢う恐怖譚だそうで。
20世紀になんなんとする19世紀末、科学捜査を極めよーとする警官が、それを証明せよとある村に派遣される。そこには伝説の首なし騎士による首斬り事件が起きていたのだった・・・。あとは明かせない(笑)観てちょ(笑)
人工的なセットも効果的で、まるで暗〜い絵本を屋根裏部屋で読んでいるよーな気分にさせてくれる。
主役はバートンとは旧知の仲のジョニー・デップ。彼が素晴らしいキャラクターを造型してる。彼が使う科学捜査機具のデザインも素晴らしい!
画面の独特なカラーは「銀のこし」という技術で、最近では「セブン」などで見られた技法。フィルムの現像課程で銀を洗い流さないことで、独特の色彩と陰影をコントロールする技法なんだけど、じつはコレ発明は日本なんですぞ!大映カメラマンの巨匠・宮川一夫&市川崑監督コンビの「おとうと('76)」で開発発明されたモノなの。ちなみにこの「おとうと」はカンヌ映画祭で高等技術委員会から表賞されてるんでした。
さまよう魂たち
原題:THE FRIGHTENERS
★★★★★ ロバート・ゼメキス監督が製作総指揮、主演がマイケル・J・フォックスという「バック・トウ・ザ・フューチャー」コンビが、ニュージーランド映画界の異才ピーター・ジャンクソンのハリウッドデビューに手を貸した映画。
ジャクソン監督といやあ、「バッドテイスト」「ブレインデッド」「乙女の祈り(傑作!)」などのヘンチクリン・ホラー(コメディ?)で国際的な映画祭で数々受賞して有名になったインディーズな監督さん。(ちなみに「乙女〜」の主役は、後に「タイタニック」で有名になるケイト・ウィンスレット。)
物語は、幽霊を相棒にして霊感商法をするインチキ野郎(マイケル)が町に現れた死神(悪霊)と戦うことになるんだけど、実はその事件の背景には・・・という2重3重に仕掛けのあるお話。
前半がコメディ、後半に至るとホンキのアクションホラーになるという構成もお見事!
オチも素敵(笑)
FBI特別捜査官ってのが爆笑モンなんであった(笑)
死神(悪霊)のデザインやら動きがメチャカッケーの!これだけでも必見だあ!
ドグマ
原題:DOGMA
★★★★★ ケビンスミスの第4作にして、日本で観られる最新作。
カソリック教会から全米上映禁止の抗議が出され、信者に向けて「絶対に見ないよーに!」とお達しがあったそうな(笑)その時点で教会側の負けなんですがね(笑)
これはケビンスミス流信仰の映画で、かなり敬虔な信仰者なんだなあ、と感心するんでした。
1000年前に天国から追放された天使(マットデイモン&ベンアフレック)が、天国に戻る裏技を発見してしまった。彼等が帰ると秩序が壊れ世界が消滅してしまう!彼等を阻止するために、ある女性が選ばれたのだが、それが・・・。
という物語をいつもの下品極まる会話と、ドタバタと、特撮(笑)で描いているんでした。
キャラクターが愉快愉快(笑)13人目の使徒が、美の女神が、んで神様が!(笑)神様のメッセンジャー役のアラン・リックマンが傑作!

ジェイ&サイレント・ボブが重要な役で参加してるぞ!どうすんだ、これからコイツら(笑)

次回作は(現在米国で上映中。日本公開は来年)「ジェイ&サイレント・ボブの逆襲」(!!)
いままでのケビンスミス映画の役者総出演。ベン・アフレックは「チェイシング〜」のホールデンで、マット・デイモンは「グッドウィル〜」のウィル・ハンティング役で出演している。さらにケビン映画で盛んに話題になる「スターウォーズ」からマーク・ハミル&キャリー・フィッシャー、それとジョージルーカス直々に使用許可をもらった本物のライトセーバーまで登場!(笑)
チェイシング・エイミー
(日本語版)
原題:CHASING AMY
★★★★ ケビンスミス作品第3作にして傑作の呼び声高い秀作。全米興業収益最高10位にまでなった。
制作費は2500万円程度のインディペンデント作品だけど、古巣に帰ってこれたようにイキイキしてる。
そもそもケビンスミスは脚本主体でやりたい人で、脚本を他人にいじられないために監督もしているそうなんだけど、この作品からは監督としての腕も確実に上げてるんでした。
ケビンスミス流「純粋恋愛論」といった映画。会話なんかはどこまでも下品なんだけどね(笑)
コンビでマンガ家をやってる、心優しい昔風の男ホールデン(ベン・アフレック)とキレやすい今風の男バンキー(ジェイソン・リー)。コミケで出逢い、ホールデンがホレた女性アリッサ(ジョーイ・ローレン・アダムス)だったが、彼女はレズだった。でも・・・。
各々が持つ特異な性癖やら過去に翻弄される姿を描きながら、もっと単純で純粋な気持ちについて優しく正直に描いてて、ジ〜ンときますぞ。
実はこの映画そのものが、ケビンスミスからジョーイ・ローレン・アダムスにむけたラブレターなんでした(当時、ふたりはつきあってた)。

インディペンデントスピリット賞脚本賞 ケビンスミス
      同      助演男優賞 ジェイソン・リー
ボストン批評家協会賞   主演女優賞 ジョーイ・ローレン・アダムス

ベン・アフレックの親友マットデイモンが、クラークスの主役をやったブライアン・オハロランと共にチョイ役出演してる。
ベンとマットは10才くらいからの友人で、この映画の後学生時代に共同で書いた脚本をケビンスミスのプロデュースで映画化することになる。それが「グッドウィルハンティング」だ。

ケビンスミスはこの映画の後、ティムバートンで映画化するハズだった「スーパーマン・リボーン」の脚本を書いたが、企画がお蔵入りしている。

ジェイ&サイレントボブがまた重要な役で登場。もちろんエンドロールの最後には彼等からのメッセージがあるぞ。「ドグマで待ってるぜ!」と(笑)
モールラッツ(日本語版)
原題:MALLRATS
★★ ケビンスミス第2作目。
「クラークス」の突然の成功でメジャー映画会社から、「ビバリーヒルズ青春白書」のシャナン・ドルーティ主演の青春映画を撮ってほしいと依頼があって作ったものの、全米で大コケ、日本劇場未公開となった失敗作(笑)
舞台をコンビニからショッピングモールに移したおかげで、下品な会話+ドタバタというハチャメチャ映画になったんでした。
ジェイ&サイレント・ボブの大活躍(笑)
この映画の収穫は、この先ケビン映画の常連となる役者たちをオーディションで選んだということなんでした。ベン・アフレックやジェイソン・リーやジョーイ・ローレン・アダムスなどなど。
アメコミファンには見逃せないシーンが!な、な、なんとあのスタン・リー(スパイダーマン、ハルク、X-MENなどの作者)本人が実名で登場して芝居までしているのだ!

ケビンスミス映画は、ニュージャージー・クロニクルというだけあって、登場人物が全作品でなんらかの共通点をもってるので、失敗作だからと見逃せないんでした(笑)
その極め付けが、クラークスでは路上にたむろしてただけのジェイ&サイレント・ボブ(監督自身)
エンドロールの最後に「チェシングエイミー」で会おう!とジェイとボブからコメントされている(笑)







このページの一番上に飛ぶ